盛り上げ材の下塗りと画材ネーミングについてのあれこれ
今日は金箔貼るぞーぅ！
昨日盛り上げたとこはバッチリ乾いて固くなってる。
やっぱホルベインのジェッソの方が盛り上がり強いなぁ。平滑さは劣るけど。あとは金箔貼った時に綺麗に反射するかどうかだ。
さて、今回も金箔の糊を塗る前に、最後の金粉地獄を抑えるための下処理を行っていく。
これは金粉掃除の面積を劇的に少なく出来る秘密道具。ズボラの為には画材を惜しまないぜ。
んで空気を抜くように抑える。このフィルムは相当粘着力が弱い。なので剥がす時に紙が持ってかれる心配はしなくて良い。これはとても助かる。
でも作業中に板をぐるぐる回したりして袖とかがこすれると、うっかりめくれる可能性がある位にしか張り付かない。なのでうっかり事故を防ぐ為、上下のフチを軽くマステで抑えておくことにした。
これ一直線に貼れば良いのに、突然マステをケチりたくなって部分的に貼った。はっきり言って無駄な足掻き程度の微々たる節約ではあるが、まぁ気は心（？）
そしてデザインカッターにて…
大まかに切り取る。
準備完了。さあ糊を塗るぞ〜思ったんだけど、
試したい事を思い出す
立体的な金箔って、私の技術力だとどうしても貼り残しみたいなのが出来るんだけど、それを無くすための実験をしたいなと。
背景が薄いところは箔の輝きに押されて目立たないんだけど、
今回は金と接する部分が濃い青だから、土台の白が目立ちそうだなと。
なので洋服にかかる部分だけ青いアクリルインクで塗ってみようと言うわけ。使うのはこちら。リキテックスアクリルインク。
周りが濃い青だから、もし絵の具がはみ出て滲んでも多分目立たないはず。前回、アクリルインクなら紙目に影響が出ないって分かったし。塗ってみよう
〜。
意外にも、紙にはみ出ても滲まなかった。前に染料インクで塗った時は凄い滲んじゃってたから警戒してたんだけど、やっぱ画材によって特徴違うんだねぇ。
ちなみにあらかじめアクリルインクを塗っておくのはアクリルデネブ紙の方だけにした。ホワイトワトソンの方は金箔貼り終わってから補修する方法が無いか確認してみたいので。
てかこの土台の下塗り色って、本場に寄せるなら茶色とかの方がいいんだろうな〜。なんでも、アンティーク系の額縁は、経年劣化で金箔が剥げると下地が見える。で、それが赤茶系らしい。
ボーロの色はピンクとか黄色とか黒とかまぁいくつかあるみたいなんだけど、流石に青いのはなかった。
どうする？この下塗りがうまくいったら、茶色系のアクリルインク買っちゃう〜？？(*´∀｀)だってインクだとチューブより使う時手軽だしさぁ。
いや使えし…。
使おう！！
チューブ絵の具に水を足して…
糊を弾かないよう、念の為マットメディウムも加えといた。色が薄くなっちゃいそうだけど仕方ない。
取り敢えずこれでいいかなぁ？
服の星のとこ青くすんの忘れたなってんで黄色く塗ってて思ったんだけど、これ平面はムラになりやすいかも。あとやっぱ、チューブを塗りやすいレベルにシャバシャバにすると、重ねてもあんま濃い色がつかないね。
平滑にうすく塗りたい時はアクリルインクの方が適しとるみたい。まぁ…そりゃそうか。凸凹が無い方が多分箔が綺麗に光るし…よし！この下地への先塗りが有効だったら、週末は茶色のアクリルインク買いに行こう〜♪(ﾟ∀ﾟ)
そんじゃあ厳選されしこの糊をば…
塗りましょう…！
目を皿のようにしながら絵をライトで照らし、全ての土台がテカってるか確認した。きっと塗り残し無いはず！😤（と、言いつつ毎回ある）
一応実験結果に差が出ないよう、どちらのパネルもキワまで丁寧に塗った。
ではお次、金箔を置く。今日はここまでやって寝たい。今11:20だから、12時までには終わるよう頑張らなければ。
使用するのはお馴染みAmazonのやすやすパチ金箔。
今回は2パネルで合計5枚以内に収めたいなぁ。慎重に行けばやれるはず…頑張ろう。いざ！
なしてそこでズレるがねー！！などとワタワタやってるうちに何とか完成。
４枚でいけたやん！…と思いきや、凹凸の激しい部分をスポンジで軽く押さえたところ、凹みに沿わせた部分でひび割れてしまい隙間が出現…足りんかったか…無念〜_(:3 ⌒ﾞ)_
でもしゃあない…等と重ね貼りしたので結局5枚使ったのだった。
でも一応目標枚数に収まったな。優秀優秀。
これであとは、明日金箔まみれになりながらブラシで余分な箔を払う感じで終わりだ。今日の下塗りの効果がどんなもんかも忘れずに確認せねば。
さて、12時はちょいと過ぎてしまったけれども…おやすみなさーい。
完成と画材比較のまとめ↓