無料添削デザインスクール #24「住宅展示場見学バナー」

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添削

展示場のバナーですかね？

■デザインの前を大切に

デザインの添削前にバナーを作る手順を紹介します。
私の手順はシンプルで、この通りにやればそれなりのものが作れる方法です。

まず、バナー内に入れる文字を書き出します。

重要度を決めて大きさもザックリ決めます。
不動産系はキャッチで引っ張るよりも、情報を入れた方が効果的です。
不動産系は、情緒的なコピーが響かないので、情報を大きく入れます。

とりあえずそのままバナーの枠内に置きます。
この段階でざっくりとした構図はできてきました。

文字要素の見直しと文字サイズ、カーニング調整。
目立たせたいところに背景色つける。

ここまで…

デザインは、しているでしょうか？

このあたりまでは業務的な作業です。
色も黒と白しか使っていませんが、これで出しても通る時は通ります。
バナーとして8割は完成しています。

淡々とデザインをしないで業務的に要素をまとめて置くだけでほとんど8割完成までこぎつけられます。

これはデザインセンスなどは必要ありません。
情報を整理するだけなので作業であり、技術です。
一度覚えてしまえばずっと使え、8割方完成までは誰でも作れるようになります。

■8割からデザインが始まる

ザックリとデザイン完成までのグラフです。
開始からすぐに作業的に要素を決めるので8割は完成に近づきます。

この作業がすごく重要です。
ここでミスるとどんなにいいデザインを作ってもダメになるので、すぐに8割完成まで行く半面、8割完成の答えを出せないと後の作業全てがダメになってしまいます。

デザインの作業は全体の多くを占めていますが、ほぼ9割の内容が100％を超えるためにやっています。

クライアントが要望しているまんまを作るのが100％ですが、それでは成功とは言えません。
100％で満足していいのは学生などだけです。
プロは120％を出さないと次がありません。

クライアントの予想を超えたクリエイティブを作り出し、注文が少しでも多く来るようなデザインを作るために切磋琢磨しています。

未経験の方でデザイン作れないという方は、最初の要素をまとめる作業をしていないので、ずっと低迷したままデザインを作っているので苦しいのだと思います。

そして、納期前に頑張って100％近くまで完成度を持ってくる。
これだと失敗すると納期前に完成度50％くらいのことも…
それだと仕事にならないので、企業が未経験者にお願いしないのはこれが原因でもあります。

プロを目指すのであれば、最低でも完成度100％。
目指すは完成度120％です。