え、明日には59800円に値上げって言われても、キャンプ用寝袋は要りませんて

実はあまり知られていない事実が、キャンプ用寝袋を普段使いするとQOLが3倍になる。眠る時はすっぽりと体を包み込み目を閉じればすぐに眠りに落ちる。冬は温度が保たれる一方で、夏は適度に風を通す。自然の中で快適に過ごすために開発された商品だから当たり前だ。

睡眠の質が上がり夜中に起きることがめっきり無くなった。おかげで朝は目覚めとともに頭が冴える。起きたら干しておけば場所もとらないし、夜には湿気がとんで心地よい。ベッドをやめて寝袋に変えて正解だった。

今使ってるのはこの寝袋。高めだけど温度調整が完璧で、本格性能だから5年以上長く使える。下手なマットレスよりよっぽど寝やすい。


さてこれで1ミリでも
寝袋に興味を持った人は
とんでもないド阿呆である。

これは全てボクの作り話で
ふかふかのベッドの中で
今にも眠りに落ちそうな頭で書いたもの。

まともに考えて
ベッドを寝袋に変更するなんて決断は
クレイジーにも程がある


しかしだよ

もしコレが「この寝袋コスパ良すぎ!明日には59800円に値上げされるから急いで!」と書いてあったら、誰一人としてクレイジーな考えが浮かぶ余地はなかっただろう。

なぜならキャンパーでないあなたに
寝袋なんて必要ないからだ

安かろうがコスパ良かろうが、
いらないものはいらないのだ。

・睡眠の質が上がる 
・場所をとらない
・寝心地がいい
・夜に起きる回数が減った
・野外で使える本格性能だから格が違う

全てを"一般ターゲット"に切り替えた上で
「機能性が本格クオリティ」だと伝える

実際に使っている場面を描写する。

そうすることで、キャンプには1ミリも興味がない読者が利用場面を想像する。


ライティングとはそういうことだ。

すべての商品にはメリットがある。
そしてそれを売りたいターゲットがいる。

ターゲットがキャンプ好きなら
機能性を訴求すればいいだろう

ただし一般人に訴求する場合は
別の文脈が必要になる

・だれが使うか
・どんな場面で使うか
・どんな目的で使うか
・どんな良い未来が手に入るのか

ターゲットが複数いれば
その種類だけストーリーがある

あなたと車、どんな物語がありますか?

と同じように、ターゲットごとに
使用場面やベネフィット
つまり切り口が異なる。


ターゲットに合わせた切り口で
ベネフィットを訴求すると

読者は商品の必要性に気づく。
つまり、"いらんもん"が"いるかもしれない"に変化する


今まではキャンプ用道具としか思ってなかった寝袋を
家で使って快適な生活を過ごせることに

「気づく」


そうつまりこの記事で伝えたいのはこういうこと

セールスライティングとは決して限定性や希少性を煽って買わせるものじゃない。

読者に商品の必要性に気づかせて、適切なオファーをする。購入を迷っている人がいれば、そこにはそっと限定性で背中を押してあげる。


こういった文脈が作れれば
Brainなんてものは最も簡単に売れてしまう


【追伸】稼ぎたければ、価格訴求から卒業しなさい

セールス文とは読者に必要性を感じさせるような「ストーリーを提供」することです。

他の人と異なる切り口で文脈を提供できなければ、アフィリエイターとしての存在価値は0に等しい。

いつまでも「コスパ最強」「もうすぐ値上げ!」などに頼っていては実力がついていかないので、Twitterで紹介するなら価格訴求は排除しよう。

そんなしょうもないものに、貴重な140字のうちの数十字を払うわけにはいかないのですから。

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