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久々制作記録(雲に合うメディウムを調べる)

今回塗る線画はこれ。

ドアップ

アナログでたらたら制作しつつnoteを書いてくのが楽しいのでね。今回もチマチマ記録していこうと思う。で、先に断っておくことが一つ。カメラの色味が撮るたびに変わりまくります。ご了承下さい。

調整してると日が暮れるので諦めるの図。

同じ絵なのに、すんごい暗かったりやたら明るかったりするかも。まぁ…1番綺麗に映ったのが本物の色って事で_(:3 ⌒゙)_

さて、今回はこんな↓仕上がりになる様に塗りたい。

デジタルでの完成図

で、アナログならでは…ってんでやりたい事は、後光を金キラにするのと、雲の盛り上げ。

雲を立体的に盛り上げたら可愛いのではと思うのよ。

こんな風にメディウムで

雲っぽくできるかなぁ…。

…練習してみよう!😤

と言うわけで、早速本番の塗り絵をほっぽらかして、同じ紙(ヴィフアールの細目)を用意して雲を書いてみることにする。

この紙高いけど、同じ紙で実験しないと、印象変わったりするからしゃーなし

メディウムこねる用のパレットは貧乏仕様で十分なはずだからこれでいいや。

カッターマットにコロコロを貼ったやつ(ダサ)

ダサいけど気兼ねなく交換出来て良いのよね…これ。毎回パレット洗うのなんてやってられんし_(:3 ⌒゙)_

さてさて、メディウムは何使おうか。雲っぽいのって何だろう…?…わからん…。

と言うわけで悩みに悩んで、取り敢えず6種類選んだ。(画材購入が趣味なので、これでも絞った方なんだ。)ラインナップは順次写真で載せていくけど以下の通り↓

クサカベジェッソ硬練・マチエール
リキテックスモデリングペースト
リキテックススーパーヘビージェッソ
ホルベインモデリングペースト
ホルベインモデリングペーストハイソリッド
ダニエルスミスウォーターカラーグラウンド

ではでは、適当に描いた雲で塗り心地と出来ばえ等を記録していこう。

5秒で描いた雲達

一応、下部まで雲っぽい線画と、上だけ雲っぽくて、下は平らに終わる線画の2種類描いてみる。あぁ〜楽しみ!

リキテックスモデリングペースト

ボトルタイプしか売ってないから乾いて固まり易いのが難点

そろそろカチコチになってきたから早く使っちゃいたいのよねこれ。物としては素晴らしいのだけども…。

このまま石になる日は近いって感じ

よし塗ろう!!!…と思ったけど筆どれ使おう。筆って言うかナイフ。筆だと洗うの大変だからね。

いっぱいあるなおい

ちーっとも使わないくせになぜこんなにあるのか…わっはっは。ん〜…とりあえず左から4つ目ので描くか。ではやってみよう!

ねち…

硬!容器の側面カチコチやないかい。やっぱレトルトパウチみたく密閉されてるやつじゃないと固まって来ちゃうねぇ…困ったもんだ。硬過ぎるから、ちょっと水を足してみよう。ネチネチ。

これめちゃくちゃ楽しい

硬さはこんなもんかな?ネチネチ

だいぶ柔らかくなってきた!

ではでは…(ネチネチ

ほうほう
これは…!

い、意外と簡単じゃん…。もっと苦戦するかと覚悟してたのに…!しかも割と雲っぽくない?

どう?…親の欲目かしら(親?)

でも私の家に飾るなら私が気に入ってれば良いよ……え、じゃあもうこれで良いのか?

盛大に余った…

いやでもせっかくやる気出したんだし、他のも比較してみよう。取り敢えずリキテックスのモデリングペーストは水を混ぜてネチャ…位の硬さにしてから使って丁度良かったと思う。硬過ぎると乾いた後紙から剥がれちゃいそうだもん。わからんけど。

あと割と雲の線画通りに描こうとすれば描けたのが意外だった。まぁいい感じにしたくて形は多少変えちゃったんだけどね。それから結構少量でもたくさん描ける事がわかった。余らせない様に控えめな量でいいね。

んじゃ次行こう。

クサカベジェッソ硬練り・マチエールタイプ

これはいろんなサイズで売ってる

盛り上げ金箔用に買ったけど、ちょっと硬いな〜ってんでほったらかしてたやつ。でもリキテックスのモデリングペーストと比べたら全然やわやわ。(なのでまぁ焦って使う必要はない。)

容器の中はすくった直後の形
見ての通りの滑らかさ
生クリームとクリームチーズのあいのこ位の硬さかな

これは柔らかいからそのまま塗るんで良さそうね。ではでは…

右上
右上

むぅ…難しい!…なんかさっきより断然柔らかいせいか、逆に自由度が高くて無駄にネチネチ触ってしまった。しかしたくさん触ったからと言って雲の写実度が上がるわけもなく…。

さっきと比べてどうなんだ…?と見比べると、形よりも、クサカベのジェッソの方が白いことに気がつく。

紙は結構クリーム色

リキテックスのモデペはオフホワイトって言うか真っ白では無い。クサカベのジェッソはめっちゃ白って感じだから差が凄い。

メディウムの厚みはさっきのモデリングペーストと同じくらいにしてみたんだけど、こっちのが水っぽいから、乾くと薄く痩せそうだな。乾いたら確認しよう。

そしてまた余った…🫠

必要かもと思う量の半分で良いんだなぁ。理解。

リキテックススーパーヘビージェッソ

名前かっこいい

リキテックスのジェッソは泡立てる前の生クリームって感じなんだけど、これは明らかにもちもちしてて盛れるジェッソ。だから雲描くのに向いてるかなぁと選んでみた。やってみよう。

