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バーンイェン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [007]

こんにちは、ゾウの村の住人です!
今日はスリン県の失業ゾウ、バーンイェンを紹介します。

バーンイェンは14歳の女の子で、彼女が生まれた時からヨンさんがゾウ使いとして世話をしています。

バーンイェンは、コロナ前まではプーケットのエレファント・キャンプで働いていました。
しかし、コロナ禍でエレファント・キャンプが廃業することとなり、収入がなくなったためスリンに戻ってくることとなりました。
そこで、ヨンさんはバーンイェンのファンからの支援も受けて新しいゾウ舎を建てるとともに、食糧を運ぶためのバイクを購入しました。

現在、バーンイェンとヨンさんは、ライブ配信とオンライン果物販売によって生計を立てています。YouTubeチャンネルやTikTokをフォローしているバーンイェンのファンの中には、寄付を送ってくれる人もいるとのことです。

ヨンさんによれば、プーケットのエレファント・キャンプから戻ってきてから拘束時間がなくなったため、バーンイェンと一緒に遊ぶ時間が増えたそうです。それもあってか、以前は腹痛や下痢といった体調不良が見られましたが、最近はあまりそうした症状は出ていないそうです。

バーンイェンのYouTubeでは、この動画↑のように、同じ村に暮らす失業ゾウたちが一緒に散歩をしたり、川で水浴びを楽しむ様子が見られます!また、バーンイェンと奥さんがきのこを拾いに行ったり、オヤジも記事↓で触れていたゾウの村で発生した洪水の様子を見に行ったりと、ゾウ使いの家族とゾウの日常も垣間見ることができます。
ヨンさんが言うように、観光地で働いていた頃とは違って友達やゾウ使いと自由に過ごせる時間があるので、スリン県での暮らしの中で失業ゾウたちはリラックスできているのかもしれません。
なお、動画は画面の揺れがあるので、映像酔いしやすい方はお気をつけください。

一緒に自由に過ごす時間が増えた一方で、バーンイェンの食糧を準備するための時間もかかるようになったので、家ではヨンさんのご両親がバーンイェンの世話を手伝ってくれているそうです。
食糧に関しては、多年草を自給するとともに、おやつのバナナやキュウリ、サトウキビなどは外部から購入しています。ファンの人たちが多年草を送ってくれることもまれにあるそうです。

バーンイェンのオンライン果物販売はYouTubeのライブ配信で行われているので、ぜひおやつの果物を買ってあげてください。振込先も写真↑に記載されています。

今後についてヨンさんは、まだどうしたら良いかわからないと言っています。プーケットのエレファント・キャンプは廃業してしまい、スリン県内のプロジェクトも予算の関係で募集枠はとても少ないので、他の県の観光施設の情報も見ているそうですが、まだ決断出来ていないとのことです。
ですが、実際のところ、スリン県内のプロジェクトに入れたら一番良いと思っているそうです。そうすれば、バーンイェンと家族が一緒に暮らしながら収入を得ることが出来るためです。

以下、ゾウ使いのヨンさんからのメッセージです↓↓↓

「ライブ配信やオンライン果物販売による収入や、ファンからの寄付はありますが、現状ではバーンイェンの飼育のための費用に全て持っていかれてしまうため、苦しい生活を送っています。家族を養うためにも、ご支援をいただけましたら幸いです。」

どうかバーンイェンを動画の視聴、ライブ配信での投げ銭、果物の購入、寄付などで応援してください!
ちなみに、バーンイェンの動画は揺れが本当に激しいので、ゾウ使いYouTuberがよく好んで使っている「スマホ用手振れ防止機能付きスタビライザー」を贈るなんていう支援もありかもしれませんね!

バーンイェンのYouTube←こちらがメインで使われています

バーンイェンのFacebookページ


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「失業ゾウ」については、以下の記事で紹介しています。

次回の失業ゾウは、ナムペットを紹介します!

※本記事の内容は、学術研究・調査の一環として行なった聞き取り式のアンケートのデータに基づくものです。無断での内容の転載やデータの使用は盗用と見なされますのでお控えください。

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