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【アークナイツ統合戦略】「ファントムとの緋き貴石」大陸版公式サイトに触れた世界観設定の和訳

 YostarくんYoくやった!!こちらはとりあえず置いときます。
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■オープニング

 ファントムが残してくれた最後のメッセージを辿って、あなたは外勤オペレーターたちと共にこの場所まで追いかけてきた。
 旧ガリア領、現ヴィクトリア境内のセライブラソン地区。
 周りが次第暗くなり、あなたたちは霧に包まれる森へ迷い込んだ。獣たちの遠吠えが次から次へと聞こえてくる。
 夜を過ごす安全な場所を探さなければならない。
 目の前にあるこの不気味な古城が、唯一の選択肢のようだ。
 あなたはドアを開けると――。

■城主の秘密部屋(SECRET ROOM)

・ガリアのローブ(GUAL MANTLE)

 ガリア最後の皇帝、コルシカ1世のローブ(現在ロンディニウム王立美術館所蔵)。コルシカ1世の遺体が所在不明のため、このローブは没落したガリア帝国の最高権威の象徴として残された唯一の物となっている。
 このローブは、ガリアの首都リンゴネス御用の裁縫師によって織られ、戴冠式で皇后陛下が自らの手で皇帝陛下にかけられた。それ以来、このロープはコルシカ1世と共にガリア十数年にわたる繁栄を見届けた。コルシカ1世の治世には多くの改革が行われ、更に新しい帝国法典の編纂といくつかの法案の公布によって、ガリアの産業力と軍事力が高まり、国全体が活気に溢れて繁栄の一途をたどっていた。当時、ガリアは間違いなくテラの大地の中核をなす最も力強く、最も繁栄していた国であった。
 しかし、帝国の経済的繫栄に伴って湧き上がったのは資源と領土拡大に対するさらなる強烈な渇望であった。そして、軍事的成功によって皇帝の座を手に入れたコルシカ1世は当然、武力による征服を最大限に利用することにした。同じテラの奥地にある周辺諸国はガリアのこの行動に対して大きな憤りを示し、やがて四国戦争へと発展していった。コルシカ1世は四国戦争で状況判断を誤って戦略的ミスを連発した結果、ガリア軍の敗北と自身の死を招いた。最終的に、ガリア帝国の未来が完全に葬られてしまった。
 今に至っても、ガリアの再建主義者たちがまだこの遺品と、その隣に一緒に展示されている「フレリーベの右目」と呼ばれるガリア皇后のティアラの一部を、ガリアの遺民たちを一丸にする聖遺物として盗み出そうとしている。

・酒神のシンボル(SIGN OF TRAGODIA)

 シンボルの由来を探ろうとも、もはや時期の特定は不可能になり、其れの存在自体がまるで歴史と同じように古い。人々がワインを飲む時、人々が理性の限界を超える時、または芸術が現れる時--
 其れは生まれる。
 其れは楽器の旋律を好み、声帯の震えを好み、生きているモノの手足の動きを好む。
 そして、其れが好むすべてが集まって、融合し、演劇という芸術になったとき、其れはもう二度と目をそらすことができない。
 演劇、嗚呼、この無明の世界に芸術の光を照らしたのは正しく演劇なのだ。
 人々はそれを浴び、人々はそれに感化された。
 こうして、小さな劇団が誕生した。
 テント1つ、役者数名、そして何人かの忠実な僕を連れて、其れは芸術の道を歩むことにした。
 其れは創造をしたがっている。心より渇望している比類なき演劇を欲しがっている。もっと正確に言えば悲劇を創り出したがっているのだ。
 悲劇、まさに悲劇!心の琴線を震わせ、涙を流し、払拭できない悲しみと悔しさがいつまでも心の中に残ってしまう。
 この大地に存在するシナリオはいつも限界がある。作者の才能、役者の技量という制限がある。そして其れは、常にもっと悲劇を其の目で観たがっている。
 故に、其れは生きることに目を付けてしまった。
 そう、人生こそが最大の悲劇なのだ。生の終わりには必ず死が訪れる。そして死は常に悲しいものだ。
 其れは舞台の上の演劇に満足しなくなってきた。其れは自らの意志で人生を創り、そこから創造の喜びと死の悲しみを味わおうとしてきた。
 一回、二回…其れの欲望は満たされることなく、創り続け、感じ続け、其れは今になっても究極の芸術を求め続けている。
 芸術が存在する限り、其れは追求し続ける。時間が意味を失うまで、芸術が完全に無くなるまで追求し続ける。
 其の欲望は、決して尽きることがないだろう。

