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22周年ですって

ELEKIBASSとWaikikiRecordが22周年、、、重ねた年月分の何か重みというものはあるのだろうか?経験?技術?知識?、、、、正直、なんの役にも立たないし(言い方乱暴!)、なんの手応えも感じていない。

そもそも、なんかの手応えを感じている人ってどんな感じなんだろう?、まあその前にコロナで通常?の、いや、これまでのルーティーンの活動ができなくなり(逆にチャンスだ!という考えもある)それこそ、周年なんて一番ルーティーンなイベントが大手を振ってはできなくなってしまった。

21周年(2020年9月開催)はある程度仕方ないとは思っていましたが、流石にその一年後の2021年もコロナの影響がここまであることは想像をしていなかったです、はい。

立場上?仕事上?、若いバンドの面倒もみるし、自分よりも先輩のミュージシャンの活動に関わることも多々ありまして、それぞれ、みんな苦労しているし、悩んでいる。コロナでなくても、コロナでも。メーカーも事務所もみんな悩んでいる。そもそもどうなったら成功なんだ?というところから改めて悩み始めている。

一昔前なら、メジャーデビューしたらゴール(これはかなりいい加減なゴールですがw)ぐらい、わかりやすかったし、フジロック出演できたらゴール、海外でツアー&リリースできたらゴール、ぐらい、なんか目標があった気がします。もちろん、一番純粋な「何か作り出したい欲」というクリエイティブなものが信用できて、それが誰かにとって(少数でも)、意味があれば、それがゴールなんだとは思うけれども関わる人をある程度幸せに(金銭的にか社会的にか)するためには、評価もそれなりについてこないと、まあ、よくはないんですよ、え、よくないの?、まあよくないか、よくないよね〜、、、

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*ゴール!!!ではない(いや、ゴールでもいい)、20周年のステージの模様。

しかしながら、流石に(何かしらの活動が)20年を超えてくると、評価とかが、少しどうでも良くなったりするんですよね。それより、自分が死ぬときに、後悔するかどうか?とかの方が大きくなってきて、あの時なんで、あの人の言うことを魔に受けて、ああしたんだろう?、なんであの時自分を信じられなかったんだろう?(逆のパターンで、なんであの人のいうこと信じなかったんだろう?もありますね)。なんで、もっとこうしなかったんだろう?、まあ、振り返って思うだけならみんなできる。だけど、みんなできる「振り返り」をして、こうしたかったなー、とかあるなら、今からでもいいからやればいいじゃない?とは思うわけですよ。もう、あの時の仲間はいませんが、今の仲間がいるじゃない。その繰り返しだったかもしれませんが、やれないよりはやれる現実が目の前にあるならやればいい、やろう!!

そんな想いの繰り返しで、レーベル、バンドの活動は続いて行っております。コロナ禍の変な、特別な環境での葛藤はありつつも軸というか、真ん中は全く同じで、積み重ねた年月が何か意味あるのかな?という思いとともに、積み重ねた年月だから何か違うのかもしれないよ、という謎の自信、そして、謎じゃない勝手に一人で境地に達した自信を持って、やれることをやる!!

それが「周年」(*周年に限らず、「節目」と思います)

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*22周年のキービジュアル

今回の周年のイラストを、おほしんたろうさんにお願いしました。シュールが売りのおほさんのイラストは、どこか気の抜けた感じで大好きで、そんなおほさんに依頼を快諾いただいたことは本当に嬉しかったです。そして、イラストの発注に際して、これこれこういうイラストお願いします、というのを整理していたんですが、、、、、おほさんの魅力である、シュール差を全開に出した作品も色々と頭をよぎったんですが、、、やはり、周年、ここは、ワイキキレコードを始める本当の一番最初のきっかけ、、

ELEKIBASSというバンドを大学時代に結成して、手探りで宅録(自宅というか、大学のサークルのリハーサルスタジオで、ハードディスクレコーダー持ち込んでのレコーディング)した音源を形にしたい!と、なんの知識もないままレコードを作るんだ!!というタイミングに、レコード作る資金にと●●万円出してくれたのが友人の吉田くん(YSDくん)、彼は当時DJやっていて、バンド活動を応援してくれていて、僕がバンド活動でのリリース&レーベル活動開始に悩んでいるときに、どん、と背中を押してくれた人であり、その後、某ライブハウスブッキング、某マネジメントのマネージャー、今では、某レコード会社のそこそこ偉い人、とかになって、今でも若いバンド等を世の中に送り出していたりしていまして、そんな吉田くんがいたからこそ始まったのがWaikikiRecordじゃないか!、ということで、2人の人物をモチーフに、イラストを描いてもらいました。

結果、おほさんの文字とかによるシュールな魅力が半減はしているのですが、そこはそこに込められた想いが勝るということで、まさに、ここに述べさせているように、「やりたいようにやれた」1つの結果なのかなと思っております。

そして、もともと、21周年はコロナ真っ只中で、配信に切り替え、尾島隆英、PARIS on the City!、ELELKIBASSの3組でライブをやったのですが、22周年はまた、20周年みたいに、わいわい、ガヤガヤと沢山のバンドでお送りしよう。そして、いろんなしがらみを気にせず、ただただ、気の合うミュージシャンと一緒にお送りしよう!と、周年企画を1年前から企画しておりました、、

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*20周年の出演者達 イラスト by ニックジャガーさん

しかし、まあ恨み言言っても仕方ないですが、はい、まあコロナでこんなわいわいがやがやは、行うことが難しいと、、、無理やりおこなったところで、楽しめない人がいる時点で、まあアウト、というか、やれないですよね(じゃあ、配信ならいいのか?とか色々意見はありますが)

少なくとも、22周年は「わいわいがやがや」が行えないのであれば、何ができるんだ?何をやりたいんだ?自分は何をやれば後悔しないんだ?

自問自答を繰り返し、至った答えが、、、、

9月23日 空中カメラとPARIS on the City! の2マン(制限ありの有観客&配信)

そして、10月24日 渡辺シュンスケさんと、空中カメラの、竜とハヤトをむかえての編成でのELEKIBASSワンマン(制限ありの有観客&配信)

この2つを行えれば、22周年は納得ができる!!!!

ということになったのです。

まあ、相変わらず言い訳じみた文章全開ですが、そうなんですよ。音楽が好きなんで、なんか諦め切れないんですよ。レーベルなんて元々、自分のセレクトのセンスを認めて欲しい欲望とかあって始めているわけだし、それが22年続いたってことは、よくないところも認めて欲しい、ただのダメな男の言い訳レーベルなんですよ。そんな言い訳全開な22周年、とりあえず9月、10月、配信でも来場でも(枚数少ないので要注意)、見届けてくださいませ。あなたにとって最高の音楽家はわからないが、一人の男が22年かけて面白いと思う音楽をお届けします。それはそれで、面白くない?

こちらのライブ動画は2021年2月の渡辺シュンスケさんと、空中カメラの、竜とハヤトをむかえての編成でのELEKIBASS配信ワンマンの模様。この時と同じメンバーで、同じ会場で、同じセットリスト(本当か?)でまた10月24日に、周年としてお送りします。

2021.10.24(日)渋谷TSUTAYA O-nest
「WaikikiRecord 22nd party Vol.02 -Guaranteed to Make You Feel Good! -」

出演:ELEKIBASS
Guest:渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz、cafelon)/中村竜・中村ハヤト(空中カメラ)

チケット等の詳しい情報はこちら http://www.waikikirecord.net/?p=3319

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