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Jazz The New Chapter for Web

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シンコーミュージックから発売される『Jazz The New Chapter 』シリーズに関する記事や誌面に載せきれなかった未公開インタビューや掲載インタビューのアウトテイクなど… もっと読む
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2020年12月の記事一覧

50 Best Jazz Album of 2020 by "Jazz The New Chapter" #JTNC (with PLAYLIST)

Jazz The New Chapter 柳樂光隆が選ぶ2020年のジャズのベスト50です。プレイリスト付きバージョンになります。 2020年のざっくりした総括に関しては『ロッキング・オン 2021年1月号』に2500字ほどにまとめたので、詳細はそちらで見てほしいです。で、ここでは少し踏み込んだディテールを「コロナ禍/Black Lives Matter」「新たな才能」「アブストラクトな即興演奏」「スピリチュアルジャズ/メディテーションへの志向」「UKジャズの発展」、そして

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Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした

ミシェル・オバマのドキュメンタリーが公開されて、カマシ・ワシントンが音楽を手掛けると聞いた時、大抜擢であるとは思いつつも、同時にとても自然に感じたのを覚えている。 僕にとってカマシ・ワシントンは、激しいスピリチュアルジャズを演奏する豪快なサックス奏者というだけでなく、自分の頭にある世界観や自分の中の哲学みたいなものを音楽を通して表現するために丁寧に曲を作るコンポーザーというイメージも強い。もともと西海岸ジャズシーンの名作編曲家ジェラルド・ウィルソンのビッグバンドの出身者だし

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21世紀のブラジリアン・ジャズ ディスクガイド with PLAYLIST

日本では2010年ごろ、アントニオ・ロウレイロの1stが(音楽評論家の高橋健太郎により)発見されたことから徐々にブラジルの音楽シーンの新しい世代に注目が集まるようになった。そこからアントニオ・ロウレイロを中心としたミナスやサンパウロのミュージシャンたちによるシーンの存在が明らかになり、ハファエル・マルチニやフレデリコ・エリオドロら、個々のミュージシャンについても情報が届くようになっていった。 その後、アントニオ・ロウレイロやハファエル・マルチニらが日本のレーベルからアルバム

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