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無料添削デザインスクール #106「紹介キャンペーンチラシ」

添削

紹介キャンペーンのチラシですね。
シンプルで分かりやすくなっていますね。

■最初が肝心

チラシの中で一番目立っているのがヘッダーになっています。
ベタが大きいのと一番上にあるのでそこを見るようになっているのですが、イマイチ内容が分かりにくいです。

チラシ・DMはポスト投函になると思いますが、集合住宅ではポストの横にチラシ・DM用のゴミ箱が用意されているくらい読まれません。
目に止まらないと、まさに目にも止まらぬ速さで捨てられる運命です。

現状のはWEBサイトのヘッダーのようになっているので、システム的に情報を伝えるのではなくて、感情に訴えるようなデザインにするといいです。

キャンペーン内容が「応募者に100万円あげます」とかだったらテキストでもいいのですが、そこまで破壊力のあるキャンペーンはないので、必死に伝えるくらいのデザインにします。

自分がゴミ箱に捨てられる運命で数秒だけアピール時間をもらったと仮定したら、必死に伝えますよね。
それと同じくらいで作ります。

カッコよく作るではなくて、会社の今後を担っていると思ってもいいです。

■最初に「いちばんおいしいこと」を言う

説明文は置いといて、最初に結論を言ってしまった方が早いです。

「紹介してくれたら21万円プレゼント!」
「3万円増額中!」

会社名は最後です。
キャンペーンに興味を持たなかったら会社にも興味を持たないので。
有名な大企業だったら最初で。

とりあえず目玉のキャンペーン内容をドカンと置いて、その他の細かい料金設定は小さく載せておけばいいです。

■イラストが静か

WEBページのサービス説明だったらこのくらい静かに淡々と説明してもいいのですが、チラシなので、派手目に人の目を引く必要があります。

人物のイラストは、下の【A】の説明などで使うくらいでいいかと思います。

文字は置いただけですが、言いたいことはこんな感じではないでしょうか。
写真かイラストで、とにかくうれしい情報だよ~と感情に訴えます。

■公式感を出す

怪しいチラシはほとんど見抜かれます。
詐欺は99%が引っ掛からないのと一緒で、チラシ・DMのキャンペーンに応募したりする人も1~2%ほどで、3%出たら大成功というくらいです。

怪しいと捨てられるので、公式のチラシという雰囲気を出すといいです。
オレンジだとちょっと警戒色が強いので、爽やかな青にしてみるとか。

詐欺の手法として、あえて役所からの通達みたいにしてくるのもあります。
そうなると、やらないといけないと思って電話連絡する人が多くなるからです。

ただ、営業だとバレた時にクレームになるので諸刃の剣です。
本当にちゃんとしている会社だったらやらない方がいい手法です。

■全体にも強弱をつける

【A】は引き止める感情の情報
【B】はサービスの情報

全体でも強弱をつけてあげるといいです。

怪しい「商材」系の仕事では真逆になるで気を付けて下さい。
結論は最後でダラダラと説明から入ります。

なので、教祖みたいな人がダラダラ話す文章が来たら「ヤバい仕事だ」と思ってもいいです。

修正

修正して頂いたのも添削させていただきます。

■タイトル回りがゴチャゴチャしている

まだタイトル回りが何を言いたいのかがまとまっていないです。
・英字タイトル(海外の方対応)
・感謝の気持ちを~
・2人ともに~

言いたいことが詰まりすぎているように見えます。

タイトルは説明文でもあるのですが、チラシの場合は、シンボルにもなるので、ロゴなどに近いアイコンになるように組んであげるといいです。

WEBとは全く違うので、かなり作り込む必要があります。

「感謝の気持ちを込めて」は「+3万円」に紐づいているので、そっちでまとめてあげるといいです。

「プレゼント」は何をプレゼントするのか分からないので、金額を載せるか「紹介金」など具体的なものを入れると分かりやすいです。

文字をまとめてあげると、デザインしやすい文字数や分かりやすい文言になるので、ある程度まとめてあげると作る時に楽です。

細かい説明文は上に入れると読み飛ばされることもあるので、説明の様に入れる場合は、説明している部分の下に入れるといいです。

■ワクワク感を出す

金額説明のところが事務的な説明になっているので、ここは分かりやすくするのと一緒に、ワクワクするようなデザインにしてあげるといいです。

横に伸びるとかたまりとして認識しにくいので、ブロックだけでも理解できるようにまとめてあげると見やすくなるのと、デザインしやすくなります。

■文章量に差がある時

横に書くと文章量が違うと上にスペースが空いてしまう時、置き方を変えるだけでまとまり感が出ます。

WEBと違うので、テキストで置くというよりは、チラシや紙媒体は、すべてデザインをしてレイアウトを考える感覚で作るといいです。

■細かい説明のサイズ

期間のブラフなども見やすいようにデザインしてあげると親切です。
ちょっと大きすぎるように感じます。
地味なところもしっかりデザインして、スペースの調整をしてあげると全体のバランスが良くなります。

こういう案件の場合は、下の方に名が説明文などがドカッと入ることが多いです。
細かいことはWEBで確認してね~ということもありますが、法律などのルールで細かいテキストが入ることは多いです。

A4チラシかな?サイズが分からないのですが、紙媒体の時は、できれば一回印刷して、文字サイズなどを原寸で確認するといいです。

モニターで原寸確認していても、実際に印刷して手に持ってみると文字サイズはまた違う見え方になります。

最小の文字サイズは何ptなのか、説明文が大きすぎないかなど、最初の内は実際に印刷するとサイズの感覚が分かりやすいです。

私も名刺やチラシなどはできるだけ印刷して文字サイズの調整をします。

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