日本人ボクサーの打たれないボクシングを考える

*これは私と、友人のメッセージのやり取りからの抜粋です。

打たれないボクシング、大事ですね。
キッズの頃は打たれたらすぐ止められちゃうので打たせずに打つことを徹底して叩き込まれ、その中で強い子、優れた選手がトップになりますよね。
その延長に今の日本人王者たちや安定王者は実現しているのだと思います。

私の場合ですが、黄金の中量級や若きタイソンをライブで見てボクシング観が育ちました。
そして日本のボクシングを遅れて見始めるとディフェンスが疎かなボクサーばかり。
それというのもジムで教えてないんですよね、ディフェンス。

◯◯ジムも私が通っていたジムも高校ボクシング部も皆そこは当時同じです。
オフェンス技術の指導やトレーニングはするのですが、ディフェンス技術は軽視されているような具合でしょうか。
ディフェンス技術の指導が難しかったのかもしれませんが。
私は自身のオフェンスを自身で守り切る同等のディフェンスを皆持たなくてはいけないと思っていました。

過去に見る日本人世界王者は初防衛で負けてしまうような場合にはディフェンス面に問題がありました。
世界レベルではディフェンス力が低い方が負ける可能性が高くなります。

青木勝利さん、赤井英和さん、高橋直人さん、渡久地隆人さんなどはオフェンスに抜けたものがありつつ、サバイバルマッチにディフェンス面で劣り敗北を喫し世界タイトルも残念ながら獲得できませんでした。
ただタイトルを防衛する様な王者はどの時代も日本人トップクラスのディフェンス力を身につけています。

先日の田中恒成くんのボクシングはディフェンス技術があるというより、ディフェンス意識の強さが前に出ている様相で、まだ攻防一体とまでは言えないものでしたので、尚弥くんや中谷くんのそれとは違いが感じられたと思います。

どのようにディフェンスを身につけるか、具体的な方法もまたお会いした時にでもお話ししたいですね。

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