鬱気者(うつけもの) #3 幼少期のこと

寝る前に目を閉じると、暗闇の中に色とりどりの光が見えていた。
色とりどりの光が辺り一面真っ暗な世界を走るんだ。
幻想的だった。暗闇は好きではないが、あの光景は好きだった。

いつからか見えなくなって、
いつからか私には「暗闇で目を閉じれない」状態にある。

眠りにつく前段階ができない。
目を閉じることができない。
そもそも私に、眠る権利などあるのか。
私に、休む権利などあるのだろうか…


わからない。わからないんだ。


幼少期から、夢をほとんど見ていない。
「眠りが深い」といえば聞こえはいいが、
その実「深い眠りに慣れているから、たまに夢見ると寝不足で調子悪い」。
寝つき悪いのもあって、あんまり寝れていない(睡眠時間が短い・睡眠の質が良くない)気がする。


幼少期は毎日きちんとお風呂に入っていた。
夜寝て朝シャワー浴びる、って形でも良しとしはじめたのは中学だったかな。
死後(交通事故に遭って以降)は、病院が「週に3回」だったから、1,2日入らなくても通常運転になった。
「周りからなにか言われそう」だから出かける前日にシャワー浴びるかな、ってくらい。
自分は汚くていい。
お風呂で落とせない「汚れ」があるのだから、お風呂入ってもそこまで意味がない。


友達付き合いってものがわからなくて、親しくしてくれた子にいつもズケズケ話していたな。
それは今も変わらないけど…


ヒステリー球(喉に球体が詰まっている感じがするやつ)があったこともあったなあ
「なにかに集中しているとき」はいいんだ。ヒステリー球もおとなしくしてる。一段落して一息ついて、あれ?と思ってヒステリー球を気にすると、気になって仕方がないね。
ヒステリー球は身体に原因があることは少ない。そうだ。
ストレスなど精神的なものが影響する。


私は生きづらかった。私は生きづらかったんだなあ。

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