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妊活の終わり。2度目の稽留流産(重めの話②) 当日と翌日の心境変化。

あぁ…
昨日の2週間ぶりの9w5d検診で、
3度目の心拍確認が出来なかった。

実際は8w3d程度の大きさで止まっていたらしい。
1週間以上も前じゃないか……

直前まで毎日ひどい悪阻に苦しんでいたから、
正直、今回は寝耳に水のような気持ちだった。

内診がはじまり、お医者さんがしばらく黙りながら
色んな角度で赤ちゃんを観察していることで
あぁ…まさか…またなのか…
と察する。
予想通り、心拍が動いてないですね……という一言。

旦那も当たり前にクリアしているだろうと信じていたようで
診察室から出て

「ダメだった……」
と一言、小さくつぶやいた私の言葉に、

「え……?冗談だよね……?」
と、本気の一言が返ってきた。

「ごめん……」
と言うしかなかった。

涙が止まらない……というような哀しい感情よりも、
とにかく虚しい、虚無の気持ちでいっぱいだった。

これまでの努力、調整、辛すぎる悪阻、
ぜんぶ無駄に終わったのだから。

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と、しばし悲観モードになるも、浸る暇もなく、
流産手術の話に進む。

前回、局部麻酔がまるで効かなくて最悪の体験をしたから、今回は全身麻酔でお願いしたいです。
とリクエスト。

ただこの総合病院は、流産手術に全身麻酔は基本行わず、
どうしても希望する場合は1泊入院が必須となる。
なんとも面倒だ……
でもいくらかかろうが全身麻酔は必須条件だったので
強く要望すると、20分ほど待合室で待たされた後、
以下の提案を受けた。

兼ねてからある子宮頸がん異形成手術と
流産手術を一緒に行うのはどうでしょう、と。

どうせ入院、全身麻酔、手術するなら1回で済ませたいので、
こちらからもぜひお願いしたい提案だった。

ただ流産手術で失うだけでなく、長年持ってる体内爆弾を処理できるのは、不幸中の幸い……なのかな……?

流産手術は15分程度に対して、
手術全体は1時間ほどかかるらしい。

という事は、子宮頸がん手術の方が
多少、手間と時間がかかるということね。

事実、予定時間を大幅に超えて、事前検査という名目で
9本の採血、レントゲン検査、心拍検査、麻酔事前ヒアリングと事前説明、を受け、流産したことをあまり嘆く時間もないまま、ヘトヘトと家に帰宅した。

動く気力も何も飲み食いする元気もないまま、
1番の親友に状況報告だけしてそのまま寝落ち。

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一晩明けて今日は、
悲しさや虚しさもなくなり、
だけど 無 な気持ちである。

ネガティブな意味で言えば虚無なのかもしれないけど
ポジティブな言い方をすれば、平穏、静寂。

まだ残る意味の無い悪阻に加え、
数日後に手術を控えている憂鬱さはあれど、
もう私を縛るものや制限するものは無くなった。

分かりやすい例で言えば、
ずっと我慢してた生魚 = 海鮮丼を昼食に食べ、
久しぶりに 「美味しい…」という感覚を体験できた。
(このブログの表紙に貼ってやります)

この数ヶ月で得たものは何もないのか?

と自問自答したけども、何もなかったわけではない。

むしろ、これまでアタリマエにあったものが、どれだけ幸せなことなのかに気づけた。

・健康であることがどれほど幸せなことかと言うこと。

・普段めんどくさいと思っていた普通の家事でさえ、
    不自由なく自分で出来るということ。

・ご飯を、食べ物を、美味しい!、と感じられること。

・悪阻の日々、どこまでも優しくひたすら支えてくれた旦那がいること。

今回の妊娠がなかったら、どれも気づけなかったか、完全に忘れてしまっていた大切な気づき。

もともと持っていたものへの感謝。

加えて、新しい気づきとしては

大ッ嫌いだった朝、早起きが好きになったこと。

妊娠前までは、夜がとにかく好きで、深夜まで起きては
朝遅めの起床の生活サイクルをしていたけど
妊娠してから夜のつわりが酷すぎて
早寝せざるを得なくなった。

結果、朝4時半とか6時とか、酷い時は3時に目覚めたりも
いつの間にか当たり前の日々になっていたのだけど、
気分の良い朝、元気な朝のうちに
仕事や家事などやれることをやり終えてしまう
というのは気持ちがよく生産的な事だと
今更ながらようやく気づけた。

妄信的に夜を愛してたので
これは今回の妊娠による強制的な朝活がなかったら、
絶対に気づけなかったことだと思う。

この感情は忘れたくないな。だからnoteに書いた。

そして、なにより
私の人生は、子供がいる人生なのか?
という、きっと物心ついてから、ふと考えるような
長年の問いに、ようやく決着がついた。

私の人生は、子供がいない人生。

白黒つけられて、とってもスッキリできた気がする。

これからどう生きるか?

改めてきちんと考えたいなとは思うけど、
これまでも幸せだったということは前提で
何かもっと自分と家族、その先の社会に向けて
叶えたいことはないか、模索してみたいなと思う!

ということで、始めたばかりとはいえせっかくnoteをはじめたので、
妊活ブログをなかった事にせず、
しっかり区切りをつけれてよかったかな?

いつも中途半端でやめちゃう自分への一区切り。

さーー9月に当選したアリーナLIVE、
チケット誰かに譲らず行っくぞおおおおあ😋!






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