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188 「校内研修と書いて〈職場を守る場〉と読む」だってさ。なるほどな。

最後の校内研修は、次年度の計画に向けて意見を求める会でした。4、5人グループになって今回は意見交換をしてもらいました。
グループ毎にある程度話がまとまって、研修担当として研修計画に反映できそうな大きな方向性が掴めたかどうかは別として「Aさんはどんな研修がいいの?」と質問され、「自分は・・・」と言える場があるのはとてもいいな、と思いました。事務職員や養護教諭、総合的な学習の時間のコーディネーター、支援員さんにも参加してもらって、発言してもらったことも良かった。また、「学級経営っていつどこで学べるのだろうか・・・」という意見は、本当にそうだよなって思うし、「自転車操業にならないための校内研修ってどんな形だろう?」という発言も、とても共感できた。

公立小学校教諭の古舘良純さんが「校内研修と書いて〈⚪︎⚪︎〉と読む」という大喜利をまず行った、という話を聞いて、同じように真似してやってみました。
古舘良純さんは「校内研修と書いて〈職場を守る場〉と読む」と説明したそうです。僕はそれを石井遼介氏の心理的安全性の要因を引用して「校内研修は〈先生方の心理的安全性をつくる場〉です」とみんなに説明してからグループでの対話の時間をスタートしました。


どうしたら「何を言っても大丈夫」「困った時はお互い様」「とりあえずやってみよう」「異能、どんと来い」というムードをつくり、「研修どころではない」状況の子育て世代の先生や若手教師にとって意味のある校内研修にできるのだろうか。みんなの声を聞きながら、グループに入っていなかった僕は、このことをずっと考えていました。