・ウルサスの曲刀(URSUS CHACHEK)

 ウルサスの支配者が代々受け継いできた曲刀。現在の所持者は、間違いなく現ウルサス帝国の皇帝、フョードル・ウラジーミロヴィチである。ウルサスの軍事的伝統により、この曲刀は王冠と王笏と同様、ウルサス帝国の権力の象徴となっている。ウルサス皇帝内衛の帯刀はすべてこの曲刀を模ったもので、内衛がウルサスの意志の具現そのものであることを象徴する。刀を帯びる皇帝内衛の姿を目にすることは皇帝陛下本人がお目にかかることに等しいとされる。
 四国戦争が始まるずっと前から、ウルサスは強大な軍事力でテラ北部の広大な土地を占領している。しかし、北部は寒さが厳しく農業に適さないため、ウルサスはずっと南下する機会を待っていた。南の諸国から領土を奪えればウルサスがテラの中心部に進出することができ、更に大陸全体の覇権を手にするための基盤も作れる。そして四国戦争は間違いなく見逃せない絶好のチャンスである。
 参戦が比較的に遅く、また地理的にガリアに離れているため、ウルサスが戦争に勝利はしたものの、予想通りの利益を得ることができなかった。一方で、誰も予想できなかったのは、この戦争のおかげで、当時歳が若く病弱だった皇子が類まれな才能と計略を持った次世代のリーダーとして成長を遂げた。この皇子--ウラジーミル・イワノビッチが王位に就いた時、誰よりも遥かに優れた知性と先見の明を示した。彼の統治の下で、ウルサス帝国の戦争マシーンはフルパワーで稼働し始め、戦争儲けのおかげで国力が飛躍的に発展してきた。ウルサスの人々の心の中で、ウラジーミルは既に歴代の皇帝を凌駕した存在となった。彼はたった一人の力でウルサスの黄金時代を切り開いた。
 彼の死後、後継者のフョードル・ウラジーミロヴィチに残されたのは戦争の配当が尽き、絶えない内乱に見舞われる帝国である。

・リターニアの王笏(LEITHANIEN SCEPTRE)

 リターニア前任の支配者、テラ史上最も偉大かつ悪名が高い術師、巫王が持っていた王笏。巫王がリターニアの人々にもたらした深い苦しみと、双子の女帝による共同統治の特殊性に鑑みて、以降この笏はリターニアの支配者の象徴として使われず、リターニアの女帝図書館に所蔵する遺品となった。
 この笏は元々巫王自身が使っていたアーツユニットであったが、選帝侯に選ばれた巫王がリターニアの名目上の支配者として即位した後、各選帝侯の承認を得てこの笏はリターニアを象徴する王笏となったと同時に、巫王による残虐な支配の証人でもあった。
 巫王の治世の最初の10年間、彼は支配者として驚くべき才覚と遠見卓識を示した。同時に人々は、アーツの極意を求める道においてもはや彼に匹敵する術師がいないことに気づいた。その10年後、巫王のやり方が次第に狂気を帯びていき、人の道から外れた巫王の支配が50年も続いた後、リターニアは既に巫王の影に覆われ、もはや救いを見出すことができなくなっていた。
 ガリア皇帝がリターニアを属国にしようと使者を送った結果、苛立った術師の王はガリアに対する怒りを表すために、リターニア領内にいるガリアの使者を全員分解して彫像に作り替え、ガリアに返送した。こうして、四国戦争の発端であるガリア=リターニア戦争が正式に始まった。
 リターニア人は他国の協力の下で勝利を得たが、彼らの故郷も至る所破壊の跡ばかりであった。見上げれば巫王が変わらず残虐な支配を続けていた。リターニアを救うために、ガリアの領土、人材、技術を手に入れた選帝侯たちは、とあるリターニアを変える計画を密かに立てた……。

・緋滲む貴石(HALF-REFINED DIAMOND)

