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英会話ド初心者がワーホリでお金をもらいながら英語の習得ができる職場の特徴

「 海外への長期滞在を目指して英語の勉強をしているけど捗らない 」
「ワーホリや語学留学のための資金づくりに消耗している」
「時間はたっぷりあるし、英語でも身につけようかな」

そんなひとへ向けて、この記事さえ読めば日本で渡航準備に消耗することなくおおきな資金も英語力もないまま手ぶらでさくっと海外へ移って、それなりにお金を貯めつつ英語力アップが目指せます。ゼロからでも余裕です。
おおくのひとにとって再現性のある方法をシェアしていきます。


ただひとつだけ条件があって、それは....

『 働けるビザを持参できるか?=ワーホリ申請できるか?』

ここさえクリアしていればだれでもお金をもらいながら英語を身につけることができます。語学学校のために数十万円用意して、お金を払いながら英語を学ぶのは金銭的にも負担がおおきいですよね。
英語習得は長距離走のようなもので、より負担を減らして長く続けるための態勢をはやく整えることが重要です。
「お金を払いながら英語を勉強する状態」と「お金をもらいながら英語を勉強する状態」ではどちらが継続しやすい(=負担が少ない)か答えは明白です。



ここから本題へうつりますが経験に基づいて、より具体的なテクニックをシェアしていく心がけをして書いていきます。

この記事を書いているひとの海外経歴 (上から古い順)
○フィリピンバギオ留学【 4ヶ月 】
○AUSワーホリ 【 6ヶ月 】
 ・バナナファーム
○フィリピンバギオ生活【 6ヶ月 】
○カナダワーホリ 【 12ヶ月 】
・ジャパレスサーバー
・ローカルレストラン サーバーヘルパー
○現 NZワーホリ【 12ヶ月目 】
・ホテルレセプション



結論から書きます。

『 ジ ャ パ レ ス で サ ー バ ー と し て 働 こ う !』

これだけです。英語力ゼロのひとが負担を最小限に減らして練習しつつ、習慣化していけるもっとも手取り早い方法です。
ここでいう【 習慣化 】とは、英語を話している自分に違和感がなくなる。英語を意志力に頼らず毎日続けていられる状態です。現時点で英語が上手いか、そうでないかはまったく関係なく、どうでもいい些細なことです。
また、記事の冒頭からやたらと使っている【負担なく】の説明ですが、英語を習慣化するプロセスでもっともケアしなければいけないものです。
なぜかというと人間だれしもがシンドイことは続かないからです。まずは負担を最小限に減らして、とにかく楽にはじめることが重要です。
習慣化のプロセスを知ることは英語学習だけでなく新しいものを習得したいときにめちゃくちゃ役立つでまたのちほど掘り下げていくことにします。



さて、ここからなぜ英語環境が整っていそうなローカルでなく、ジャパレスが良いのかその理由を6つあげていきます。

①英語力がなくてもサーバーポジションで雇用されやすい
これがもっとも大きな理由です。言語は技術なので時間をガンガン投入して磨いていく必要があります。「英語苦手だし、まずは裏方として作業系の仕事をして、なんとなく英語に慣れてからサーバーしよう」と計画してしまうとその時はやってこないままビザの期限を迎えることになるでしょう。
英語を扱うプレーヤーになりましょう。あくまでサーバーをするための手段としてジャパレスを選んでいるかたちです。逆にキッチンや作業系の仕事ならローカル勤めが良いです。


②英語が上手じゃなくてもまったく問題ない
ジャパレスのスタッフに英語力を求めているお客さんや雇用主はほかの職場に比べると圧倒的に少ないです。ダンチです。
なぜかというと、日本の文化を売り物にしているためお客さんはリスペクトを持って接してくれます。日本人の英語力が高くないことは周知の事実だし、むしろあどけない英語が本場の日本料理を連想させる演出になります。
ジャパレスの空間は日本人にとってホームで、お客さん(ネイティブも非ネイティブも)にとってアウェイ、この関係は超便利で英語でマウントとってくる人に遭遇する確率がめちゃくちゃ下がります。アウェイになりがちな海外ではレアなこの空間をうまく利用しましょう。
雇用主視点だと、働けるビザを持参してくれて、かつローカルの人たちより低い時給でシフトを埋めてくれる人材はめちゃくちゃ貴重で、英語が堪能なローカルを高い時給で雇用するより総合的なメリットが多いため、たとえ英語の練習がてらで職場に席をおいたとしてもウィンウィンなのです。
いきなり英語力を上げるのは難しいため、周りからこちらに歩み寄って英語のハードルを下げてくれる環境に身をおきましょう。


