追いたい不幸せ。

「本当に好きなら無理矢理時間を作ってでも会いに行くよ」

この世の真髄のような言葉を母親から投げかけられた。

私は追いたい側の人間です。追われると冷めます。好きな人にはずっと理想の人間で居てほしいと思っているけれど私のことを好きになって欲しいとも思う。

だけど一般的には追われる恋愛の方が幸せになれるらしい。そりゃそうだよな、いつ来るか分からない連絡を待ち続けていつ好きになってくれるか分からない時間を費やすよりは自分のことを好いてくれる人間と過ごした方がよっぽど幸せだ。

それなのに私は何で毎回追い続けてしまうんだろう。何で毎回私が居なくても生きていけるような人間を好きになるんだろう。

さっき観ていたテレビ番組、音楽を取り上げていた。その中で別の男を好きな女のことを好きな男の話があった。私もそんな男に好かれてえ〜〜早く楽になりてえ〜〜と願ったものの多分その女は結局自分のことを傷付ける男のことがずっと好きなままなんだろうなと思った。何でなんだろうね、クズ男から離れられない女がこの世にわんさか居るのは。

でも好きな人を追いかけている女の子って可愛いんだよな。どれだけ期待を裏切られようとも待ち続けている女の子って可愛いんだよな。幸せになってほしいんだよな。

ちょうど1年前、私はキケンナアソビを聴いて号泣するとかいう最高にクリープの音楽に助けられているメンヘラ女と化していた時期。結局来なかった男を可愛い格好をして待ち続けていたあの頃の私、今考えると超絶滑稽で超絶可愛かったな。世の中そんな女で溢れているんだろうな。あの頃の気持ちはもう体感したくないけれど、あの頃のような激情を感じられるようなことをもう一度起こしたくもある。

かくいう私ももう20代らしい。20代って一気に老けた感があって嫌です。さっきの番組、世代別人気曲みたいなので取り上げられて居たんだけれど、自分が20代の括りに入ってしまうのがまだ信じられていない。
20代でもクリープ聴いて泣くような恋をしたって良いよね。時にはsumikaを聴いて未来の幸せに甘い感情を寄せたって良いよね。どんな音楽に救われたって自分の人生なんだからそれが1番幸せだよ。

結局何の話がしたかったんですかね。すぐ話題がコロコロ変わるから良くない。恋愛について音楽を通して語りたかったんだよ。うん。


今日は久々にクリープを聴いて眠りたい。
君のその愛がいつか届きますように、その恋がいつか叶いますように。

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