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山口県長門に移住する(29):「暑い」と「蒸し暑い」の違い

暑くなりましたね。

少し前までは、
高気密高断熱の家や、
パッシブデザイン、というと、
暖かい家、という印象がありました。

でも、今は、
暖かい家と同じくらい、
涼しい家をつくることが、重要。

この長門でも、
夏になると熱中症で倒れる人、
特に高齢者が、後を絶たない。

ヒートショックや熱中症で倒れない家、
健康寿命が長い家、
快適に暮らせるから、
家族みんなが、機嫌のいい家。
エネルギー消費の少ない家。

そんな家が、
これからの常識になるだろう。
なって欲しい。

今日の長門は、
オソトに出るのが、怖いほどの日差し。

スイスに暮らしていた頃、
太陽の光にかぶれたことがある。

日本と違って、湿気が少ないので、
気温が高くなると、
直射日光がチクチクと痛い。

そういう日は、
できるだけ外に出ない。
窓の木戸やシャッターを閉めて、
家の中に熱がこもらないようにした。
そうすると、夜はぐっすり眠れる。

梅雨もないし、
スイスの夏は、快適だ。

でも、短い。
6月半ばを過ぎた頃に、
夏らしくなってきたなぁ、と思ったら、
7月で夏は終わり、
8月に入ると秋風が吹き始める。

毎年、毎年、今年の夏こそは
「お素麺を食べるぞ!」と、意気込むのだが、
毎年、毎年、食べそびれて、
冬のにゅうめんになった(^◇^;)

首にタオルを巻いて、スイカにかぶりつく、
それが、毎夏の叶わない夢だった。

冷えたスイカを食べたい!
と、思うほど、蒸し暑くないから。

ただ「暑い」のと、
「蒸し暑い」は、違う。

蒸し暑いからこそ、
お素麺や、お塩をふったスイカが美味しい。

それに、湿気があると、
肌も髪も守られる。
ウイルスの感染力も下がる。

日本に戻って、
蒸し暑い夏だからこそ、
冷たい麺類も、スイカも、存分に楽しめる。
長門、日置のスイカ、萩、相島のスイカ、
この辺りのスイカは美味しい。
嬉しい、嬉しい。

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