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占いが当たるのは

占いは根拠がオカルトです。
占いが当たることに科学的な理由はありません。
根拠がオカルトだから当たるんです。

占いが当たるのは単純な話なんです。

占いのおもしろポイント=誰にでも当てはまること

私が占いに興味を持ったキッカケのひとつは、とある心理学者の記事を読んだからです。
「占いは誰にでも当てはまることを言っているから当たっていると感じる」とバーナム効果のことが書かれていました。

興味が湧いたのは、変なことを書いているなと思ったからです。

学者って「誰にでも当てはまること」を調べる職業だと思っていたので、「誰でにも当てはまる占いをどうしてこの人は否定的に書いているんだろう」と不思議でした。
「どうして便利だなって思わないんだろう?」とその心理学者の心理がよく分からなかったんです。

「誰にでも当てはまること」
むしろ私はそれ知りたいんだけど、と思い、占いに俄然興味がでてきました。

シャーロック・ホームズのようなテクニック

そこで、はじめコールドリーディングができるようになりたいなと思いました。

コールドリーディングとは、初対面の人の過去や心を当てるテクニックのことです。
例えば、シャーロック・ホームズが卓越した観察力で相手の情報を推理する、あれがコールドリーディングです。
それができたらとてもかっこいいなと。
ですが、シャーロック・ホームズは天才なわけで、凡人の私にはとても難しいものでした。

占いの講座では当たることは学べない

次に、占いの講座では「誰にでも当てはまること」を自然に身に着けることができるようカリキュラムが作られているのでは?と思いました。

ところが占いの講座では、コールドリーディングや話術のことって全く習わないんです。占いを学んだことがある人は分かると思うのですが、人それぞれ性格や考え方はバラバラだと習います。
逆に「誰にでも当てはまること」をいかに省けるかが、占いのコツでもあります。

占いの種あかしをすると、もっと簡単な話です。
バーナム効果の利用やコールドリーディングのテクニックよりももっと単純なことをしています。

四柱推命は陰陽五行説っていうフレームワークを使っています

占いを習って思ったのは、占いはフレームワークを使い性格や運勢を整理する思考法なんだな、ということでした。
占いは大昔に作られた思考方法です。
だから、誰にでもできるし、誰にでも当てはまります。

思考方法やフレームワークは、網羅的に現状や課題を分析し、より良い結果を予測するための方法です。
例えば、PDCAサイクル、ロジックツリー、デザイン思考などがありますよね。四柱推命でしたら、主として5つのカテゴリーに分けて考えます。

どの思考方法やフレームワークでもそうですが、得意不得意があり、必ず欠点があります。
占いもそうです。
占いは信じなくていい。
フレームワークという道具は使うものであり、何が起こっても道具にせいにはできないからです。

それでも占いは、運について考えていこうとする取り組みであり、そのための方法です。人の幸不幸や運勢を考えるためのフレームワークは、占い以外にまだありません。

そう考えると「占いが当たる」って表現がとても変ですよね。
占いは未来を見通せるようにフレームワークを使い、運勢の成り行きを見通すために、当たるように作ったから当たります。

占いはオカルトだから良い

運勢って本当にあるかどうかも分からなくて、あると仮定して「こうなったらこうなる」って導き出す、それはオカルトの領域です。

運勢を科学しようとすると、現実の壁があるので頭打ちに合います。
運勢をオカルトしているから、想像ゆえに限界がなくどこまでも答えを追えます。

分からないものは分からないままにすればいいのに、本来は絶対に分からないことを考えてみようという挑戦的な取り組みです。

運勢については大昔の先祖がフレームワークを作っています。

あるものは使ってみようかな、と思いません?

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