 テラの宝石商の雑談の中で、話題になっていた石があった。その石は半分、傷1つなく透き通っていて、太陽に照らされたら光を放つほど輝く。もう半分は血のように緋く、最も明るい光でもその芯を照らすことができないと言われる。その石はサルゴンから来たという人もいれば、クルビアの素晴らしい創造物だという人もいる。しかし、芸術を表面的にしか捉えていないこれらの人々は、テラの大地にこのような宝石は元より存在しないことを知らなかった。最初に噂を流した人が言っていたのは希代の宝石ではなく、貴石と呼ばれるのはある人物、俳優、目を奪うスター――
 「クリムゾン・ソリティア」、ルシアンのことだった。
 その昔、セライブラソン地区が水害に遭い、大きな被害を受けた。洪水が引いた後、クリムゾン劇団の団員は芸術の才能を持つ地元の孤児たちを引き取って育ち、ルシアンもその中の1人だった。劇団の選考プログラムは非常に厳しく、一緒だった子供たちは様々な理由で劇団を去っていったが、ルシアンはいつもみんなに好かれる天才で、劇団からの避難を受けることはなかった。
 ルシアンの可能性を更に引き出すために、彼は「シャドウ」、「ブレードダンス」、「ズルカマラ」という3人の劇団員の指導を受けることになった。劇団長まで自らルシアンにオペラの歌唱法を教えることになり、これはクリムゾン劇団の歴史上初めてのことだった。期待を集めた夜、この新人が初めて舞台に上がり、劇団の一員として正式にデビューするはずのところだった。
 そして、悲劇が起こった。
 とっくに劇団の闇を知っていた彼は、命の重みを背負う覚悟ができていた。あの光のない夜、罪深い組織を徹底的に滅ぼすために、彼は歌い上げた。
 しかし、彼は知らなかったのだ。ある時代さえも超えた壮大な演劇がその歌声を通して、幕が開いたばかりだった。

・ヴィクトリアのクラウン(VICTORIA CROWN)

 ヴィクトリアのアスラン君主に代々伝わる王冠で、ヴィクトリア王権の象徴の1つである。ヴィクトリアを統治した最後のアスラン君主がギロチンにかけられた時、この王冠は地面に落ち、ある程度ダメージを受けた。事態が再び落ち着いてきた後、新しい王位継承者が現れなかったため、これらの秘宝が再び盗まれないように、王冠は他の王権の象徴と共にロンディニウムの宮殿の奥に置かれることになった。
 ドラコが追い出され、アスランがヴィクトリアの新君主となった後、このドラコの王冠はアスランに合わせるために鋳直され、正式に新王朝の王冠となった。以来、この王冠は歴代のアスラン君主に付き添い、ヴィクトリアの栄枯盛衰を見守ってきた。
 四国戦争が始まって以来、貴族たちはガリア=リターニア戦争に介入すべきかどうかでいつまでも論争していた。当時の君主であったフレデリック3世の意志が明確で、この戦争に参加することはきっとヴィクトリアの未来への道を切り開くことができると彼は信じていた。当時、ヴィクトリアはまだ覇権を握っておらず、おまけにガリアの介入によりクルビアが独立を宣言し、そのせいでヴィクトリアは広大な領土を失っていた。大公爵の中には、君主がこんなにも急に自分たちを戦争に引きずり込みたがっているのは汚名返上のため、自分たちの前でどうでも良い面目を保とうとするためだと疑う者もいたが、この獅子王は間違いく、もっと遠い先のことを見ていた……。
 やがて、歴史はフレデリック3世の先見の明を証明してくれた。

■古城の掲示板

・セライブラソン子爵の招待状

尊敬するお客様へ

 私のささやかなリゾート施設である森のセライブラソン城がついに完成しました。
 数日後はガリアの伝統的な祝祭日でございます。
 改めて、ご家族でセライブラソンにお越しいただき、共にお祝いできればと思います。
 盛りだくさんな宴席、花火ショー、そして旅劇団のパフォーマンス、きっと忘れられない一夜をお過ごしできるでしょう。
 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

敬具
セライブラソン子爵
102X年X月X日

・劇団テント前で配布されたリーフレット

尊敬するお客様の方々へ

 ここに駐在している劇団は「クリムゾン劇団」といいます。
 長い歴史を持ち、優れた演目を提供していただいております。
 しかし、彼らの公演に参加するためには、いくつかのルールがございます。作品をお楽しみいただくために、ぜひご一読ください。
 素敵な夜をお過ごしください。

・セライブラソン貴族の会議摘要

 皇帝陛下はリターニアとの戦争の準備を積極的に進めている。
 同時に、隣国であるヴィクトリアでも軍隊の動きが見られている。
 我々に残された選択肢はさほど多くないようだ。
 ……
 会議に参加した貴族は全員、3年分の主要税目を直ちに前倒しで徴収することに一致した。

・ガリアの徴兵令

各地域の軍事責任者様親展。
この命令を受けると、直ちに徴兵を開始せよ。
徴兵適齢に当たるすべての男性が対象となる。
見積により、セライブラソン地区ではXXXX人が徴兵される見込である。
集結したら、直ちに西部の軍団駐屯地に向かえ。
従わない場合、厳しい罰則が課せられる。

(ガリア帝国の紋章)

・セライブラソン子爵の遺言状の断片

森の城は最後の防衛線だ。
道路をすべて破壊しよう。カムフラージュをうまくしてやれ。
金銀、財宝、食料、武器、持てる物を全て持って行け。
私の願いはたった一つ。皇帝陛下の凱旋までその砦を守り切ることだ。
ガリアに勝利あれ!

