少女腐し(おとめくたし)

少女という清美な言葉に包まれて生きているこの時季が畢る。できればこの姿まま逝ってしまいたい。そのもうひとつの宇宙(せかい)へと。そんな我儘はわたしの骨(しん)に納めて衣替えを始めようかと。少女(おとめ)の純が腐る、この人生最高の時季を私は全身全霊で味わいたい。

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