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AIと軍事、AIで明るい隷属

※今後、むかし書いて放置していた記事のホコリをはらってお見せすることにしました。話題は相場に限定しません。というより相場以外の話の方が多くなります。

元記事:2018/11/28
改訂:2023/4/5

兵頭ニ十八さんという軍学者がいます。この人の見方は面白いです。以下のAI時代に関する記事をお読みください。

一部を引用します(現在、元記事のURLはリンク切れを起こしています)。

AI技術はWinner tales it allの世界
(前略)AI競争では、初めに開発に成功した国や企業がその市場を独占できるからである。のみならず、他国を知的財産権によって拘束・支配できる可能性や、それが兵器や戦術面に実用されることで国家間の軍事バランスを崩す可能性すら生ずる。米国、中国、EU、ロシアは当然にそこまで察しているけれども、日本人はまだ理解できていない。

もっともです。戦後のアメリカ国防依存は日本人から軍事思考を洗い流してしまいました。熾烈な開発競争、スピード違反への開発側からのストップ、AI界隈はいろいろ騒がしいわけですが、軍事面からの議論はほとんど聞こえてきません。

たいがいの民生技術は軍から天下ってくるっていうのに。

Useless classからWork-free classへ?

AIといえば、一昔前、WEFの御用学者みたいなハラリという御仁がユースレスクラス(社会的無用者階級)ということを言っていました。AIの普及拡大で大量失業時代が来ると仕事にあぶれた人が「飼われる」ときが来るだろうというのです。

でも、ホントにそうなんでしょうか?テクノロジーにはつねにプラスとマイナスの面があります。

大量失業は一過性の現象でむしろ生活環境の「自動化」が進んで「働かなくても食える」大量ヒマ人時代が到来する可能性はないんでしょうか?

そんな「桃源郷」が待ち構えているなら、ベーシックインカムもらって好きに暮らすというのも悪い話とは言い切れないと思います。

上の人たちはとにかく「抜け駆け」されるのを嫌います。ゆるい全体統治が好みです。ベーシックインカムを「去勢化」手段と考えてるはずです。逆らう意思を失った従順な隷属を求めているわけです。

そんな時代が来れば、いま社畜化を拒否して「自由」に生きているフリーターたちは時代をさきがけていると言えるかもしれません。

少子高齢化が羨ましがられる社会?

そうなったら相対的に財政負担の少ない、少子高齢化社会がもてはやらされる可能性すらあります。その頃にはアンチエイジング・長寿化技術も飛躍的に発展しているでしょうし・・・

まあ、ものは考えようです。ものごとを眺めるスパンを変えれば、悲観したものじゃないのです。悲観や批判を知性の証のように見なすのは戦後日本の悪い癖です。いいかげんやめないと、次の時代も衰退国家ニッポンを続けることになります。

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