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ターメリックのいろいろな使用法

カレーというとターメリックというスパイスを連想するかと思いますが、アーユルヴェーダでは日常的に様々な用途でターメリックを使います。

アーユルヴェーダにはキッチンファーマシーという言葉があるようにターメリックはカレーに使用するだけでなく、便利な活用法があります。

ターメリック(秋ウコン)は生姜科になり、身体を温める作用があります。

寒い時にターメリックを温めたミルクや豆乳、アーモンドミルクに加えてゴールデンミルクを作ります。

ゴールデンミルクはぽかぽかと身体を温めます。

ジンジャーやシナモンなどのターメリックと同じような温める作用のスパイスを加えるとさらにアロマも感じリッチな気分になります。

ヴァータタイプの人は、少しギーを加えるとお肌の乾燥防止や便秘解消になります。

ターメリックには抗酸化、抗炎症、殺菌作用があります。


美白作用があるターメリックにミルクを加えたものをフェイスパックとして活用、抗酸化作用で透明感がでます。
※ターメリックはフェイスパック後はしっかり落としてください。

ちょっとした火傷や傷にターメリックとギーを混ぜて塗ると傷や痛みが早く治りやすくなります。

風邪の時に、水にターメリックと岩塩を混ぜてうがいをします。


ターメリックにはクルクミンという肝臓の解毒効果のある物質が含有されています。
クルクミンの一日摂取許容量を調べると、
ウコンの色素成分であるクルクミンは、食品安全委員会によって一日許容摂取量を体重1kg当たり3mgと設定されています。 たとえば体重50kgの方で150mgの摂取量が目安です。

アーユルヴェーダの医師はターメリックからクルクミンだけを取り出して作られたサプリメントに良い評価をしません

この世に自然に発生した植物はそれだけでもともと完璧にホリスティックであるため、ターメリックに含まれるクルクミン以外の物質はクルクミンと一緒であることで最大の効果をもたらすと言います。

例えば、アルコールを飲み肝臓をいたわるならクルクミンではなく、ターメリックをとりなさいと言います。

様々な用途に使えるターメリックをキッチンに常備して活用することは便利であるだけでなく、生活に彩りを加えてくれます。

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