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もうちょっと息抜き(フラメンコ日記)

しばらく、フラメンコの動画巡りは休んでました。

夏の間は某歌ってみた動画を擦り切れるほど聴いてて、
その後、秋にかけてジプシーキングス、聴いてるとビール飲みたくなるあの曲。歌えるようにならなきゃいけなくて(無事務めを果たしました)。
それ以降は、今習っている曲を追いかけてたけど、12月は突然昭和歌謡に目覚めてまして(前記事。今も激アツだぜ…)

そういえばとちょっと色々思い出して、備忘録しとこうかなと思い。
またもや自分の為だけど、残しときます。
そして書ききるのを待つとまたすさまじく熟成させそうなので、後から追記もOKってことにする。


Farruca(ファルーカ)

なかなかコブシが効いて、昭和歌謡もとい演歌の気配がすると思ってる曲。
男くさい振り付けで技術先行、男性が踊ってることが多いけど、女性が踊るのも格好いい。

個人的翻訳は、Farruca=東北の女
や、正確にはね、西北、なんですよ、ガリシア地方を指すので。判ってるんだけど、日本に西北地方ってないじゃん。

Farruco(ファルーコ)は、南(アンダルシア)に出稼ぎに出てきている、西北(ガリシア)地方出身の男たちを指す呼び名。
Farrucaは、そのガリシアの女性を指します。

有名な歌詞①「ひとりのFarrucaが苦い思いで泣いている。ガイダ(楽器)を彼女に弾いてくれた彼が死んでしまったから…」
有名な歌詞②「私の為に踊ってよMalena、苦しみを風に放って、鎖を引き千切り、忘れてしまえばいい、理由なんか要らない」

この曲を習いたくてフラメンコを再開したのだけど、とにかく歌詞②が大好きで。

↓一例。歌詞は細かいところでバリエーションあります。
Ay farruca
mi gloria es verte bailar
báilame Malena
y echa al aire todas tus penas
y rompe con las cadenas
y olvida tu sin razón
mira que el cariño que te tengo
desde niño yo te quiero
como a nadie en este mundo

超・圧巻。(3:40~)Palma隊はここで仕事する為だけに居たのねという。


Fandango de Huelva(ファンダンゴ デ ウエルバ)

今、これ練習してるんですv

Fandangoとは、各地方ごとにあるお国歌、みたいなもの。
いろんな歌詞があるけど、アルアルは、お国自慢。地元歌。
(フラメンコ学術的には正確にはもっと…とも思うけど、今は軽くいきたいので、お見過ごし下さい)

Huelva地方のFandango、ってことですね。
数あるFandangoの中でも、Huelvaのは踊り歌的一面もあって、そっちは型(長さ)が一律だったりして、日本では割と有名な方かも。

私が好きな歌詞の一つ、Alosno(アロスノ。Huelva県にある地方)のFandango。お国自慢とロマンチック。

お嬢さん、早くアロスノへおいで
お酒をあげるよ。僕が持ってるやつ。
早く僕の両手の中へおいで。
僕はアロスノ出身。アロスノ男子さ。
で、僕が一番好きな、Fandangoはね…

Fandangoは僕の喜び。一番好きな歌。
夜明けのアロスノのFandangoが
僕の哀しみを喜びに変えてくれるんだ。

vente al alosno niña, vente temprano
te daré el aguardientillo entre mis manos
soy del alosno soy alosnero
y mi fandango más quiero….

el fandango es mi alegría
es el cante que más quiero
me alegran las penas mías
con un fandango alosnero
al amanecer del día

Alcangel、4:30~。歌詞覚えたくて何度繰り返して聴いたことか。

Casa Patas(フラメンコライブが聴けるライブハウス+レストラン/バル)、コロナ禍で閉店してしまったという大ショック…


古い有名な映画の中で。主役の女の子Marisol(マリソル)が、歌ってよマリソル、とおっちゃん達にせがまれて車の中で歌い出す、Fandango de Huelva。


踊るとこんな感じ


Caña(カーニャ)

フラメンコはショービジネスとしては比較的新しいのだけど、歌だけは昔から歌い継がれていて。
Cañaはその中でもかなり古典の方です。
クラシカルな曲調と、Lamento(ラメント/嘆き)と呼ばれるリフレイン(い~い~い~い~い~)が大好き。
歌詞はなかなか泥臭い、嘆き節。それがよい。

私がカーニャを歌うとき その歌には魂が入り込む
私は彼女を覚えているから
この先もずっと、彼女の記憶を胸に抱いているだろう…

Cuando yo canto la caña
El alma pongo en el cante
Porque me acuerdo de ella
Y creo que la tengo
Creo que la tengo delante
Ay porque me acuerdo de ella

世界中の人々は、神に健康と自由を願うけど
私は死を願った…

todo el mundo le pide a Dios
La salud y la libertad
y yo le pido la muerte
y no me la quiere mandar

↓こんな風に踊りたくて前回発表会ソロでは頑張った。力及ばず…
いやこれができる技術があるとは全く思ってないのだけど、少しでも寄せたかったというか…

(8:46から、todo el mundo)


ボチボチ追加していくつもり。
Taranto(炭坑節)、Serrana(山の歌)、Romera(うーん?)は書きたい。Bambera(ブランコ用かごめかごめ)の歌詞も探してる。
有名なSoleaとかTientoは有識者へお任せします。マイナー好きでごめんちょ。

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