無料添削デザインスクール #294「チョコレート通販セールバナー」
添削
毎度おなじみになってきた「こばやす」さんのチョコレート課題ですね。
エレガントな色合いですね。
■エンボス効果
文字にエンボス効果を入れていますが、あまり使いません。
文字が読みにくくなるだけなのと、あまりカッコよくないです。
デザインの教科書の1ページ目くらいによくある効果なのですが、教科書に載っている効果はほとんど使わないです。
世の中の流れがフラットデザイン、マテリアルデザインと、十年前くらいのリッチデザインから脱したので効果をあまり使わないシンプルなデザインできれいに見せるのが主流になっています。
かわいいデザインにしたいときなど、ちょっと3Dっぽく文字を見せたいとき、ポップな印象にしたいときは使うときもあります。
こんな使い方をする時もあるかな…
■帯
文字を読ませたい、読みやすくという意味で帯を引いていると思うのですが、確かに読みやすくはなります。
ただ、主張が強すぎちゃうんですよね。
何でもかんでも文字の下に引くのはあまりお勧めしないです。
白文字で見せられるなら、それでどうにかした方がすっきりして、背景のチョコをもっと見せることができます。
背景色も十分濃い色なので、帯を引かなくても十分読めると思います。
こんな感じで少しシャドウ入れるだけで十分読めるし、文字サイズ大きくすれば問題なく主張できます。
■変形
変形させたタイトルの見せ方は難しいですね。
かなりハイレベルな挑戦です。
普通に入れると確かに普通ですね。
アーチにすると動きは出ますが、微調整がすごい必要になりますね。
う~ん。難しい。
フォントか~
なんにせよ、変形するときも「揃える」というのを気にしてあげるといいです。
無造作に置いているようで、いいデザインとは計算されています。
名画も黄金比など、美しいとされる配置で描かれています。
どこを基準にしているのかをそろえてあげるとそれだけで整っているように見えます。
直角の半円で合わせたり。
背景の斜めのラインに合わせたり。
アーチ状にすると中心に注目する傾向があります。
そこにチョコの中心を合わせてあげるなど、変形ひとつにしても色々な計算があります。
視覚効果というのは古くから使われている技法です。
有名なのは日光東照宮の石畳ですね。
奥行きが出るように斜めに置かれて、さらに奥に行くほど少しずつ小さくしています。
似た技法でディズニーランド。
すごく広く見えるけど、実はそんなに広くない。
より広く見せるために奥の建物のサイズをすごく小さくしている。
シンデレラ城は近くで見るとすごく小さいです。
世の中には色んな技法があるので、それをデザインにも転用できるので、色々調べてみてください。
お題
こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。
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