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人は無知を実感し、成長する①

こんにちは、恵莉ひなこです。
今回のnoteは前回の記事に紐づくので、未読の方は是非ともそちらを読んでから戻ってきてください。

読みましたか?
いいですね?
では、今回のnoteの始まり始まり。

+ + +

――あれから、ちょうど1ヶ月。
かわいいかわいいマーガレットちゃんは、5/18時点でこうなっていた。

死んだ

このnoteは、どうしてこんなことになってしまったのか、
私の反省と後悔と自戒と、わずかな成長の物語です。

まずそもそも私には、植物を育てた記憶がほとんどありません。
小学校で育てきった朝顔と、ミニトマト。
それ以外に植物を育て、慈しんだことが全然ないのです。

母はたくさんの植木鉢で様々な花や木々を育てており、祖父母は庭はもちろん畑まで借りて花に植物に野菜に果物と、いろいろ育てていました。
ですが私は、花を見て可愛いと思ったり、飾ったりはするものの、それを育てるという部分に興味を示したことがありません。
知識らしいものといえば、はるか昔に母の手伝いをした際、
「植木鉢には、夏は朝と夕方の2回水やりをする」「買ってきた苗を鉢に移す際は、根っこをほぐす」「夏場は暑いから鉢を直接地面に置かない」
のみだったのです。

そんな私がマーガレットに一目惚れをし、育てようと決意しました。
「育てやすい植物」という表記を「ほとんど水やりだけやっておけばいい植物」と勝手に思い込み、新たな知識を一切入れずに……。

さて、マーガレットを買ってきた私がまずやったことは、以下です。

× マーガレットを鉢に移す際、根っこをほぐしまくった
× その際、2年ほどベランダに放置していた鉢に入っていた土を使った

買ってきた直後、かわいい

さて、このマーガレットをちゃんと育てたい。
次なる私の行動は……?

○ すのこを買ってきて鉢の下に置いた
× 最初に移した鉢が茶色いのが気に食わず、白い鉢に移し替えた
△ 肥料があったほうがいいと思い、簡単液体肥料をぶっ刺した

おや……?

明らかにマーガレットの元気がないようですが……?
どうするんだ、私!

× 液体肥料をぶっ刺したのでいずれ元気になると思い込む
○ ちっこい虫が死ぬほどつきだしたのでティッシュで取りまくる
△ 植物用の虫除けスプレーを散布しまくる
○ ベランダの床がグレーなのが許せなくなりオシャレ石を敷く

シート状のオシャレ石

このオシャレ石はマーガレットちゃんの可愛さを引き立ててくれるし、ベランダに出るたびにテンションが上がるしで大正解だったんですが、それがマーガレットちゃんの元気を取り戻してくれるはずはないわけで。
結果、こうです。

無残すぎる……

園芸の知識をお持ちの方からすれば、なんなんだコイツどつき回すぞという怒りでいっぱいのことと思います。
私も今となっては本当にそう思うんですけど、でもあの頃の私はたしかにマーガレットちゃんを愛しており(愛し方を知らなかったけれど)、だからこそ枯れ果てた姿を見て悲しくて悔しくて、どうしてこうなってしまったんだろうとはじめて後悔を覚え、ようやく思い至ったわけです。
もしかして、知識が必要だったのでは?
育てやすい植物というのは「基本の知識」があることが、前提なのでは?

というわけで、知識をつけることにしました。

救世主あらわる

この本は本当にオススメ。
園芸の知識が底辺の私に、とても優しく寄り添ってくれました。
これを読んで、マーガレットが何故ああいった最期を迎えることになったのか、なんとなくわかってきました。

× マーガレットを鉢に移す際、根っこをほぐしまくった
 →根っこをほぐすのは、ポリポット(ビニールポット)の中で
  根っこが詰まりまくっている時だけで良い
× その際、2年ほどベランダに放置していた鉢に入っていた土を使った
 →そんな土に植物が育つ栄養などあるわけがない、水はけも最悪、捨てろ
× 最初に移した鉢が茶色いのが気に食わず、白い鉢に移し替えた
 →植物が弱るので短期間で鉢を何度も変えるな
× 液体肥料をぶっ刺したのでいずれ元気になると思い込む
 
→土を新しくしろ、肥料を厳選しろ、ていうか調べるか人に聞くかしろ

他にも、「鉢の底には石を入れろ」「そもそも鉢が小せぇ」「虫除けはスプレータイプのみではなくばら撒くタイプも使え」とか、いろいろあるんですけど、とにかく基礎知識をつけ始めた私は、決意しました。
来春またマーガレットちゃんを迎え、今度こそ長く愛でられるように、今から園芸スキルを育てていこうと。

そんなわけで、現在ちゃんと調べたり、人に聞いたりしながら、ベランダで植物を育てています。

6/1の様子(白くて大きい鉢に注目!)
今朝の様子

すごい。1週間で花がたくさん咲いています。
マーガレットちゃんは買ってきた日がピークで弱っていく一方だったのに対し、このお花は私のお世話で開花してくれたのです。
なんて愛おしい……。

ここに至るまでもいろいろあったのですが、その奮闘の記録は次回また綴っていこうと思います。
それまではどうか、このお花たちがまだまだ咲き続けているよう、無事を祈っていてください。
私、がんばります。

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