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読書感想文 ただばたらき

水曜どうでしょうのカメラ担当ディレクターの嬉野さんのエッセイ第三弾。
第二弾のぬかよろこびの発売の時、近くで読み聞かせをやりますというイベントがあり、こんなに近くに、北海道から嬉野さんがやってくる!嬉しくなって申し込み、人生ではじめてサイン本を書いてもらったのが嬉野さんでした。その時にすでにただばたらきのタイトルの話してたなぁなんて思い出しながら読み始めました。
嬉野さんの物事に対する目の向け方が似てるというか、同じ物は見ていなくても同じ方向を向いている感じがして、わかるなぁと思うことが多く心地良く読むことが出来ました。
私もサバイバルファミリーをこのあいだ見まして、その後新幹線に乗って博多方面に向かう車窓から田園の中に点々とある民家を見て、あ、サバイバルファミリーで見た風景!となりました。嬉野さんはフィクションの中から未来を見てましたが、私はその風景を見てフィクションから現実を見た気分になったのです。
少々脱線しましたが、この本を読むとそうそう私もねと似たような話を引っ張り出される感覚がありました。うれぽんを買ってから家でコーヒーを飲む習慣ができ、美味しい小さな幸福も体感しています。なんとなく自分の荷物を軽くする術を教えてくれるそんな言葉が嬉野さんの言葉にはあるように思います。

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