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人気エログ作るなら、必ず知っておきたい5つのこと。

「プロデューサーは大人にならないと出来ない」と庵野秀明は言った。

先日、アマゾンプライムビデオで”エヴァンゲリオン”の庵野秀明と「ドキュメンタル」などのオリジナル番組を作っている松本人志の対談があったので視聴してみた。

ぼくはテレビ版のエヴァンゲリオンをリアルタイムで見て育った世代だし、ダウンタウンがテレビの黄金期にやっていた「ダウンタウンのごっつええ感じ」を見て育った世代なので興味深く見ていたのだが、動画の中で一番印象に残った言葉があった。

庵野秀明が「ぼくはディレクターだけではなくプロデューサーをやったから大人に成れた」と語っていたくだりだ。

ぼくは12年の間、エログというアダルトジャンルのブログを運営してきた。

その中でレベルの差こそあれ、曲がりなりにも創作に携わってきたのでディレクターとプロデューサーの違いが何なのかはすぐに分かった。

ディレクターは編集が仕事なので記事を好きに編集して完成度の高い記事に仕立てれば良い。

創作が好きな人にとって編集は楽しいことなので苦にはならない。

対してプロデューサーは「産みの苦しみ」とよく言うが、どのように創作物を一般化して人々に伝えるかを考えに考えて、時に「大人の決断」を行い作っていく必要がある。

ディレクターは好きなことをしていれば良いが、プロデューサーは嫌なことも時にはしなければ成らず、プロデュースを行っていく過程で苦い経験をすることも良くある。

そういう意味でディレクターは子供でも出来るが、プロデューサーは大人にならないと出来ない、と庵野秀明は語っていたのだろう。

もし、そうであるならば、プロデューサーであることは人気エログを作る上では絶対必要な条件なのではないか、と同時に思った。

エログをプロデュースするには何が必要なのか?

エログをプロデュースする上で必要なことが8つある。

①エログの基本コンセプトを考える。
②エログのターゲットユーザー層を決める。
③エログのタイトルを決める。
④エログを基本コンセプトに沿ってデザインする。
⑤エログをSEOする。
⑥エログの記事を書く。
⑦エログのアクセストレードをする。
⑧エログを世に広める。

ざっとこんな感じだが、そのエログがヒットするかどうかは①~③の段階でほぼ決まると書いて過言ではないだろう。

それくらいコンセプトは重要で要は「閃き」が無いとエログは成功しないのだが、次いで重要なのが⑦と⑧である。

ちなみに④~⑥は外注できるのでしても良いと思う。

いくら創造的な閃きがあったとしても、アクセストレードと宣伝効果がないとエログをヒットさせることは難しい。

かつて「アナザースカイ」というテレビ番組で幻冬舎の社長の見城徹が出演していた際にヒットの4条件を語っていたことがある。

それは「オリジナリティ・明解・極端・癒着」の4つだ。

さしずめ、オリジナリティと明解、極端であることはコンセプトの項目だ。

最後の癒着の部分がアクセストレードと宣伝効果である。

エログをプロデュースする上ではどれも必須の条件だが、エログをディレクションすることだけに価値を見出す人は、そこから先の段階に進むことは出来ない。

また、エログを運営する上で創造的な人は先の3つである、”オリジナリティと明解、極端”までは得意なのだが、最後の”癒着”を作り出すのが苦手な人がいる。

まさにぼくがその典型的な例だったが、エログをプロデュースするには泥臭い営業まわりみたいな事も時には必要だ。

ツィッターやブログのコメント、メールなどを駆使して、癒着を作り出すのだ。

ぼくがよく引き合いに出す、大物エロガーだったK氏のような人がいれば話が早いのだがそうでも無い場合は地道にコネクションを築いていく他はない。

そういう地道な営業活動が得意な人ほどエログを長期間運営していくのに向いている。

創造的な仕事が得意な人はそういう営業が得意な人を味方に付けることが出来ればエログをヒットさせることが出来るかもしれない。

逆に営業活動が得意な人は創造的な仕事が得意な人を味方に付ければ良いだろう。

ほとんどのエロガーは兼業か専業の個人事業主なので、それぞれが独立していてアダルトジャンルはとりわけ個性的な人が多い。

そういう曲者たちを束ねるのは容易な事ではないが、エログをプロデュースするにはそういう容易ではない仕事をこなす必要がある。

巷では月100万円稼ぐアフィリエイターとか、アダルトアフィリエイトで3億稼いで家建てたとか、景気の良いことを書く人がいるが、誰でも簡単に出来るのであれば、そもそもそんな高収入が得られるはずがない。

高収入を稼ぐのは容易ではない。

だからこそ、みな高収入に憧れるのだ。

エログをプロデュースするとは何を意味するのか?

庵野秀明が”エヴァンゲリオン”をプロデュースする上で何を考え、何をしてきたのか、はNHKの”プロフェッショナル 仕事の流儀”の「庵野秀明スペシャル」で放映されていたので見て欲しい。

ちなみにアマゾンプライムビデオの「さようならエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」もほとんど同じ内容だ。

だが、綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーのような「ロリータ」と書いていい美少女キャラクターを庵野秀明が好き好んで登場させたとは考えにくい。

庵野秀明は「自分の好きなものは大体みんな面白いと思わない。」

と語っていたが、自分の好みではなく、コンテンツをユーザー層の好みに合わせることが創作物をプロデュースする上では絶対必要だ。

つまり、自分の我を通すのではなく客観的にみて必要ならば、柔軟にユーザー層が求めるものを追求する姿勢が必要なのだ。

プロフェッショナルはアマチュアのように自分の作りたいものを作るのではない。

人が求めるものを作るのだ。

例えばぼくが運営していた「無毛な俺」というエログがある。

これはいわゆるハイジーナ(パイパン)にした女の子が主コンテンツの動画や画像を紹介するエログだったが、ぼくが無毛な女の子がむちゃくちゃ好きかというとそうでもない。

無毛にしてたら、ちょっとラッキー。

それくらいの普通の性癖の持ち主が無毛ブログを作ろうと思ったら、それなりに真剣にそのジャンルについて学ぶ必要がある。

プロデュースする、とはそういう事だ。

エログを運営していたら、我慢や忍耐が必要な時が必ずやってくる。

嫌な奴と出会うこともある。

そういった事を乗り越えていく事がつまりプロデュースする、という事だ。

エログの基本コンセプトを練るためのコツ。

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