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無料添削デザインスクール #308 「夏祭りバナー」


添削

夏祭りのバナーですね。
青が際立ってますね。

■カラー

背景の青が原色に近いのを使っているようなのですが、原色は目立つのですが、パワーがありすぎて目に悪いというか刺激物扱いされます。
つまり、色だけで見にくいという判断されます。

少しくすんだ色にすると馴染んだイメージになります。
↑サンプルは分かりやすいように極端にしていますが、モニターによっては区別がつかないかもしれないです。

バナーの場合はモニターに表示されることがほぼ100%なので、モニターによっては分からないし、人によっては原色が強すぎるから最初からモニターをくすんだ設定にしてたりします。

バナーに限らず、デザインで原色を背景に大きく使うと嫌がられるのと、プロの現場だと先輩に「なんでこの色を選んだ?」と確実に聞かれます。
そのくらい狙いがないとあまり大きく使わないのが原色です。
差し色でワンポイントで使うくらいなら目立つのでいいです。

■フォント

フォントに統一感がないように見えます。
メインの「夏祭り」はゴシックで、下の細かいのが明朝。

細かい文字を明朝にするとつぶれて読みにくくなるので、細かい文字はゴシックの方がいいです。

バナーの場合はコーディングなどの規定がないので、フォントをもっと自由に楽しいフォントを使ってあげると雰囲気が出ます。

細かいところですが、数字も普通の日本語フォントのを使うと地味にダサい感じに見えます。
これは私のただのこだわりかもしれませんが、数字は英字にします。

長文の中の数字はそのままでもいいのですが、タイトルなどに入るちょっとした数字は英字に変換することがあります。

時と場合、フォントによってはそのままのフォントがいい時もあります。

■サイズ

文字要素が小さくまとまりすぎていて余白が多すぎるので調整が必要です。
バナーに余白はあまり必要ないです。
ギューギューに詰めると見にくくなるので、見やすくなるように余白を入れる程度で、余白を大きく入れて目立たせるのは、ただ文字が小さくなるだけなのであまりやらないです。
やるとしたら超大手とかハイブランドだけです。

大体このくらいでもいいかと思います。
世の中に出ているバナー見ると、文字要素がこのくらいだと大きく見せることが多いです。

デザインを作る時にプロでも世の中にあるデザインを見ます。
悪く言うと「パクる」なのですが、感覚としては、頭に作るべきデザイン、クライアントが希望している、納品できるクオリティのデザインを想定して、類似デザインを頭の中に叩き込みます。
そして、そこから出していきます。
途中で方向性が間違っていないか確認するために上記の作業を繰り返します。

基本は誰でもこれをやっていて、これやると確実にクオリティは上がるし、技術も覚えます。

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