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無料添削デザインスクール #317「ヨガスタジオのバナー」

イライジャ｜WEBデザイナー　デザイン添削おじさん

添削

ヨガスタジオのバナーですね。
色合いが爽やかですね。

■ロゴの扱い

他の添削でも書いていますが、ロゴにデザインは一切入れないでください。
背景に色を引くとしても単色。

ロゴには厳しいレギュレーションがあります。
練習課題なのでロゴのデザインも作っていると思われるので自由度は高いですが、実務では全くいじれません。

▼検索すると様々なレギュレーションがあります。

ロゴは重要な要素ではあるのですが、ただ鎮座しているだけでそれをどうこうできるものではないです。
インテリアデザイナーが神棚をデコっているくらい恐ろしいことです。

実務でもクライアントから「ロゴを目立たせて」と言われることがあって「ロゴをデザインして」はまずないです。
ロゴは扱いがややこしいので慎重に。

■原色

文字色が原色に近いので目立って入るのですが、目に染みるというか、チープ感が出ます。

色味を少しくすませる、濁らせる、トーンを落とす、言い方は人によって様々ですが、彩度を少し落として調整すると全体が落ち着いた雰囲気になります。

原色というのはとても強い色なので、使いどころに注意しましょう。
ちなみに原色を点滅させると人は気絶するそうです。
そのくらい刺激の強い色です。

少し彩度を落とすだけでずっと見れる色になります。

■可読性

かすれたように見えるので、読みやすいようにしたいです。
「読みにくい」というストレスだけでも印象が悪くなってクリックしてくれない可能性があります。
とにかくスキップされ見られないのが広告なのでとことんストレスのない見やすいものにするのを心がけるといいです。

■特典を大きく

きれいにまとまっているのですが、バナーの目的はクリックされることなので、デザイナーにとってデザインは大切なのですが、クライアントにとっては効果の方が重要視されることが多いです。

ハイブランドになるとデザイン重視にはなるのですが、ベンチャーに近い企業はアフィリエイトのようにゴリゴリに目立たせて、とにかく効果重視ということが多いです。

パッと見て認識される。
0.1～0.4秒以内の勝負なので、伝えたいこと1つをドンと見せるようにすると分かりやすくなります。

修正

修正して頂いたので、こちらも添削させて頂きます。

■バランス

ものにはバランスがあります。
全部を中心にそろえる必要はないのですが、微妙なズレはデザインの心得がなくても無意識に違和感を感じてしまいます。

バラバラするような印象がするので、ブロック単位でもそろえてあげると整って見えます。

■スペース

まだ少しスペースが空いているように見えるので、文字バランスを調整したいです。
先にも書きましたが、バナーは一瞬しか見てくれないので、そこで内容を伝える必要があります。
それには、ワンテーマに絞ることが多いです。
・入会金　0円
・初期費用　50％OFF
パッとこれを見た時に「0円なのに50％OFF？」という感じに「？」がついた瞬間に離脱されます。

一番インパクトがある文言は何かを考えます。
さらに誇大広告にならないようにも気をつけます。

ヨガスタジオの初期費用50％OFFのパワーがよく分からないですが…
ヨガマットとかが半額だったらいいけど。

世の中的には「タダより安い物はない」という考えなので「0円」の方がインパクトは大きいです。
まずは「0円だよ！」で引っ張ってさらに「50％OFF」だよという説明を入れてあげるといいかと思います。

デザイナーの仕事は見た目を整えるだけでなく、クライアントが抱えている「問題」を見つけてそれを解決する方法をデザインで見出すのがお仕事です。

優秀なディレクターがいるとそこは考えなくてもいいのですが、問題が何か分からないというディレクターがほとんどなので、問題を見つけて「こういうことですよね？」という提案ができるとすごい助かるデザイナーになります。

問題は潜在的なものが多く、クライアント自身も分からないということが多いです。
ただ、この問題をあぶり出すには、すべての情報が必要なので、デザインのワイヤーから見出すのは至難の業です。
ディレクターがいれば聞けるのですが、練習課題とかの場合は問題を仮定して作るとリアルな練習になるはずです。

・ヨガスタジオを始めやすい春の時期
・単純に登録者が欲しい
・ヨガが流行ってるから登録者が増えている
・女性客をゲットしたい
・新しく始めた
・破産しそうだ

問題は企業によって様々です。
問題によってデザインも全部違います。

「デザインに答えはない」と言われる理由はこういうところにもあるかと思います。
答えはあるんだけど、その答えが無数にあり、同じ答えが他でも使えることがないといった方がいいかな。

文字を文字とだけとらえるのではなくて、内容を読んで、その内容に合わせてデザインを作ると伝わるものが絞れて効果が出やすいデザインになります。

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