③仕事内容を日本語で教えてもらえる
負担を減らすためにはとても重要で、英語でのインプットはアウトプットと比較にならないくらいキツいです。日本語に頼れる環境で負担を避けつつ習慣化を進めていきましょう。習慣化の段階で「絶対に英語しか使わない!」決意は負担になりかねないので無理せず楽にはじめましょう。


④メニューを覚えやすい
馴染みのない海外の料理より、馴染みのある自国の料理だとお客さんに説明やアレンジの対応等もしやすいです。日本の料理を日本人が提供する環境こそアウェイにならないためのポジションとりとして最適なのです。


⑤ワークビザサポートを狙いやすい
これはオプションですが、ビザサポートオファーが比較的もらいやすく申請も通りやすいのが特徴で、二年目の滞在を目指す可能性があるならジャパレスに席をおいておくのはひとつの手段として有効です。(※滞在する国の規定や時期などさまざまな要素が絡んできます。)


⑥過去に飲食での就労経験、海外での就労経験もいらない
海外では即戦力が求められるため過去の就労経験がものをいう。は通説ですが、日系ジャパレスは不問です。常に人手不足であることと、日本人が日本食を提供することにバリューがあるため、ほんとうになにもない状態からはじめられるのでおすすめしています。


上記の理由でサーバーとして雇用されやすいジャパレスをおすすめしています。 ジャパレスでサーバーとして打席に立たせてもらい、どんどん数を重ねていきます。最初からネイティブの投げる150kmの直球を完璧なフォーム、バットの真芯で捉えてきれいに打ち返す必要はまったくありません。
とにかくトライさせてもらえる環境を確保して、失敗の数より成功の数を数えましょう。重ねていく成功体験が英語を話すときに重要な自己肯定感を生み出してくれます。
「英語をつかってこんなのできるはずがない!」をひとつ乗り越えると一気に視界が明るくなります。マインドブロックを越えていく経験が英語上達を倍速にさせてくれます。

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さて、ジャパレスといっても世界ではさまざまなビジネスモデルが展開されていて、具体的に英語ド初心にとって理想的な職場の特徴をシェアしていきますが、その前にまた大切なことをまたひとつ....


『 働 く 意 識 は 捨 て よ う ! 』

あくまで目的は「英語を身につける」であって「働く」ではありません。
英会話のもっとも効率的なインプット方法は【 アウトプットすること 】
この流れをつくってインプットが常に足りない状態になっておくことで、キャッチアップをはかりぐんぐん伸びていくメカニズムも生まれます。
「英語の練習ができて、しかもお金までもらえてラッキーだなぁ」くらいの感覚で過ごしてください。これは仕事だ!!と肩に力を入れず、手段にとらわれることなく、目的の英語力アップに集中しましょう。


◇ 負担なくはじめられる理想的な職場の特徴 
①留学生が多い街に出店している
②客単価が低い
③メニューが少ない
④常連が多い
⑤回転率が高い
⑥国際的なスタッフ層
チップがもらえる

①留学生(語学学校)がおおい街に出店している
留学生がおおく滞在している地域では、まわりが英語のハードルをぐっと下げてくれます。英語が上手でないひと慣れをしている街を選びましょう。例を上げるとバンクーバーです。

②客単価が低い
ドリンク一杯とコース料理の提供ではお客さんがこちらに求める英語力は違います。なるべく説明責任のない商品を売りものにする業態がおすすめです。きなり英語力を上げるのは難しいため、相手がハードルを下げてくれる環境にみをおくことが重要です。

③メニューが少ない
覚えるメニューがおおいと英語に割けるリソースが減ります。まずはシンプルなメニュー、シンプルな英語が理想的です

④常連が多い
クレーマーやスタッフの英語力にケチをつけてくるのはほぼ一見客です。
地域密着型で常連をおおく抱えているような店舗であれば英語のハードルが下がります。

