見出し画像

越境カンファの運営と今後の展望

初めまして。EKKYO.HUBでEvent Managerをしております長山 智哉 (ながやま ともや)と申します。今後の展望を書く前に簡単な自己紹介と、これまでの私目線の越境カンファについて書かせてください。

私は熊本大学の修士を2023年3月に卒業して、2023年10月からフランスのグルノーブルにて博士課程をスタートします。専門は土木分野における地盤工学です。植物根と土の相互作用をX線CTを用いて可視化する研究を行っています。新たな形状の基礎構造物や、地盤への貫入方法、根を模擬したソフトロボットの開発などが大きなモチベーションです。

私は2022年7月末にトビタテ14期としての留学を終え、帰国しました。
私の越境カンファとの出会いは帰国の約1~2か月後に行われた第2回越境カンファでした。本当は2022年8月のユーロサミットに参加したかったのですが、帰国してしまっていたので断念しました。しかし、第2回越境カンファ後に越境プロジェクト(後のEKKYO.HUB) のメンバーを募集しているとのことで、声をかけていただきました。留学後に何かチャレンジしたいという思いはあったので、飛び込んでみました。(面接みたいなのがあったのを覚えてます笑)

アシスタント時代?

第3回【こどもの部屋から明日の衣食住を眺める】は、入った直後なので、あまり何か手伝った記憶はないですが、第4回【〜世界の窓から見た〜みんなのセクシュアルウェルネス】の越境カンファでは、りっちゃん(Project Chief)と、ぴっぴ (Project Manager)のもと、Notionやメッセンジャーを介して広報作成やスケジュール管理など行いました。

自我が芽生え始める?!

そこまでは組織運営や、みんなが使うツールに翻弄されながら、ついていくばかりでしたが、第5回【持続可能性×食の価値】や、第6回【教育×エンターテイメント×哲学 ~あそびからはじめる、こどもまんなかまちづくり〜】を通じて、正直プレゼンターさんに支えられながらも、越境カンファの面白さや課題を感じていきました。

私にとって初めての対面カンファ

EKKYO.SUMMIT SENDAI 2023では、多くの来場者とともに第7回越境カンファを行うことができました。当日はパリから小仲美奈さんに登壇していただき、非常に貴重なお話をしていただきました。議論する時間をしっかり設けて、途中疲れちゃう方もいらっしゃったと思いますが、参加者の皆様にも初めて会う方と深い議論をしていただけたのではないかと思います。多視点報告は、それぞれの専門性やその分野における考え方のクセが反映されたようにも見えて、対面での越境カンファの魅力を私自身感じました。

同時に感じたリモートでの越境カンファの課題

サミットでのカンファは本当に多種多様なバックグラウンドをもつ方々が集まっていたので”越境”が実現していたのですが、リモートでの越境カンファは徐々に参加者が減りつつあり、同分野の人が集まりがちになっていきました。狭く深い議論はできていたかもしれませんが、専門外の人が少し参加しづらい状態になりつつありました。これまでの越境カンファはどれも素晴らしいものでしたし、プレゼンターさんの発表も面白かったので、どの回にもそれぞれの魅力がありましたが、運営としての課題は浮き彫りになっていきました。そして、2023年4月、毎月行っていたカンファを一度ストップしようという決断に、HUBメンバーで話し合って決めました。

お待たせしました。
今後の展望書いていきます。

では、これからどうするのか。
HUB内のミーティングで、「越境カンファの多視点報告は面白いけど、ここからが面白そうだよね、更なる議論が必要だよね、深掘りをするべきだよね」って話をよくしていました。これまで広く浅くテーマ設定を行い、定期的な議論にこだわっていた越境カンファですが、狭く深く議論することにシフトすることを考えています。これは専門性が高い人だけが集まろうではなく、トークテーマを狭く深く設定しようということです。これまで通り、同分野異分野交流を大切にしたうえで、同じテーマを咀嚼していこうとなりました。これから先ずっとこのスタイルと決めたわけではなく、広く浅く面白いテーマ探しの旅に戻る時期もあるかもしれません。ただ、2023年は「狭く深く、咀嚼する年」にしたいなと考えております。

【EKKYO.HUBメンバーが語る、未来への繋がり。Instagram LIVE配信!】
EKKYO.HUBメンバーが集結し、多視点報告を深掘りしたり、これからのEKKYOを考えたりする会を行います!今回は、第6回越境カンファにて話し合われた「子どもまんなかまちづくり」についてもう一度考え、EKKYOの未来展望についてもお話しします。 EKKYOの今後の展望やメンバーが考えていることを知っていただきたいと思います。ぜひこの貴重な機会にご視聴ください!5/20(土)19時から、是非Instagram LIVEでお待ちしております!

おいおい、告知かよ。

と思った皆様。はい、そうです。すみません。
しかし、この配信はHUBメンバーにとっても少しチャレンジなわけです。私たち自身が、これから何ができるか考えていきます。HUBメンバーが表に立つ機会もあまりなかった(おそらくサミットくらい)と思いますので、メンバーの人となりが伝わるような配信だといいなって個人的には思います。

HUBのここがいい!

EKKYO.HUBメンバーの姿勢としていいなって思うところがあったので、最後に書かせてください。それは、「自分たちが面白いと思うことをやろう」と意識しているところです。私たちは組織を大きくして地球を征服しようなんて考えておりません。目の前の小さなことでも、面白いことを追いかけて、文字通り「面白そうでは終わらせない」ようにしたいのです。皆さまから面白がってもらって、そういう人たちが集まる拠点にしていきたいなと思います。

なかなかに文章がくだけてしまいました。
率直な思いを書かせていただきました。
これからもあたたかいご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

EKKYO.HUB
Event Manager
長山智哉


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?