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生前整理への1番の違和感

私が強く感じている違和感は、「生前整理」という言葉そのもの
「生前」という単語を調べると“故人が生きていた時“という意味が出てくる。
文例を見ても「彼は生前は偉大な政治家であった。」というように、亡くなった方の生きている間の時間について述べられている。

つまり「死ぬというのは決められた運命だから、その前に身の回りを整理しておこうね」という死後があっての片付けが生前整理なのだ。

私は、「意志を持って生きている間は変わり続けられる」ということを片付けを通して伝えたいと思っている。
まだ死というものを自分事にできていない。そういう30〜40代は少なくないのではと思う。

・子供に怒ってばかりで落ち込む日々の中にも確かに愛情はあって、それを形に残すことができる。
・忙しさに忙殺された日々の中で感じる将来への漠然とした不安を、バッグの中の整理から見つめ直す。
・親の老後への不安や親子関係の問題を、写真の整理を通して修復の糸を手繰り寄せる。

上に書いたような生きづらさや生きる上での壁を、レシート1枚捨てるようなことから建て直して人生を明るくする仕事がしたい。

生前整理にとって変わる言葉を探しているが、そんな簡単には見つからない。
エンディングノートも「Re:start note」とか「毎年はじめの1歩ノート」とか、まめに書き加えたくなるような楽しいワークになったらいいなと思っている。

ネーミングセンスが壊滅的なので、どなたかが良い案をささやいてくれたら嬉しい。

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