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せっかくだからマイナーな漫画を紹介したい②

久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回紹介したいのは、浅野りん先生の「であいもん」です。

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京都の和菓子屋【緑松】の一人息子の納野 和(なごむ)は、コミックバンドで食っていく事を夢見て、ギター片手に上京したものの全く売れず…メンバーも去っていってしまう。

そんなある日、母から「父が入院した」という手紙が届く。30過ぎまでブラブラしていた和も、さすがに店の跡を継ぐ事を意識し実家に帰ると、なんと父の入院原因は痔だった。

しかも修行もせずブラブラしていた奴に店は継がせないし、跡継ぎならもういる、と紹介されたのは、一年前から居候しているという10歳の少女・雪平 一果(いつか)だった…

というあらすじです。

一果の両親は離婚しており、バンドマンの父親が一果を引き取ったものの、知人の納野家に娘を預けたまま行方不明になっています。一果は店の手伝いをしながら、父親を探している、しっかり者の女の子。

「好きな事をするために、店を捨てた」和に対し、跡取りの座は渡さない、とライバル心を燃やしている。最初は冷たい態度だけど、和のお調子者だが優しい性格に、徐々に心を開くようになります。

和菓子の豆知識も色々登場し、これが興味深いです。昔の人は和菓子を見て季節を感じた、というエピソードも素敵。

浅野先生の描く子供キャラは本当にカワイイんですよね。「CHO-KOビースト!」の蝶子とか、「天外レトロジカル」のあんじゅとか。

和菓子が好きな人もそうでない人も、ぜひ読んでみてくださいね。

読んでたら和菓子が食べたくなって、近所の和菓子屋さんで「びわの寒天寄せ」を買ってきました。涼しげで美味しかったです。

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