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おスマホはお仕舞いになって ~食材が泣いているよ~

先日、用があって名古屋へ行きました。
今回はその時の出来事についてです。

午前中で用事が済んだので、せっかくだし名古屋の名物食べるかあと思って駅の地下街をうろちょろしていました。といっても、今は出費を抑えたい時期でべらぼうに高いものは避けたいな、と考えながら飲食店を物色していました。
手頃な価格のきしめん屋さんがあったので、そこに決めました。
やはり今の御時世、"ソーシャルディスタンス”ということで席は一つずつ間隔をとって座るよう促され、ウインドウ越しに地下街の道がみえる横並びの席の、真ん中の席に座りました。

自分の1席空いた両隣には、既に他のお客さんがいました。注文を待っていると、先に右隣の男性に料理が届き、程なくして自分の料理も運ばれてきました。おいしーおいしーきしめんを味わっていたのですが、そのうちあることに気づきました。

隣の人、ずっとスマホいじってね?

決して延々と観察していたわけじゃなくて、あまり広いお店じゃなかったので自然に視界に入ってきたんですが……。前述の通り、隣の人が食べ始めてから自分の注文がくるまで少しのタイムラグがあったのですが、その間も隣の人はずっとスマホぽちぽち。自分が食事を開始してからも、やはりずっとスマホぽちぽち
結局自分が食べ終わるまで、その人がスマホを手放すことはひと時もありませんでした。

緊急の用かなにかで、どうしてもスマホを使わないとならないから一旦食事の手を止めて使う、とかなら別に構わないと思うんですが。
食事の頭から終わりまでずっとっていうのは、さすがに緊急の要件のみに使っていたとは思えません。それに、その人の視線は(自分の感じていたところでは)料理の方に注がれることはほぼ皆無でした。

どう思いますか?少なくとも自分は、「あまりにも、食材と作ってくれた方の双方に対して無礼すぎる」と感じました。
料理に大した興味も示さずスマホのついでに食べるのなら、カロ〇ーメイトとかウイ〇ーインゼリーとかで済ませても別に、構わないんじゃないでしょうか?それらはそういう風に摂取することを想定されているので失礼にも当たらないと思いますし。

ただここは、色んな業種の方が丹精込めて確保した食材を、プロの方が精一杯想いを込めて料理として提供する飲食店だから。その男性がしていたのは、それらの命も従事者も労働も想いも、何もかもを侮辱する行為ではないでしょうか?

思い返してみれば、こういう光景って現代の飲食店だとたまに見かけるものではないかと感じました。やってる人は皆何気ない行為のつもりかもしれませんが、自分は見る度に「全ての食材と、食に携わる人達に土下座して」って思っちゃいますね(。-∀-)ふふっ

「フードロス」や「フードバンク」といった新たな言葉が誕生してきた背景には、現代社会が食の根源的大切さを再認識したことがあるのかなと思いますが、まず一人の人間として「いただきます」と「ごちそうさま」の精神を忘れないようにしたいと思っています。

ちなみにお写真は、その時訪問した熱田神宮の小道です!

ここまで読んで下さり、ありがとうございます(*^-^*)

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