見出し画像

無料添削デザインスクール #76 超実践型デザインお題添削「ウェディング系LP」

お題

今回の添削は、私が作成した超実践型のデザインお題を元にデザイン作成して頂いたものになります。
超実践型ということで、実際にあった実務を課題に加工したものです。

添削

ウェディング系のLPになります。
渋いベージュできれいにまとまっていますね。

■コンバージョンは大きく見せる

コンバージョンにもつながる電話番号や問い合わせのボタンは大きく見せるといいです。
特にヘッダー部分は固定したりするので、大きくすることが多いです。

ほとんどフォームからのお問い合わせだと思われますが、電話をかける時は、緊急時が多いです。
来館する時に場所が分からないなど、LPしか知らない人のためにも電話番号などが大きいと親切です。

そんな理由からも電話番号などは大きく分かりやする必要があります。

メインビジュアルのスクロールをちょい見せする必要性がないように思えます。
写真を大きく見せた方がきれいにまとまって見えます。

ちょい見せするのは、写真がたくさんあるのを分かりやすくし、次の写真を見てもらう時に使うといいです。
ただ、メインビジュアルでは、写真をたくさん見る必要性があまりないです。
メインビジュアルは見ても3枚程度です。
なので、次の写真があることを見せるよりも、1枚の写真でしっかり見せるレイアウトにするといいです。

■ワイヤーの落とし穴

ワイヤー通りではあるのですが、実際の仕事ではワイヤー通りに作るのはダメです。
今回の制作物はLPです。
メインビジュアルのすぐ下なので、ここは派手にして、この商品、チャペルのイメージを大きく見せたいところになります。
淡々と説明せずに写真を大きく見せてチャペルの印象を伝えます。

そんなの説明されないと分からない…そう思いますが、実際の仕事では誰も説明はしてくれません。
ワイヤーを読み解いて、どこを大きく見せるかなどの構成も考えながら作る必要があります。

LPの場合は、重要なものを上に持ってくることが多いので、優秀な人が作ったワイヤーの場合は、そのまま上の方のコンテンツは大きくすれば、あまり失敗はないです。

実務を加工した課題なので、実際の依頼もこのようなワイヤーで依頼が来ました。
もっと指示がないワイヤーも多く、そもそもワイヤーすらもない案件も少なくありません。

聞きたくても聞けないまま、説明もあまり受けられないまま制作に入ることも多いので、ある程度こちらで想定してデザインを組む必要があります。

修正は絶対に入るので、デザインは50%くらいできたら途中確認などを入れると納期ギリギリで修正たくさん来ることも防げます。
「まだ完成ではない」と強調しないと、途中段階で納品だと思って発狂するお客さんもいるので気を付けましょう。

5%くらいしか説明をしない人に限ってこのパターンで発狂する人が多いので、こちらは120%説明をしましょう。

ここも同じで、ワイヤー通りに作るのが正解とは限らないです。
ワイヤー通りにきれいに作れば100点のデザインを作ることはできますが、次の仕事が来るかというと微妙です。

デザイナーは120点のデザインを作る必要があります。
先方が予想していいるデザインの上を行く、裏切るデザインを作る必要があります。

費用と合ったデザインを作る必要もありますが、あまりお金のことを気にしすぎると、あっという間に仕事が来なくなるのがデザインです。
短時間に良いものを作る練習をするといいです。

まとめ

全体としては、綺麗にまとまって作れていると思います。
ただ、ワイヤーに引っ張られているデザインが多いので、ワイヤ0を崩す練習もするといいです。

うちの会社もワイヤーは作るのですが、私はほとんど崩して作ります。
外注に出したりすると、ワイヤー通りに作る人が多くて困ることがあります。

依頼する時は、ワイヤー通りに作らなくてもいいと伝えますが、これがまた困って作れないデザイナーも多いです。

ワイヤーを崩して作るとオリジナリティが出てきます。
そのオリジナリティがある人に仕事が来るものです。

まずはワイヤー通りに作ることは重要です。
今回添削をして、ワイヤー通りに作ることはできているので、次の段階に進むとデザイナーとして格が上がってくるはずです。

デザイン添削のご依頼はTwitterから!

Twitterで投稿された作品を添削しています。
添削を希望される方はTwitterにハッシュタグ「#デザイン添削希望」または動画で添削をする「#動画でデザイン添削希望」を付けて投稿してください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?