⑤回転率が高い
さまざまなアクセントに触れる、多くの打席を経験してとにかく喋りっぱなしの状態をキープする狙いです。
また、回転率が高い=客単価低い 傾向にあるため難しい英語を使ったコミュニケーションを避けられます。

⑦国際的なスタッフ
良くも悪くも在籍するスタッフの人種が偏ると雇用主の都合のいい形でその国の文化やルールが蔓延しがちです。ローカルが働くジャパレスだと雇用条件の面でも安心できます。

⑥チップがもらえる
この記事でもっとも重要なパートで、ここをシェアする目的でこの記事を書いています。
はっきりいってこの記事は長ったらしいためここだけ読んでいただければ良いです。習慣化をすすめている段階ならコピペ、スクショなどして毎日目を通して欲しいレベルです。
習慣化のプロセスにおいて重要なキーは「報酬の設定」で、でもっとも頼りにしてはいけないのは「意志力」です。
たとえばあなたが「英語を身につける!今日から1日につき5個英単語を覚える!」と強く決意したとします。それを長く続けられるでしょうか?
ほとんどの人は続きません。その理由は彼ら自身に非があるのではなく、日々さまざまなものに影響を受けて変化する意志は習慣化においてはさほど頼りにならず、過去の意志と現在の意志がイコールで繋がっている状態は稀なのです。意志は不安定で頼りにならないものです。
そして目標に対して具体的な報酬の設定がなければ、意思の切れ目が習慣の切れ目になってしまいます。
たとえばチップ文化のあるカナダではたらくかたちをとればお給料、まかない、チップと3つの具体的な報酬を設定でき、意志力に頼らず英語の習慣化を目指せる態勢が整います。またチップの取り分はポジションによって異なりますが、ほとんどのレストランでサーバーが多めに貰える比率にしています。

また脳のはたらきにおいてもひとつ。脳は現状維持こそ正義で変化は悪であると信じていて新しきものを徹底的に嫌います。新しい習慣を身につけようとするとあらゆるシグナルを発信して「もうやめとけよ」と訴えかけてきます。具体的には飽きの症状がそのうちのひとつです。この脳のはたらきに意志力のみでうち勝つには到底無理があるので報酬の力を借りて「いやいや、この習慣ものにしていくとこんなに良いことがある」と説得していく作業が効果的です。

ではなぜこの記事では報酬にお金を設定することにこだわっているのでしょうか? - そのお金でさらに英語が伸びる経験を買いましょう。語学学校、大学カレッジ進学、デート、旅行 etc... それらの経験もまた「報酬」となります。このサイクルをつくることでオンもオフも英語にどっぷり浸かる環境に身をおけるようになります。

このように具体的な報酬を設定し、脳にポジティブな刺激を与えることでより英語へのモチベーションが上がる良いサイクルが生まれます。
意志ひとつに任せっきりにせず環境や脳のはたらを利用し、負担を避けつつ英語をものにしていきましょう。
習慣化を題材にした本をいくつか読んでそのプロセスを知っておくと、いま英語習慣化はどのあたりのフェーズにいるのかその進行具合を把握することができるのでオススメです。

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さて、ここまで英語の習慣化においてジャパレスをおすすめする理由をシェアしてきました。ここからは英語初心がふらっと現地へいって採用されるの?不安じゃね?の疑問を消していきます。

結論からいえば、まったく心配はありません。日系の飲食店はあらかじめ従業員の確保をワーホリで現地にきているひとに絞っているケースがおおいです。もちろん英語力が高くないことも想定したうえで採用しています。
基本的にジャパレスに標準をあてれば仕事さがしにおいて心配は無用ですが、より採用してもらえる確率を上げるための細かなテクニックを4つ紹介していきます。

①ビザの期限がたっぷりある状態でアピールする
それなりに英語が喋れるけどビザの期限が数ヶ月しかない、入国したばかりで英語は苦手だけどビザの期限はたっぷりある。後者が優先的に採用されるケースは少なくありません。加えて長い期間働きたい意志とシフト埋めに協力的な姿勢をみせておくと効果的です。

