点ではなく線で英語を話せるようになる方法
こんにちは!
「話せる英語を身につけるブログ」のmioです。
普段はオンラインで英会話を教えています。
100%日本語環境で育ち、成人を超えてから英語を本格的に始めました。
今では帰国子女と間違われるくらいには話せるように↓↓↓
noteでは、そんな私が培った13年のノウハウを皆さんにシェアしています。
早速ですが、今日この投稿でお話したいのは英語における「点」と「線」についてです。
私の考えでは、英語には点と線が存在します。
ここでいう点とは、単語や句動詞やイディオムのこと。
そして線とは、言うなれば英語の「流れ」です。
英語において、流れを止めないことの重要性は過小評価されていると感じます。
多くの人が難しい単語やイディオムは一生懸命覚えるけど、みんな英語を「流れ」で話すことは考えない。
私も長い間、英語力とは「文法や単語力の高さ」なのだと思っていました。
しかし文法知識や単語力がある人でも、なんだか不器用なカタコトっぽい英語を話す人が多い。
では発音?
そう考えた時期もありましたが、発音が良くても文に流れがない(=線で話せていない)人というのはかなりいます。
それは、線で話すための練習をしていないからです。
みんな、
「いつか英語を話せるようになったらスラ〜っと流れるように話せるようになるのだろう」
と思っていますがそれは違います。
意識的に練習しないとできるようにならないのです。
順番が逆なんです。
英語は、「線」で話すべき。
そしてそのための練習をするべきです。
では、どのように練習すれば良いのでしょうか?
この投稿では、線で英語を話すための具体的な方法をお話しします。
それでは一緒に学んでいきましょう!
「線」で話す英語
英語を勉強し始めた当初から、私にはずっと思い描いていた「理想の英語」がありました。
それは、流れる線のように途切れることがありませんでした。
時には速度やトーンが変化することはあっても、ずっと繋がった一本の線です。
それが聞いていて本当に心地がよく、また自分もそのように話したいと心から願いました。
おそらく、これを読んでくれている多くの人にとってもそうではないでしょうか。
しかし当時はここまで言語化もできていなかったし、どうすれば「それ」に近づけるのかもわからず手当たり次第に勉強しました。
「勉強」すればあの理想の英語に近づけると信じて。
しかしTOEIC900点を優に超える点数をとっても、一向に私の英語は「線」になりませんでした。
代わりに、「点の羅列」のような英語になっていたのです。
「点」で話す英語
ほとんどの日本人の英語は、「点」の英語です。
つまり、単語やフレーズを並べて一つずつ話すイメージです。
別にそれ自体はなんの問題もありません。
正しい単語を正しく使えば伝わるし、点の質をあげていくことでかなり高度な内容も話せるようになるでしょう。
しかし、点はどこまで行っても「点」でしかなく、どうしても途切れ途切れに聞こえます。
そう。
多くの日本人の英語は、途切れ途切れ。
たくさんの点を細かく並べ、早口で話す人もいます。
それでも、それは細かく連なっている点のようにしか聞こえないのです。
私はそれでは嫌でした。
流れる一本の線のような英語こそ、私の理想。
しかしいくら学んだばかりの単語を並べても、ドラマで知ったイディオムを早口で言ってみても、「あの理想の英語」にはなりません。
それが何故なのか当時はわからず長年悩むことになりました。
そして時は経ち、いつの間にか英語が話せるように。(その過程はこちらで詳しく話しています:成人まで日本語環境で育った私が帰国子女に間違われるまで)
私の英語は「点の羅列」から「線」になっていました。
この辺りから、日本人、外国人問わず「帰国子女?」と聞かれることも多くなっていきました。
さらに時は経ち、英会話講師になって教えるようになると、他の多くの日本人にも同じ問題があることがわかってきたのです。
みんな、
「やってもやってもスムーズに英語が話せなくて詰まるし、この先話せる気がしない。」
と、正体不明の障害に躓いています。
そして結局、
「まぁ勉強不足ってことですよね」
とふわっと結論付けてしますのです。
でも、何をどのように勉強すれば?
