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web基板業者への発注(発注作業 JLCPCB)

はじめに

最近界隈で見かけるようになった ”JLCPCB” へ発注しました。
”JLCPCB” の記事は豊富で、アカウント作成から発注までマニュアルの様に丁寧な記事もありますので、ここでは "面付け" について述べます。
”JLCPCB”登録リンクはこちら↓
https://t.co/K35oaDr41Q

基板設計

折角の発注ですから、新しく基板設計します。
・ArduinoUNO R3互換 XHコネクタ仕様
・USB-Serialは変換ケーブルで接続(基板側は6pコネクタ)
・VHコネクタ(バッテリー接続)低背ブレードヒューズによる短絡保護
・Li-Fe6.6V / Ni-MH7.2Vバッテリー兼用過放電保護回路
・電源ON-OFFスイッチ(電力ラインはバッテリー電圧確認後FETにてON)
・5V 800mA LDO 
・ESC等への電源供給コネクタ (XHコネクタ2p × 5)
・ESC用ピンヘッダー ×4 (D2,D3,D4,D5  5Vラインは無給電)
 ※ラジコン用ESCは受信機に6V供給する仕様の為、5Vとは絶縁
・STARTスイッチ (A6)
・プログラム切替用 ロータリーディップスイッチ(16通り A7)
・コンパレータ割込閾値設定用ボリューム (D6、XHコネクタ2p)
・コンパレータ割込入力/汎用 (D7、テストポイントXHコネクタ2p)
・汎用 (D8,D9,D10)
・アナログ/汎用 (A0,A1,A2,A3)
・IIC ×3 (A4,A5)
・ICSP (ピンヘッダー6p(2x3))
この仕様にて100×100mmのサイズに2面レイアウトできる基板を設計したのがこれ ↓ です。

Arduino互換XHコネクタ仕様 外形寸法 50×80mm

JLCPCBの面付け

"Seeed studio FUSION"ではV-CUT無料でしたが、JLCPCBでは有料です。
web基板業者への発注(発注作業 seed studio FUSION)|あるちざんラボ (note.com)
予め面付けデータを作成してアップロードする方法と面付けをJLCPCBにして貰う方法の2択となります。
何れもBoardが "$2.00" から "$3.70"、Engineerring fee $4.00が追加され、基板製造の合計金額は "$2.00" から $7.70 になります。

面付けデータをアップロードして配置指定する方法
JLCPCBに面付けデータを作って貰う方法

V-CUT3本入れた時の価格を見たかったので前回発注したバッテリー保護基板をアップロードしました。
この場合は、5枚×6面=30枚になるので面付けのコストメリットはありますが、今回設計した2面付けの場合は2回オーダーした方が安い事になります。
こちらで面付け作業しても安くならないので、JLCPCBにお願いするのが良いと思います。

JLCPCBの送料

”Shipping Method” (配送業者選択)にて "OCS NEP" にチェックを入れると 配送料は "$0.96" (2023/12/7現在)となります。
3ドルで基板が外注できると、コストではエッチングによる基板自作の優位性はなくなります。
基板作成・実装・評価が数時間でできる ”スピード” が必要ない場合には、外注にするのも良いかもしれません。

JLCPCB送料

※返金不可設定になっておりますので、ご注意ください。
有料部分では、以下のデータがダウンロードできます。
・Fusion360用 回路図 パターン図 3D データ
  Arduino_328F_CMP_R-SW2 v40.f3z

・部品表
  Arduino_328F_CMP_R-SW2 v40.csv

・プログラム切替用 ロータリーディップスイッチ動作確認プログラム
  R-DIPSW_TEST.TXT

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