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無料添削デザインスクール #282 「バレンタインフェアバナー」


添削

かわいらしいバナーになってますね。

■クオリティ

クライアントに合わせてクオリティを変化させないとミスマッチになります。
ハイブランドがいきなりチープなイラストを使いだしたら、今いる顧客も戸惑い、最悪株価が下がります。
対象のものが持っている雰囲気やクオリティがあります。
それを読み取って、合わせてあげましょう。

■参考デザインを真似る

デザイナーになりたいという方に「真似てください」とよく言います。
パクリ問題とかありますが、全く同じにするのはダメですが、真似て作ると似るけど、似ていないものができます。

絵をやってるとよく分かるのですが、誰かの絵を真似して描いても全員違う絵になります。
全く一緒にはならないもんです。

参考デザインを何個かミックスして、構図を変えて作ると、もうどれを真似似たのかは分かりません。
でも雰囲気は参考デザインに近いものができます。

参考デザインなんていらない、真似るなというデザイナーの方もいますが、それは独自に何年も研究して、オリジナルのデザインを追求する人たちです。
もはやアートです。
これをやっても職業として成り立つのにすごい時間がかかります。

真似て納品できるものを生産して、興味があればアートを追求する、まず安定した職がなければアートを追求する心の余裕もないものです。

■自分の頭の中だけで作らない

自分の中にあるイメージだけでデザインを作ろうとすると引き出しが少ない最初のうちは、すぐにチープなデザインになります。

参考デザインを見て、それを取り入れる時にきれいに真似するとただのパクリになるので、最低限「参考デザインを越える」と思って作るとちょうどいいです。

どんなデザインでも今回作るのにぴったりのデザインで、パクって完了する案件はありません。
問題にもなるので。

今回の商品に合うように参考デザインを作り変えて、さらにいいものを作る。
こうするとちょうどいいのができます。

■誤認させない

英語は特に母国語じゃない人が扱うと、実はとんでもない意味だったということがあるので使い方に注意です。
「Say Love!(愛を伝えましょう!)」
みたいな感じだと思うのですが、見方によっては
「セイッ!ラブ!」
なんか応援団っぽい感じになります。
文字が離れているというのも誤認する原因にもなるので注意が必要です。

■文字だらけにしない

情報としてはクリアしているのですが、文字だけにすると一瞬で何が書いてあるのかが分かりません。

前半の「2.14」はギリ日付だということは分かるのですが、次の「10am」がよく考えれば時間なんだろうなぁということが分かります。
しかし、ユーザーはバナーごときでしっかり考えて謎解きみたいなことはしたくないのです。
パッと見て分かるようにしましょう。

会場名もですが、分かる人には分かると思うのですが、親切心を入れるとしたら、会場の場所「銀座」「表参道」「渋谷」とか、分かりやすいブランドとなる地域だった場合は入れてあげるといいです。

日付を別にすると分かりやすいです。
「10時開店」「1階会場」とかは詳細情報なので、興味がある人は間違いなく詳細を見るので、バナーでわざわざ入れなくていいです。
まずはこのフェアに興味を持ってもらえなかったら詳細ページも見ないので。
「よっしゃぁ!10時開店だ行けるぅ!」
「1階大好き!行けるぅ!」

こういう人は稀なので切り捨ててもいいです。

それっぽく並べるとタイトルっぽく見えます。
日付も丸じゃなくて別のところに置いてもいいです。

という感じで理由を考えて
・どうしたら見やすいか
・どう伝えたら親切か
・誤認されないか

これを考えていくとレイアウトはおのずと決まっていきます。

どこに要素を置いていいのか迷ったら参考デザインを見てください。
何個も参考デザインを見れば日付の置き方に共通点が見えてきます。
それを真似て置けばいいのです。

これはパクリじゃないですよね。
真似るというのはこういうことです。
迷ったら自分一人で考えて決めない。

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