アドリブ: ペンタトニックの次にやること
皆さんおはようございます。
最近、メインのパシフィカの改造をそろそろ始めようかと考えているのですが、リペアショップってやってるんでしょうかね。
という事で、今回はアドリブをやっていて「ペンタトニックで弾いているけど、そろそろ次のレベルに行きたい」と言う人に向けた話をしたいと思います。
おさらいすると、ペンタトニックスケールとは、以下の並びになります(今回はAマイナーかCメジャースケールを取り上げます)。
--5(A)--8(C)--
--5--8--
--5(C)--7--
--5--7(A)--
--5--7--
--5(A)--8(C)--
または、
--12--15--
--13(C)-15--
--12--14(A)--
--12--14--
--12(A)--15(C)--
(--12--15--)
これらは、マイナーの場合は、以下の並びになります。
R-m3-4-P5-m7(-R)(ひ(1=R)ざしこない(1=R)(「日差し来ない」))
メジャーの場合は、以下の通り。
R-2-M3-P5-M6(所謂「ヨナ抜き音階」)
これらはそれぞれ、2とm6、4とM7の2音が抜けているもの、と説明しました。今回はこれらを加えよう、というものです。
と言うか、そもそも「何でその2音が抜けているの?」と思うかもしれませんので説明しておくと、アヴォイドノート(避けた方が無難な音階)と言う音が出現しないように考えた結果がその理由だそうです。
個人的にも、アドリブだけでなくDTMにてメロディラインをこれで構成すると何となく「童謡っぽい」と言うか「懐かしい感じ」のような印象をつける事が出来るため、オリジナル曲の「地元へ帰ろう」のイントロで使わせてもらっています。
まずはマイナーの2(メジャーのM6)から
とは言え、「いや、それでもさすがに毎回ペンタオンリーでは…」と思われる方もいらっしゃるだろうという事で、上記の2音を今回で足していくのですが、「いきなり2音を加えるのはハードルが高い」わけです😅
では、どちらからやるといいかと言うと、個人的にはマイナーの2(メジャーのM7)から加えた方が良いように思います。理由としては、「メロディアスなものが作りやすくなる」からです。
ここで、それを加えた場合の指使いを以下に記しておきますね。
--5--[7]-8-
--5----8--
--5--7-[9]-
--5--7--
--5--[7]-8--
または、
--12-------15--
-[12]-13--15-
--12-------14--
--12-------14--
--12--[14]-15-
(-12--------15-)
上記の通り、マイナーのR(メジャーのM6)を「全音チョーキング」したものと同じ音が加わります。
まずは、これでアドリブをやってみて下さい。メロディアスと言うか、音がかなりキャッチーになるはずです。
残る一音、マイナーのm6(メジャーの4)
上記の「一音足しペンタトニック」で慣れてきたら、残された音である「マイナーのm6(メジャーの4)」を加えます。指使いは以下の通り。
--5-----7-8-
--5-[6]---8-
--5---7---9-
--5---7--[9]-
--5----7-[8]-
--5----7--8--
または、
-12-[13]---15-
-12-13-----15-
-12--14--16-
-12--14--[15]-
-12-----14-15-
(12-[13]--15)
これで、マイナースケール(メジャースケール)の完成です。
試しにこれでアドリブを弾いてみましょう。マイナーは泣きっぽくなり、メジャーはPOPになったのでは無いでしょうか。
ここまで来ると、あとは自由にメロディをつける事で、作曲にも発展させる事ができるはずです。
また、上記の音並びの中に、コードの音(コードトーン)が含まれているのがわかります。「何だかカッコイイな」「上手くいってるぞ」と思ったアドリブには、大抵これらが含まれていたりするものです。
逆に言うと、「アドリブの際は、コードトーンを使った方が、よりメロディアスになる」わけです。
これで、スケールを捉える部分は一旦終了となり、ここから先は「これら以外の場所でも、スケールを押さえられるようにする」と言う方向に発展していきます(1弦3音トレーニング等を行います)。
今回は以上です。いかがだったでしょうか。
少しレベルの上がりが急になってきてはいますが、ひとつずつ消化してから次にいくようにする事をオススメします。何でも「一歩ずつ」ですよ〜
ではまた!😊
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