柔らかめのジーマーミー豆腐位(伝われ)
伸ばすとやや戻る感じがある

粘性と言うか弾力性があるのが特徴な気がする。

右下
色は白だね
右下
整形が難しい

現段階ではこれが1番線画に合わせて描きにくい印象を受けた。もちもちとしているからかな。

ただ、そのもちもちのおかげでナイフ跡がダイレクトに残りにくい為、リキテックスのモデリングペーストみたいな(乾いたら刺さりそうやな…)みたいな棘っぽい部分が少なめになる気がする。

リキテックスのモデリングペーストは指に刺さりそうな尖りがあるのよ

それから伸ばしにくいせいか、予想より厚めになりやすい気がした。取り出した分量が多くなっちゃって、(あ、また余っちゃうかな?)と思ったけど、結局あまらななかったので。

んじゃ次。

ホルベインのモデリングペースト

パウチタイプ

パウチタイプは必要な分だけ絞れるのがいいね。

むに

硬さはしっかり泡立てた、しかしクリーミー感の残る生クリームって感じ。

ツヤもある

同じモデリングペーストって名前だけど、塗り心地はリキテックスのモデリングペーストより断然軽い。とても軽くて、こう…ホイップ感がある。全然別物。

超塗りやすい
白さはやや弱い

何と言う塗りやすさ…!と感動するくらい塗りやすい。リキテックスヘビージェッソの1/3位の早さで塗り終わった。

柔らかいけどふわふわなせいか、クサカベの硬練りジェッソよりナイフの跡がやわからく残るのもよい。

ふっくら感あるから雲っぽさを出しやすい気がするし、コレいいなぁ。今までで1番塗りやすかった。

白さはやっぱジェッソ系のが白いんだね。そういえば袋に灰白色って書いてあったもんな。そのままでも結構白く見えるけど、本当の白にしたい場合はアクリルの白絵の具をちょっと混ぜたりするといいのかも。

…いや〜、コレいいなぁ。本番用はコレにしちゃおうかなぁ〜。

いや、まだだ。一旦全部試そう。次!

ホルベインモデリングペーストハイソリッド

さっきと同じと見せかけて
名前がちと違う

ホルベインさん的にはハイソリッドって字を黒くして差をつけてくれてるのかもしれないが、正直「ピンクのやつ( ³ω³ )」位のぼんやり感覚で買う人間は、うっかり買い間違う気がする。しかし間違えてもどの程度影響があるのかはわからんから試してみよう。ハイソリッドってくらいだからキリッとモリッとした仕上がりになるのだろうか。

あ、さっきよりムースっぽい感じある
おぉ!?

先端が凄い立つ!さすがソリッド!あとさっきは艶感があったけど、こっちは泡立て過ぎた生クリームっぽい感じで艶があんま無いね。でも練る時の硬さはふわふわで同じくらいの印象。なるほど〜、まぁ塗ってみましょ。

左端
さっきのには負けるけど塗りやすい
左端
塗る時しゃりっと感あった

納得のソリッド感と言うか、ナイフを垂直に離すと波の様に天高く尖ってしまう。そうならない様に撫でると、ややマーブル風な模様になりやすい。そんな気がした。

油断すると尖るので気をつける必要あり

あとなんか入ってる粉的なものが少し粗いのか、若干塗る時にシャリッとする感覚があった。塗るのに邪魔とかでは無いけど、ザラザラ感がみて取れる感じ。

こんな(左上)

上左がホルベインモデリングペーストハイソリッドで、右下がホルベインモデリングペーストなんだけどわかる?チラ見えしてる右上のはリキテックスのモデリングペースト。粒子っぽさはハイソリッドが1番強い気がする。でも遠目には正直わからないから、見た目のザラザラ感は無視していいレベルな気がする。それより、この3つは同じくらいの厚さに盛り上げたはずなので、乾いた時にどの程度厚みが変わるのか、ソリッドが本当にソリッドのまま盛り上がっといてくれるかどうか早く知りたいね。

ちなみに塗りやすさは今のところ第2位。体感、ナイフが乾くのが1番早い気がした。

さて次で最後。これはちょっと変わり種。

ダニエルスミスのウォーターカラーグラウンド

水彩画用のメディウム

アクリルとかの上からでもこれ使うと水彩で塗れるように出来るよって言うキラキラ画材。正直立体的な意味では大して盛り上がらない為、モデペ達と雲の立体感を比べるのはやや酷だねって感じではある。しかしこれ、買ったはいいけど全然使い所がわからないので、いい加減どうにか使ってみたい気持ちがあり…。まぁ試しにってことでラインナップに入れてみた。あ、アクリルで盛り上げたあとに塗ってみてもいいのかもしれないね。まぁとりあえずコレだけで雲を描いてみよう。

とろーり

シルバーと金の中間、いやシルバー寄りの色味。パレットに出す必要ないなって事で直接ナイフで塗りつけてみた。

こんなかんじ
なるべく盛ってみた

とろっとろなので、盛ってはみたけど乾く頃には平らになってそうな気がする。水気も多いし、まじでぺったりしそう。若干マーブル感あるかも。容器の蓋開けた時は別に分離してなかったけど、多少混ぜてから使う方がいいのかもね。と言うわけで、今日の実験は取り敢えず終了。一応乾く前の全体像撮っておくか。

ぱしゃ

…何なんだコレは?雲なのか?いやでも「雲です( ・`ω・´)キリッ」って言われたらそうかも…位には思…わからん。

角度によっては雲じゃね!?と

思ったり…
思わなかったり…

まぁ、メディウムって乾くの遅いからね。明日の乾き具合を見て、どれを本番に使うか考えよう。

おやすみなさい🌙

乾いたので比較↓