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EKKYO.HUBメンバー紹介 - 第1弾 -

皆さんこんにちは!
EKKYO.HUBにて異分野交流と偶発的な議論をテーマにした EKKYO.CONFERENCE (越境カンファ)を担当しております長山 智哉(ながやま ともや)です。🌱

EKKYO.HUBのメンバーが普段何をしていて、どんなことに興味があるのか、もっと皆さんに知っていただくために、メンバー紹介企画がスタートしました!是非、お気軽に眺めていただければ嬉しいです!トップバッターを任されたので早速書いていきます😊

私は現在、フランスのグルノーブル・アルプ大学にて博士課程に在籍しており、研究したり講義を受けたりしています。研究では、植物の根を土(現在は砂)の中で育ててX線CTで内部を可視化し、根の成長と土の変形の相互作用を見たりしています。また、今年(2024年)10月中旬からイタリア技術研究所にて根の特性を活かしたソフトロボットの改良に取り組む予定でして、EKKYO.HUBでもバイオミミクリー(自然を模倣する技術や概念)をテーマに何度かイベントを行ってきました。⛰️

人物紹介

◎長山 智哉 (ながやま ともや)

1998年長崎県生まれ。Université Grenoble Alpes在籍(博士課程1年)。文科省トビタテ!留学JAPAN14期生としてフランス・グルノーブルにて研究留学。地盤工学(土木)を専門とする 3SR(研究所) にて研究経験を積み、同研究所にて土 × 植物根 ×X 線 CT× ソフトロボットの異分野融合型研究で博士課程進学。EKKYO.HUBには第3回越境カンファよりコアメンバーとして参画。幅広いテーマで越境カンファの運営を行いながら、バイオミミクリーや子どもに関するテーマなど自身の興味と絡めて探究している。

普段の生活は?

朝起きると天窓を開けてアルプスの山を眺めてます。笑

屋根裏部屋みたいなとこに住んでます

研究室までは自転車で15分ほど。毎朝、季節の移り変わりを感じられるのでこの時間が結構好きです。研究室では、11時30分から修士〜博士の学生らで集まり、学食(CROUS)に行きます。毎日日替わりでメニューが更新され、学生証を提示すれば3.3ユーロで昼食が食べられます。その後、テラスでコーヒーを飲み、ある程度喋ったら午後の研究活動を再開するといった感じです。

現在は街の中心部に住んでいるので、買い物もしやすいです。研究室の友達と休日はサッカーしたり卓球したりゲームしたりしています。

研究室対抗戦はなかなか勝てませんでしたが、とても楽しめました⚽️
(学生時代は野球と陸上してました)

専門分野は?

元々は土木の中でも土質力学や地盤工学が専門(土を勉強してるってことです)で、熊本大学大学院にて修士課程を修了しました。修士2年の時にフランス・グルノーブルへの留学機会をいただき、約11ヶ月の留学となりました。留学中に博士課程のお誘いをいただき、研究をもっと深掘りしてみたい思いから進学を決めました。

大学4年時にはX線CTおよび画像解析を用いながら回転杭の貫入・載荷時の土の変形を調べておりましたが、修士に入ってから植物の根っこを扱うようになりました。修士1年では根っこを引き抜いた時の変位と荷重の関係を見たり、3Dプリンタで条件を変えてモデル杭を作製し実験したりしていました。グルノーブルに来てからは、実際の根が成長する際の根と土の相互作用を見ることが中心となりました。日本とフランス、エンジニアリングとサイエンスを行ったりきたりしながら、日々勉強させていただいております。

現在は土の粒径と密度が異なる複数層の土の中で根の軌跡を調べたり、土の変形を調べたりしています。環境に適応し、曖昧さが売りとも言えるソフトロボットの開発・改良に向けて勉強し始めたところでもありますので、有識者の方とぜひお話しできる機会があれば嬉しいです。(Instagramにでもお気軽にご連絡ください)

なぜEKKYO.HUBに?

留学から帰ってきた際に「越境カンファ」に参加してみないかと誘われたことが最初のきっかけでした。モロッコ旅行も自身の都合で参加できなかったり、初回のサミットも帰国後にミュンヘン開催だったのでタイミングが合わなかったりしていましたが、同世代の方々が国を越えて分野を越えてチャレンジしている様子を見ていましたので、良い機会だと思って参加してみました。🌍

そこからHUBメンバーとしてもお誘いいただいて、自分も異分野を跨いだ研究に関わっていましたので、たくさんのことが学べると思い、参加しました。その後、越境カンファを開催しながら、慣れない運営にプレゼンターの方々にたくさんご協力いただきましたが(本当に皆さん、その節はありがとうございました!)、学びのある回を重ねてこれたと思っております。

プレゼンターの皆さま、
面白い議論を展開していただき、
ありがとうございます!

EKKYO.HUBで楽しかったことは?

東京・根津『ねづくりや』で行いました第9回越境カンファ『自然を模倣すること。自然から学ぶこと。』がやっぱり楽しかったです。バイオミミクリーを通じた同世代の繋がりや、落ち着いた空間の中で竹スイーツとともに話し合う様子が素敵な時間だったなと感じております🎋

EKKYO.HUBの夏Tシャツを着て、ちょっとした夏休み気分を味わえたような1日にもなりました。そこからバイオミミクリー関連の繋がりが各自で起こっていったところも嬉しいポイントでした🪴

HUBを通して挑戦したいことは?

半年のギャップイヤーの期間に学童保育でバイトしていたので、子どもの可能性を引き出してもっと子どもがはしゃげる場所を増やしたいのが1つと、バイオミミクリーに関する研究を行なってますのでその考え方を深めていきたいなと考えております。また、「越境と共創」の考え方自体ももっともっとアップデートしていけるのではないかと考えておりますので、対話を通じて深層まで深掘りしていけたら嬉しいです。太宰治がカルチベートという言葉を使ったように、土を耕すように思考を耕していけたらなと思います。

まだまだ未熟者ですが、
EKKYO.HUBとともに関わっていただけると
嬉しいです!読んでいただき、
ありがとうございました!

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