無料添削デザインスクール #336「抹茶ラテバナー」
添削
抹茶ラテのバナーですね。
渋い感じが出ていますね。
■ロゴ
うっすらと黒いボックス背景に置かれていますが、このくらい濃い色の背景の時は、白抜きで大丈夫です。
変にボックスを置くとデザインのように見えるのでお勧めしません。
練習課題なので、ロゴのフォントも合わせてあげるといいです。
ロゴの雰囲気が全体のデザイントーンにもなるので。
■色調
元画像を見ると、もっと明るい画像なので、暗くし過ぎているように見えます。
一応食べ物なので明るめにして、緑の発色を少し強めにして抹茶感を強くしました。
Webだとモニターによって差異が激しいので微調整ですが、紙媒体の時は恐ろしいくらい調整が入ります。
トップの制作会社は何度となく色校を印刷会社の人と行って入稿ギリギリまで調整します。
■構図
日の丸構図が多いので、そのほかのアングルでも違った見せ方ができないか試してみるといいです。
切り取り方によって見え方も変わります。
このトリミングして見せる方法もキャッチコピーの原理に似ています。
ファクト(機能そのもの) = 全体図
必ずしも全体を見せる必要がない場合もあります。
逆に全体を見せないと分からないものもあります。
例えば、この世にないもの、新登場したもの。
抹茶ラテがこの世に初めて登場した時に緑の液体どアップとか、抹茶だけにしたらよく分からないので、全体を見せる必要があります。
抹茶ラテも世間に浸透してきたので、全体を見せるよりも、しずる感のある、おいしそうに見せるところをアップにして見せる。
夏だったら水滴がついているグラスとか。
日の丸構図は中心の商品を大きく見せれるのですが、文字要素を置くのに困ることがあります。
少し構図をずらすと、文字と商品の流れができます。
「本格」のところを「・」で強調していますが、ちょっとチープな感じに見えるので単純に文字の大きさで強調しました。
■角丸
微妙な角丸はもどかしい感じになります。
ほんの少し角丸を入れるか、100%の角丸かどちらかにしてあげるとスッキリします。
こんな感じで商品名も入れました。
■その他の要素
基本的に1つの広告の中で伝えるべきことは1つに絞るといいです。
欲が出て「和菓子も買ってね」「本があるよ」とか他の要素を追加したくなるのですが、バナーくらいの大きさだと伝えられることは1つが限界です。
特典とかあればそれは追加していいのですが、全く違う要素を入れると混乱するので入れない方がいいです。
■ワンポイント
写真素材がシンプルで寂しい感じになった時は「しずる感」などが出るものを追加してあげます。
今回は抹茶なのでシンプルに抹茶を追加してあげるとか。
抹茶っぽさが増します。
商品の大きさなどを変えて、どれが一番いい見た目なのかを微調整します。
ベースの構図は決めてから作ることが多いのですが、作っている途中で「迫力がない」「写真を入れてみたら文字が読みにくい」ということも起きます。
そういう時は臨機応変によりよい構図に変更していきます。
しずる感を追加する素材も、まんま同じのがない場合が多いので、部分的に使用するなど、創意工夫で作っていきます。
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