・子爵夫人臨終のうわ言

 獲物は狩人を飲み込んじゃったの……
 私の太陽が血に染まってしまったの……
 家はどこ、家は…どこなの?
 ここに、この擦る石に、この踊る羽根に、この落ち着かない木材にあるの。
 彼等はもうすぐ来ちゃう。でも彼等は生贄が欲しがってるのよ!
 ここにはもう、あげられるものは何もないわ。
 あるのは、あるのは…私だけ?

・セライブラソン地区引渡計画の下書き

 これまでの抵抗や破壊の度合いから、公爵たちはこの地区にあまり関心を示さなかった。
 慣例に従って、まずは領地が接する公爵の管理下に置く。
 今後は状況次第、この地区の計画を再検討する予定である。

・劇団員のメモ

 天災や人災に耕された土壌に新しい芸術の芽が育まれた。
 いい苗を何本か選んで劇団長に送らないとね。
 中には立派な木に育つ者がいそうな気がする。

・セライブラソン月報--森の中の古城

 最近、多くのアーティストがセライブラソンの森の中にある荒れ果てた古城を訪れ、インスピレーションを集めている。
 その中の1人に話を聞いたところ、彼は「建築スタイルと古城の魅力的な物語のおかげで実り多い経験だった」と述べた。
 彼は、更に多くのアーティストを、この古城に観光しに連れてきて、地域経済を活性化させながら、地元の人々のために新しい演劇作品を作る予定だそうだ。
 彼等の成果を楽しみにして待ちましょう。

・お城の執事のメモ断片

 ヴィクトリア人が継ぐ時はこの城をただの崩れかけた廃墟だと思ったそうだ。
 空っぽで、何もなかった。
 子爵閣下がこの城にどれほど心血を注いだか、彼らは知らないのだ。
 また、我々ガリア人の忠誠心と意志を知るはずもないだろう。
 ここに無数の隠し通路、秘密の部屋、屋根裏部屋があり、すべてが宝物で満たされている。
 ただ――

・新しい舞台の設営について

 この場所はとても気に入っている。
 が、調度品に若干の物足りなさを感じるな。
 執事にもっとリソースを調達するように頼んでくれ。
 あと数か月くらいしたら主役にステージに上がってもらおう。
 ――匿名の劇団員

・セライブラソン地区の再建計画

 セライブラソン地区の発展は長い間停滞しており、経済水準も思うようには達していません。
 地元の人たちも抵抗に疲れ、ヴィクトリア当局の統治に従うようになりました。
 この度、複数の大公爵の合意の下、セライブラソン地区の経済的ポテンシャルを発掘すると決めました。
 再開発計画の第一段階が既に発表されましたので、関係部署と商業団体が積極的に参加するようお願い致します。

・シャレム実装予告の紹介テキスト

彼は良い人だ。謙虚で優しい。
ああ、そうなるだろうね。彼と一緒にいる人たちに聞いてみればよい。
彼は穏やかで落ち着いている。怒りという感情と全く無縁だと感じるくらいに。
彼の欠点を強いていうのならば――
彼は役者だ。
自分の役柄について考えなければならない。あの時、彼は思いっきり自分の性格を捨てるべきだったのだ。
実に惜しかったが、彼はやりきれなかった。だから初演が失敗に終わった。彼自身も劇団に戻る顔がなかった。
劇団長は激怒したのさ。けど私はね、彼にチャンスを与えようと思ってるよ。
新たな演目は今セライブラソンで着々と準備している。主演の人選も決まった。
彼はきっとこの演目で重要な脇役になると信じてるぞ。
あの時の失敗はどうするって?
呵々、大丈夫さ。
何しろ、今の彼はシャレムっていうのだろう。
役者だし、名前を変えて改めてデビューすることもありなんじゃないか。
彼が戻ってくるのを期待してるぞ。――初演の悲劇を再現してくれることも。
これはしょうがないことだよ。彼には役者になる素質がないものだし。
まあ、だからこそ見応えがあるじゃないか。そうだろう?
呵々――

・ロドスの外勤レポート

 オペレーターたちは、古城を探索するときに一部のものを持ち帰りました。
 危険物ではないことを確認した後、その品物は誰が持つか、決定権をオペレーターたち自身に任せることをお勧めします。
 ご確認よろしくお願いいたします。

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