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はじめてのカラーセラピー

はじめに 

私たちの周りは色であふれています。
色のない生活はありえないと言っても過言ではありません。
普段、私たちは何気なく色を目にしていいますが、
それらはひとつひとつが意味を持ち、私たち人に影響を与えています。

例えば「赤い色」は、体温や血圧を上昇させますし、
「青色」は逆に下げたりするということが、
現代の研究では科学的に解明されています。

古代の人たちも、太陽がなければ人は生きていけないと知っていて、
光、つまり色を健康のために取り入れてきました。
例えば色のついたガラス瓶に水を入れて、
太陽にあててから飲んだという記録があります。

エジプトのクレオパトラは、緑色のマラカイトをアイシャドーにしていました。呪いを防ぐためと言われていますが、これも実は眼病予防のためだったと、近年になってフランスの研究チームが解明しています。

医学の父と呼ばれる「ヒポクラテス」は、はじめて、
人の体に現れる「色」から病気を診断した人です。

私たちの目から入った光(色)は、私たちの脳で再現されます。
そして、再現された色を通じて、さまざまなことを思い浮かべます。

赤ならば血とか夕日などを思い浮かべるかもしれません。
そしてその赤い血の色からは「生命」を、赤い火からは「エネルギー」を
思い起こすかもしれません。そしてエネルギーは「進化」や「革命」を感じさせる。

こんな風に、一つの色からいろいろな意味が連想されますが、
カラーセラピーで用いられる色の意味は、どの時代でも、どの地域や国でも、どの年代の人でも連想できることが基本条件となっています。

ではなぜ、色の意味が、共通に理解できるのか
不思議に思いませんか?

例えば、「赤い色」と「青い色」を思い浮かべてみてください。

その思い浮かんだ赤い色と青い色
どちらの色があたたかいと感じますか?

大抵の人は「赤」と答えると思います。
でも、それは学校で習ったのでしょうか?

たぶん習ったのではなく、なんとなく知っていた、とか、
自然に思い浮かんだと答える人が多いと思います。

私は、カラーセラピーのせミナーでも同じ質問をするのですが
もほぼ同じ答えが返ってきます。

そう、人は生まれながらにして
「赤色はあたたかい」と知っているのです。

心理学の世界では、これを「集合的無意識」と呼んでいます。
潜在意識よりもっと奥にある領域です。  

そこから派生した色の意味が、共通した言語に生まれ変わるのです。

色彩心理学では、色は誰にでもわかる国際語=ユニバーサル・ランゲージだと言われています。

また、近年では、目に受けた光(色)は、直接 脳の中のホルモンをつかさどる部分を通り、体に直接影響を与えることもわかってきました。

脳を通る光の刺激は2つのルートに分かれて、
それぞれの役割を果たすというものです。

カラーセラピーとは

カラーセラピーは、上記のような色の心理効果や生理的効果を利用して、
カウンセリングを行い、心の状態を読み解いていく手法でもあります。
カウンセリングによって診断し、必要な色を補うアドバイスをしていくのです。

その際、色のバランスを取っていくのですが、それは
心の健康を維持し、体の健康にもつながっていくのです。

「病は氣から」と言われるように、心が原因の病が
大部分を占める場合もあるので心を健やかに保つことは、
現代のストレス社会では、より重要になってきています。

カラーセラピーは、以前は日本語で「色彩療法」と訳されたりしましたが、その後、薬事法で「療法」という言葉が使えなくなったりしました。
今はでカラーセラピーという言葉も充分通用する時代になりました。

カラーセラピーの方法は、まず色を使って診断をして、
現状を認識するところから始まります。
問題や課題があればそれを解決し、それから、
さまざまな処方と関連付けていきます。
大まかには、カウンセリング→アドバイス→ヒーリングという
流れになります。

カラーセラピーの可能性

また、カラーセラピーは心の健康以外でも活用できます。
カラーセラピーは占いではありません。
色を選んだ人自身の心理面を読み解いて、問題点に気付いたり、
時には未来への希望や向いているものを導き出し、
マインドを刺激することもできます。

色を使ってやる気を起こし、自分で未来を創り出すために
自己啓発をしていく方法もあります。
カラーセラピーは癒しだと思われがちですが、その他の目的において、
日常生活でもビジネスでも充分実践できる手法でもあります。

カラーセラピーを説明しようと思うと、あらゆるジャンルに関係するため、膨大な時間がかかってしまいます。

今まで、個人で講座を開催するだけでなく、
企業や団体、自治体、福祉関連では、「心の健康」をテーマに
「カラーセラピー」のセミナーを行ってきました。

そこでは、30人から100名ほどの、主にカラーセラピーが初めての方たちを対象に、カラーセラピーを簡単に紹介して、実際に色を選んでいただく。
そして、色と心の関係を知って、日常の生活に役立てていただけるように
お話をしてきました。

その内容は、会場の雰囲気や参加されている人たちによって
変えているのですが、基本は同じです。そこから、一部をランダムに
抜粋しながら、カラーセラピーについてお話していきたいと思います。

≪カラーセラピーとは?≫
≪歴史から紐解くカラーセラピー≫
≪色の意味の成り立ち≫
≪実際に色を選ぶ≫
≪ヒーリングについて≫

《カラーセラピー(カウンセリング)を受けたい時は》
《カラーセラピストになりたい方は》

《ハートアップコミュニケーションについて》


ここまでは、20年に渡り、私がセミナーなどでレジュメとして、受講された方たちに実際にお渡ししてきたレジュメとほぼ同じ内容です。

この先の講義内容は、主催側の意図や要望、集まった方やその場の雰囲気のノリで、結構ランダムに話してきました。

そこから抜粋しながら、有料記事か音声にしていきたいと考えています。
少しずつの更新となるでしょうけれど、興味を持っていただけたら幸いです。

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