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「肯定」って、“褒める”でも“自信を持たせる”でもないのでは?

「ありのままのあなたに、自信を持とう!」

そんな言葉に、もやっとしたことがある人がどのくらいいるでしょうか?

友人と話をしていて「あなたは素敵な人なんだからもっと自分に自信を持っていいよ!」と言われて傷ついた、という話を聞いた。

この話はたぶん、自己肯定感が低い人でないとスッと入ってこないと思う。友人の話を聞いて「自分を好きになること、自信を持つことが最適解ではないのでは?」と思った。

「自分の顔が嫌い」な私でもいいんだよ、って言ってほしい

いきなりで申し訳ないが、私は自分の顔が嫌いだ。

「えー!今のままでも十分可愛いから大丈夫だよ!」

そう言ってもらえるのはありがたいかぎりだけど、今日は自分の顔を自慢したいわけではない(笑)。

他人に私の顔がどう映ってようが、結局、私が自分の顔を好きではないことは変わらない。(もちろん褒められるのは嬉しいし、ありがたいけど。)

褒めるでもダメ出しをするのでもなく「私は、自分の顔が好きじゃない」その事実を受け止めてもらえるだけでいい

だから私は、友だちが「整形したい」と話してくれたら、

「私は今のままでもステキだと思うけど、あなたはここがコンプレックスなんだね」

と、伝えるようにしている。(整形の良し悪しは置いておいて、)相手が抱える悩みやコンプレックスを、いったん受け止めることが大事なのではないか。

「ありのままの自分」を愛せない人だって山ほどいる

結局、人それぞれの悩みがあるし、人の悩みを完全に理解することは難しい

明るい人に見えても、実は自己肯定感がめちゃくちゃ低い人もたくさんいる。「ありのままの自分」を愛せない人も多い。

「ありのままのあなたが素敵だから、あなたのままでいなよ。もっと自信をもちなよ」という素敵な励ましも「自己肯定感が低い人にとってはネガティブな自分を否定されたと感じる」と友人から聞いて、なるほどなと。

相手を褒めたり、自信をつけたりすることに目が行きがちだけど、本当の“肯定”は「フラットに受け止める」ことなのではないかと。

相手のことを否定せず、だけど、必要以上に肯定もせず。相手のそのままを受け止めてあげる。それだけでいいんじゃないかな。

そんなことを思った出来事だった。

(私がめちゃくちゃ自己肯定感が低い話はこちらのnoteでも👇)


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