という問いへの具体的な答えは誰もわからないまま、またゴールの見えない英語学習へと戻って行きます。
単語やフレーズをある程度知っていても、TOEIC高得点でも、いざ話してみると点の羅列。
さらには発音を直しても、点自体が磨かれるだけで線にはなりません。
ではどうすれば、一本の途切れない線のような英語を話せるようになるのでしょうか。
先に言っておきますが、いわゆる「リンキング」の話ではありません。
リンキングよりもっと根本的なお話になります。
線は繋がっている
当たり前ですが、線は繋がっています。
今話している単語はその次の単語に音として繋がっているし、さらにその先まで繋がっています。
そして文を「繋げる」ためには、前の文のお尻と、次の文の頭がくっ付いている必要があるのです。
つまり、今話している次の文の内容まで準備しておかなければ、繋がるはずがありません。
「目の前の文だけに全力で集中している」
という状態だと、一文話し終わると頭が真っ白になり、途切れてしまいます。
また、もっと短い単位は単語ごとに途切れているケースです。
目の前の単語に集中しきってしまい、次の単語が出てこないからブツっと切れる、途切れる、詰まる。そして沈黙。
どんなにたくさんの単語を知っていて、たくさん並べてみても、繋がっていなければそれは不器用な途切れた文に聞こえてしまいます。
そうすると、間が気になって聞き手が内容に集中できない上、小さなミスが不必要に目立ってしまいます。
これが点が羅列された状態です。
だから、常に次の単語、次の文まで先回りして準備し、文章に流れを持たせることが必要なのです。
ここまで読んで、
「じゃあどうやって先回りするの??」
と、当然思うと思います。
具体的なやり方はあるのでしょうか?
あります。
それが私がこの投稿を書いている理由です。
その前に、なぜ点の羅列になってしまうのかを改めて一緒に考えて行きましょう。
なぜ点の羅列になるのか
多くの日本人は、[主語] [動詞] [名詞/形容詞] を基本として文章を作ります。
I like nature.
This is convenient.
You look tired.
ほとんどの人が、このような単語中心のシンプルなSVOかSVCをたくさん並べることでなんとか会話を乗り切っています。
多少は単語の難易度が上がったり、becauseやto不定詞で文が伸びたとしても、基本的には単語中心のシンプルな文章が多いです。
逆に言えばいくら素晴らしい単語を使っても、構造は代わり映えしません。
これだと、脳はこの
[主語] [動詞] [名詞/形容詞]
の、3つの単語を絞り出したところで休んでしまうのです。
そしてまた次の[主語] [動詞] [名詞/形容詞]を作って、休んでまた次の3単語を絞り出す。
これが「目の前の単語や文だけに全力で集中している」という状態。
この簡単なシングルタスクに慣れた脳は、それ以上に語数の多い文章を作ることが非常に困難になります。
一つのタスクを終えてから次のタスクを考え始めると言う、仕事で言えば恐ろしく遅くて、たどたどしくて、効率の悪い習慣にどっぷり使ってしまい、抜け出せなくなる。
これが途切れ途切れの文章、点の羅列の正体です。
いくら質の高い点を並べたところで(=単語を勉強する)
いくら点自体を磨いたところで(=発音を良くする)
それら同士が繋がっていなければ線にはならないということです。
線のように話すには
では途切れない一本の線のように英語を話すには?
それには、脳を「マルチタスク」に慣れさせることが絶対条件です。
今目の前のタスクをこなしている間に、次のタスクを考え始める。
そして次のタスクに取り掛かる頃には、その次を考え始める。
これが出来るようになると、脳が単語ごとに休まなくなります。
そして、より語数の多い文章も頭の中で組み立てられるようにもなります。
これでやっと、途切れ目なく話せるようになるのです。
そして私は、自身が英語を話せるようになった経験と、英会話講師として多くの日本人の英語を聞いてきた経緯から、脳にマルチタスクをさせる具体的な方法に辿り着きました。
この方法で生徒さんの英語が全く別次元のものになって行くのを、何度も見てきました。
ではその具体的な方法を見て行きましょう。
ここからが超重要ですよ。
このnote購入をオススメする人:
ここまでの内容に共感、納得する人
中級~上級でここしばらく伸びを感じていない人(特にお勧めします)
TOEIC800点以上あってもスピーキングが苦手、または線で話せていないと感じる人
「語彙を増やしましょう」「とにかくたくさん話しましょう」などの通り一遍のアドバイスでは線にならない気がする人
発音には自信があるのに線で話せていない人
初級だけど今のうちから線で話すコツを知っておきたい人(初心者向けの文法説明、練習問題および解説あります)
マルチタスクを可能にする「具体的な」方法が知りたい人
このnote購入をオススメしない人:
ここまでの内容に共感しない人
既にかなり長い文章を一気に話せる人
今すぐ結果が欲しい人
それでは、具体的な方法について、詳しくお話しして行きます。
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