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無料添削デザインスクール #81「カフェスタッフ採用バナー」

添削

カフェスタッフを募集する求人バナーですね。
色合いがきれいですね。

■要素の比率

「STAF募集」の要素だけ大きすぎます。
求人のバナーだということは分かりやすいのですが、全体の雰囲気に対して、極太のゴシックで大きく載せるとデザイントーンがズレているように感じます。

背景のオシャレな画像も見せたいので、文字サイズを調整してあげると、もっとオシャレな雰囲気が出ます。

■文字が読めない

背景色が暗いので文字が沈んで読みにくくなっています。
白文字にするなどの工夫が必要です。

■全体的に暗い

渋いコーヒーショップの雰囲気は出ているのですが、全体的にトーンが暗いので、少し明るさを入れると印象が良くなります。

文字を白文字にするだけでも全体の印象は明るくなります。
暗くして渋さを出すか、明るくして爽やかさを出すかも方向性に関わってくるので、色からもデザインを考えてみてください。

■フォント選び

太いゴシックは男性的、力強さなどが出ます。
フォントによって印象が変わってきます。
今回作りたい雰囲気に合わせてフォントも選定してみてください。

また、英字と日本語の組み合わせは、場合によってバランスが悪い時があります。

単純に日本語や漢字と英字の作りが全然違うのでバランスが悪いです。
細かいですが、バナーや紙媒体などの時は、そこのバランスも気にして調整することがあります。

WEBサイトなどの場合は、デバイスフォントの文字間などは調整できないので気にしなくてもいいです。

■セオリー

【A】基本情報
【B】感覚・感情

この二つですが、セオリーだと重要なのは【B】です。

「コーヒーショップのスタッフ募集!」
「よっしゃぁ!応募!」

とはなりません。

「あなたのオシャレもアップするカフェバイト!」
「こんなおれでもオシャレに!応募!」

何かしらコーヒーショップのバイトにはメリットがあります。
それを押し出した方が人を動かします。

そこも考えて全体の要素のバランスを調整してみてください。

最初の内は文字の配置だけで手いっぱいだと思いますが、ワイヤーの段階から作って、文字要素を分解して、伝えるべき情報をまとめるとレイアウトは自然と決まってきます。

文字の配置でチマチマ作っていると迷走するので、文字や商品のことを理解しながら作ると迷わないようになります。

修正

修正してもらいましたので、こちらも添削していきます。

■コーヒー感が無くなった

突然の海情報が入ってきましたね。
都内のコーヒーショップだと思っていましたが、湘南とかそのあたりのコーヒーショップだったのでしょうか。

画像は青くて海沿いらしさは出ていますが、文言ひとつで「海」感を出すのは難しいですね。

前回のは全体が茶色系でコーヒー感が出ていましたが、今回はサーフショップとかに見えてしまうので、もう少しコーヒー感を出したいです。

海が本当に近いのか、海の近く風なのか、そこも念のためにしっかり伝えないと「嘘」になってしまうことがあるので気を付けましょう。

「駅から5分の南国風カフェ」
「都会で味わえる海カフェ」
「ビーチに来た気持ちでリラックス」

とか、実際に海にあるのかないのかを記載するのも重要です。

■写真の領域が多すぎる

写真が大きいですね。
お店の紹介になってしまって、カフェだというのは辛うじて分かるのですが、やはりコーヒー感求人募集ということがもっと欲しい。

写真だけで完結するものであれば写真が大きくて良いのですが、コーヒーショップの求人となるともう少し情報を入れた方がいいです。

・京都旅行
・食品
・セール

これらは写真か文言どちらかドーンと置けば何となく収まってしまう系ですが、求人など情報が必要な場合は情報を入れましょう。

超絶ハイセンスで働きたい人が殺到する場合は画像だけでもいいです。
でも、あまりそういう案件はないので、庶民的な採用に困っているコーヒーショップを想定して作るといいです。

■デザインを統一する

申し訳なさそうに入っているイラストたち。
このサイズだと実際のバナーサイズで表示された時に何のイラストか分かりにくくなります。

写真だけで行くか、イラストを入れるか、どちらかに思いっきり振り切った方がいいです。

ハワイ系の明るい南国風で行くならイラストをドーンと入れてしまうとか。
イラストを入れる時はメインとなるイラスト一点を大きく入れて、それを中心に組むとシンボル的にも目立つのでいいです。

細かいイラストを何点も入れると、バラバラと散らかっている感が出て、どこを見ていいのか分からなくなります。

他でも書いていますが、バナーを見る時間は4秒 or 0.4秒ととても短いです。
その中でインパクトを伝える必要があります。
方向性をしっかりを作ってからデザインしてみましょう。

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