日本のCOVID-19対応をアメリカから見ていて
お久しぶりです。
ほぼ日をちょこちょこ公開していこうかなと思い立ってから一年。結局三日も続かなかったですね。人より書くのにすごくすごく時間がかかるので、向き合う時間とその忍耐がなかったなと。反省。
でもツイッターはアクティブなので、良かったらこちらを〜。
さて、本題へ
この二週間、皆さんはどのようにお過ごしだったでしょうか?
私はCOVID-19(コロナウィルスの正式名称)によりこの二週間はドタバタでした。理由としてこんな感じ。
・大学がオンライン授業へ切り替わった
・5月まで住むはずの唯一の居場所である寮から追い出された
・便利が不便へと切り替わった(公共交通は休日ダイヤ、ビジネスが休業、スーパーはトイレットペーパー売り切れ、米国から日本への入国制限がかかった、等)
それでもお互い助けたり、助け合いながら、心の広すぎる友達とその家族に我が身と荷物を引き取られ、健康的なインドア生活を送っています。
日本はこんなことは起きてないですよね?
私が認識しているものでは、海外から日本へ帰国した方が自ら2週間自宅待機という形の検疫ぐらい。
ビジネスマンや大学生などは自宅待機なんてしてませんよね。なんなら卒業シーズン真っ只中だし、集団による飲み会が開催されてるんじゃないかな?
ウィルスによるビジネスがシャットダウン、10人以上の集団は罰金なんて縁の遠い様な感じ。
本当はした方がイタリアやアメリカのような曲線を防ぐためにはいいのだけれど。
なんたってCOVID-19は感染力が凄い
たとえばこの記事からのシミュレーションを見て欲しい。
図1) 自宅待機せず、みんなが動き回った場合の感染力
図2)自宅で待機した場合
待機をすることで曲線が抑えられていることが分かる。
この図1での感染力をミミックした例が、イタリアだと思う。
先週かな?200人超だったイタリアの感染者が24時間で800人を超えてしまったことを聞いたときは流石に衝撃だった。
日本も同じ様な状況に陥ったらどうなるのだろうか
若者やその親世代も持っていても軽症や気づかない人もいる様で、それが隣のお年寄りや喘息持ちの友達に移ってしまったら?
致死率3.4%だが、日本は高齢化社会。後戻りのできなくなるかもしれないのを頭に置いておいてほしい。
・一人暮らしの祖父や祖母が買い物の途中に若者の集団に出くわしたら?
・彼らに病状が出ても、情報があまりなくて、風邪かなってほっといてしまっていたら?
・風邪より何倍も肺炎を発症しやすいこのウィルス。もし症状が悪化したら?高齢者の死亡要因第3位に肺炎がランクインするのって中学の保健で習ったよね。
この問題を深刻化させてるのは政府の対応でもある
・正確な感染数を記録したくない → 明確じゃないから国民の危機管理が甘くなる
・検査にお金がかかり、PCRを容易に使いたくない(検査がひっくり返ることがある)→ 検査されないんかよ〜という諦め
・ビジネスが営業休止にしたら、経営や個々に負担が出る(補助金が必ずしも出るという保証がない)
・対応のメインが海外から帰ってくる人のみ(帰国者に自宅待機を推薦)
・首相が明確なスタンスを取っていない(卒業式はご自由に)
たとえ国のスタンスを反対してでも、全世界的に問題になっていてパンデミックにも指定されたぐらいのウィルスをなぜ直視できないのだろうか
・大学生は卒業式や友達との別れの時期だし、新学期や入社の時期が迫ってるから私らの年代は容易に外へ出てしまうし、出ることに抵抗をしない。
・風邪っ気があっても我慢することが習慣である
・感染力の凄まじさを体感していない
・国のスタンスが明確じゃないし、危機感が皆無(この記事のいう通り)
・今のうちに安いから旅に出ようぜ
・どうせかかるなら元気なうちに遊び尽くしたい(誤った情報ですね、あなたはきっと軽症で済むもの)
この様な理由がありえるのではないでしょうか。
それでも他人を思いやって家にいようよ
こう見てると、国も国民もすごく自分勝手な行動をしてる様に見えてくるから悲しい。
アメリカでは軽い風邪の症状ならまずはCOVID-19を疑えといっているほど、風邪の症状があるならオンラインの仕事さえするな。療養してろ。というのが徹底されている。
これがいいと思う、治れば終わりだから今は我慢して家に居てろ!的な考えが今の日本には必要な気がする。
四月からは始業式や学校がちょくちょく始まるだろう。でもいま発症してないだけであなたがウィルスの保持者だとしたら?
いつの間にか他の人を感染させてるかもしれない。
無症状で陽性なケースもたくさん出てきている。
だから、家にいてほしい。
WHY ARE WE INSIDE? (@dannycoleee)
Why Am I Inside?
だって、おばあちゃんにずっと生きていてほしいもん。
***
追記 <EST 3/22 17:54>
もっと詳しく知りたい方には以下のソースを参考にしてください。
・Mindgames プレスリリース
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