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無料添削デザインスクール #332「英会話バナー」


添削

英会話のバナーですね。
ポップな色合いですね。

■書き出し

まずデザインに入る前に、書き出し設定がミスっている可能性が高いです。
何のツールで作っているかは分からないのですが、原寸の画像にしても画質が荒れすぎです。

jpgで画質をかなり落としてもここまで荒れないので、書き出し方法を見直してください。
ピクセルがガタガタなので文字もつぶれてしまっています。
見た感じPhotoshopではないツールで書き出しているように見えます。
荒れない設定で書き出してみてください。

■ターゲットに向けたデザイン

ポップでかわいい色合いなのですが、ターゲットは誰かと考えると、子供ではなくて親です。
ポップで通わせやすそう、楽しそうな感じを出しつつ、親にはしっかりとしたクオリティのあるスクールだということを伝える必要があります。

子供にどんな教育をさせたいか、英語教育をさせるということは、教育熱心な親御さんと仮定されます。
そういう方々は「最新の教育法」など、洗練された教育に興味を持つように思われます。
つまり、古臭い感じを出したら相手にされないということです。

タイトル周りが単調な印象と、やはり画質が悪いので…古臭さを感じてしまいます。
画質はクオリティが悪いように見えるので書き出しもデザインには重要です。
最近は通信速度も向上して画像の容量など、そこまでうるさくはないのですが、それでも画像の容量はできるだけ小さくします。
画質が荒れないギリギリのラインを今でも調整しています。

■公式感

親が通わせても大丈夫かどうかをデザインで判断するのに「公式感」というのがあります。
公式のスクールであるという雰囲気を出さないと詐欺っぽいと思われます。

ゴリゴリのテキストリンク感は嫌われます。
クリック詐欺みたいなので。

色んなものが破綻しているデザイン。
新入社員がパワポで作った感があると会社の運営に不安を感じます。

逆に公式すぎる。
TOEIC満点を狙うようなスクールだと子供を通わせるのが怖くなります。

公式のスクールで、しっかりと広告費を使っている企業だというデザインにしないといけないので、デザインのクオリティも必要になります。
なので、初心者の方のデザインポートフォリオとかで企業側から声がかからないというときは、この公式感のクオリティを出せていないのが理由かと思われます。
依頼者のクライアントの信頼を裏切れないのでクオリティは絶対に必要になります。

■混乱させない

文言の問題なのですが、見る人にとっては、「短期集中レッスン」という1つのレッスンを見ているのに、突然「各」という複数形になります。
そしてまた突然の「8名まで」の制限。
これは、デザインというよりかはコミュニケーションの問題であり、コピーライターの出番でもあります。
コピーライターは希少人種になりつつあり、あまり見かけないので、デザイナーかディレクターがどうにかすることが多いです。

言い方次第で印象も変わります。

「レッスンは8名しか入れません」
ちょっとトゲがあるように感じます。

「8名の少人数制の集中レッスン」
特別感がちょっと出てきます。

言葉というのは、言い方ひとつでデメリットをメリットに変えることができます。
見た目だけでなく、内容も読み取って変えてみてください。
実務では、ディレクターに確認を取りましょう。
勝手に変えて怒る人は、マジで怒ります。

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