これまでの26年、これからの●年

幸せな人生を生きていくために足かせになる思考が自分にはたくさんあるということはこの歳まで気づかなかった。
この歳で気づけたことはむしろ幸せなのかもしれないけど、そんなこと知らなくたって、息を吐くように幸せな人生を歩んでいく人はたくさんいる。
そういう人と自分の違いはどこにあるのだろうとふと考える。
家庭環境、育った環境、いろんな要素があるだろう。
仮にその答えのひとつが家庭環境だったのだとしても、私は親を責める気は毛頭ない。
自分が生きていくだけでも精一杯だった中で、私という宇宙人をここまで育ててくれたことだけで、母にはもう十分に感謝している。
親子共々、やっと生きていた15年近くの間、私は随分と苦労を背負う思考を身につけたようだ。
ラクして幸せになるなんて、絶対にあってはならないと思って26年間生きてきて、24年目に差し掛かるあたりで、その思考は思いもかけない形で私の人生に影を落とした。

そこで影を落とされたからこそ、私はそんな自分の積み重なってきた不幸思考に気づくことができたのだし、今となってはその出来事にも対象人物にも感謝してやまないが、その思考をリセットしてから、実際に自分の人生にプラスの影響が出始めるまでには、どれほどの時間がかかるのだろうか。
26年分の膿を、まるまる2年近くかけて落としてきたわけだが、落としきった自分に、これまでの26年間と違う未来が約束されているのなら、それはいつ、私の目の前に現れるのだろう。
地の時代の終わりとともに、私の苦労魂も昇華して、風の時代にふさわしいマインドで軽く生きていきたい。

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