何者にもなれやしないか一生

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何者にもなれやしない
私は一所懸命生きているつもりだし
そりゃあ怠けてだらしない事をしてしまう時もあるけど、面白い人間ではないし才能もありゃしない

新人と呼ばれる年齢では無くなってきたし年上の中で働いている中ではまだ若いかもしれないが、生きている中ではもう中堅と呼ばれる年齢に足を突っ込んでいるのだ

何か少しでも自慢出来るものがあれば良かったが何もないし、何者でもない
仕事は相変わらず少しその分野を知っているただの人
それでたまらなく自分が憎いし専門性と呼ばれる技術も欲しく喉から手が出るほど手に入れたい
歩いているのはただの人だし、このまま歳を重ねたくない、生きたくない
自信が無い、自分はもう一生手に入れる事は無いだろう自信を

誇れるものが欲しかった、他人より常に勝ちたいという訳では無かったが、分からないことがたまらなく自分にとっては嫌だったし、出来ない事が刺すほど自分が憎かった
馬鹿にされたくなかった
常に世の中の平均でいたかったし、下に見られたくなかったし、変な人と思われたくなかった、それでいて突出していたかったし人よりも出来る人でありたかった、頭が良くなりたかった
好きなものが欲しかった、出来る才能が欲しかった、自分の中で誇れるものが欲しかった、お金が欲しかった
そうでは無く私はただの人

むしろ世間の一般常識と言われる結婚や出産も出来ない人
1番やりたい事が出来ていないただの人
自由に生きたかった
出来ているあなたが羨ましいしとても憎いよ
本当に自分を楽しいと思うことを社会に潰されて続きを忘れてしまった

友達は本当に友達か？
昔より人と楽しく過ごす方法を忘れてしまった
本当に友達と言えるのか？
あなたは私がいなくても生きていけるじゃないきっと
私が器用ではないだけか
誰かの唯一無二の存在なんてなれやしないだろうけど
本当に私といて楽しいか？
情で一緒にいてくれるだけではないだろうか
あなたは今楽しい？本当に友達と言えるのだろうか？
まあ私もあなたがいなくても生きていけるのは確実だけど

大嫌いだ自分なんて
頑張っていないと、才能ないと潰れてしまう自分を
皆が素晴らしくキラキラして見える
あなたになりたかった
それでいて自由になりたかった
自信がない
一生ない
それでも生きて生きなくちゃいけない
何者でもない自分と
死ぬまで一生付き合って行かなくちゃいけない
どこにでもいる
何者でもない自分と
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