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なんでだろう5連発

(当時テツ&トモが流行っていました)

その1.
文庫本と大きめのムックをお買い上げのお客様に、
「文庫のカバーはどうなさいますか」
と聞くと、
「あ、要りません」
と元気の良いお返事。
では、と、そのまま袋に入れようとすると、
「あっ! そっちだけカバーお願いします!」
と、お客様が指差したのは文庫本……。
なんでだなんでだろう?


その2.
お釣りの小銭とレシートを一緒に渡そうとしていると、受け取るまい、受け取るまいと努力して手が逃げ続けた結果、小銭をぜ~んぶ床に落としてしまうお客様。
レシートを要らないのなら、
「レシート要らない」
と口に出して言うか、あるいは受け取って、自分の手で捨てるか、どちらかしてくれた方が、ずっと早いのに、なんでだなんでだろう?
(そういう人に限って返品しに来たりして 『レシートもらってない』などとおっしゃって、我々はゴミ箱探索をすることになる。 大事な物だから自分の責任において『要らない』とはっきり表明してほしい)


その3.
「カバーは、どうなさいますか」
と聞くと、
「あ、だいじょぶです」
と答えるお客様。
要らないという意味なのは、なんとなくわかるが、何がどう「だいじょぶ」なのだろう?
「カバーがなくても私は大丈夫よ!」
「気遣ってくれなくて大丈夫よ!」
……って感じ?
なんでだなんでだろう?

2020年追記:もはや「大丈夫」は完全に「不要です」と同義語になり果てましたね。
私はこの日本語は好きではありません。
使いません。


その4.
JJ(大きくて重たい女性誌ね)を買って、
「プレゼント用に包装してリボンつけてください」
とおっしゃった若い男性。
マジっすか。
雑誌をプレゼント包装したのって、書店員歴7年間でこの時1回こっきりです。
彼女へのプレゼントですか?
私なら雑誌をプレゼント包装したものをもらったら……たぶん別れます。
なんでだなんでだろう?


その5.
代金を入れていただくためにレジに置いてある小皿。
小銭を拾いやすくするために、ゴム(?)かプラスチック(?)の繊毛(?)がある。
かなり多くのお客様が、その小皿に「これから買おうとしている本」を乗せる。
文庫なら、なんとか入る。
でも、かなり大きい本でも、どんなにはみ出しても、無理やりにでも、小皿に乗せる人が多い。
そしてもっと多いのは、わざっ……わざ!
小皿をよけて、そのすぐ脇に小銭をじゃらっと置く人。
なんでだなんでだろう?

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