②日本語で面接を受ける
日系ジャパレスに焦点をあてることで得られる選択肢です。
両者の意思疎通がスムーズだと採用の確率はあがります。

③採用に最適な時期を見定める
需要と供給のバランスで、これからアプローチする地域ではいつ従業員の入れ替わりを迎えるか、雇用側の視点でみればクリアになります。
地域によりますがここまで深く捉えなくても基本的には大丈夫ですが、不安要素を減らしたいひとのためにシェアしています。
好きな地域で、好きな時期に、好きな仕事選びはむずかしいかもしれません。

④「ワークビザ申請してこの国に残りたい」と伝える
このテクニックは諸刃の剣ですが、長く働きたい姿勢をみせることが狙いです。日系飲食店は労働力の確保を課題として抱えているため、長く働いてくれる可能性のある人材はとても貴重なのです。
ただし、採用以外の部分においてマイナスにはたらく可能性もあるため、ワークビザに依存せずサクッと英語力を身につけてどこにでも職場をかえられる準備はしておきましょう。目的は英語を身につけることであって、ひとつの職場に適応していくことではありません。


このようにジャパレスでの採用においては、現時点での英語力は査定に含まれないケースがしばしばで、雇用者が求めている条件は他にあって、それらはワーホリで入国できた時点で基本的にクリアしているわけです。
採用されないかぎり経験を積むこともできないので、ジャパレスをおすすめしている理由もここにあります。


ここまで、なぜジャパレスを選ぶのかその理由や狙いを習慣化や現時点での英語力に依存せず採用の確率を上げるといった視点からシェアしてきました。ワーホリ申請の権利があって、それなりの時間さえ用意できるなら手軽にはじめられる方法です。
実際にカナダでこの記事でシェアしているやり方を実践して身につけた英語をつかって、NZでは完全ローカル環境での喋りの仕事でワークビザを取得できました。
このようにある程度の習慣化がすすめばもう少し負担をかけてローカル環境に身を移すなど選択肢も増えてきます。どのくらい負担をかけるのかは習慣化のフェーズにあわせて考慮しましょう。まずは英語を続けるためのベースづくりが鉄則で、敵になる負担は徹底的に取り除くことです。

- この記事で伝えたいことを要約 -
お金を得ている時間と英語を身につけている時間を同時並行させることで、習慣化において重要な役割を担う報酬の設定ができる、かつ時間の節約にも繋がる=総合的に楽して英語を身につけるサイクルをつくれる。
仕組み化にさえ成功してしまえば意志力に頼らずとも英語が上達する。さらに報酬として得たお金で英語が伸びる経験を買おう。

そもそも英会話においてアウトプットする以外に力をつける方法ってあるでしょうか?語学学校で先生と話すことと、職場でお客さんや同僚と話すことの違いといえば、その時間でお金をもらっているか、払っているかくらいです。
さらにその状況から生まれる違いといえば他人がこちらに示す態度くらいで、それは英語力の底上げを目的としている自分にはあまり関係のないことです。
お金を払って英語を身につける状態に慣れてしまうと、そこで植えついたマインドは高くつきます。お金を払っているんだから成長しているはずだと、事実とは無関係のところで肯定感がうまれてしまいます。長く続けるといった視点でも、お金を貰いながら英語を身につけていく経験をはやい段階でこなしましょう。お金を貰っている状態のが継続しやすいからです。
現場に出て成功体験と失敗体験を積み重ねる。英語で働くにあたって求めれることはタスクをこなすことで、英語のプロになることではないです。英語圏では挑戦するマインドが評価されます。失敗を自分に許してガンガン挑戦できる土俵を利用しましょう。言語習得において重要なのは失敗しないことではなく場数を踏むことです。

最近遺伝子についての本をいくつか読んでいますが、おおくの学者が言語習得において遺伝はさほど影響しないと主張しています。では言語はどこに影響を受けてものにしていくのかというと、所属するコミュニティ、すなわち環境だそうで、実際のところ単語帳をひらいたり英語の試験を受けた経験がなく、環境にしがみつくことしか考えていない僕自身、日々それを実感しています。
すべての人にチャンスがありますよね。意志、センス、遺伝に頼らずとも環境を利用することで身につけられる技術だそうです。

ここまで7,000文字、まだまだタイピングを進めたいところですが詰めすぎも微妙なのでまた別の記事にします。
もし質問や欲しい情報・知識があればツイッターにDMいただければシェアします。

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