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人はどうやって進化したのか

進化という定義は強くなるという意味合いではない、かといってその環境に合わせたとも言い難い、その個体が集団となってただ単純に生き残ったから残っている。

更にいえば人はその進化の瞬間を目撃出来ないことから明らかにすることは難しい。


突然変異から自然淘汰される

偶然にも何度かの遺伝子の組み合わせから新しい個体が産まれる、それはエラーとも取れるし、ゲームでいうところのバグのようなもの。

そうしてその産まれた環境に耐えきれなければその個体は死滅する、これはその環境で優位に立てなければ生き残れないことからふるいにかけられる、これが進化という意味合いに位置する。


遺伝的浮動

偶然にも強い個体が産まれたことによって多数を淘汰していった、視力が良いから生き残ったり、走るのが早いから生き残ったりした。これは運というカテゴリに該当し、ゲームでいうところの本来バグである筈がそのゲームの枠を超えた状態に入ったときに、進行不可になるバグと、その中で無双してしまうバグがあるように、その発生したバグは運の要素となっている。

個体が少なくなればなるほどにその割り合いが増えるのではないかとするのが、遺伝的浮動と呼ばれている。


猿から人への淘汰の歴史

元々は様々な猿が存在した、力が強い猿、知能の高い猿、力も無く知能が劣る弱い猿、その猿のどの猿が生き残ったのかというと力も無く知能が劣る猿が生き残った。

力が強い猿は強いが故に警戒されて孤立した、そうして弱い猿は弱いが故に身を守る為に集団化し、その強い猿を数の暴力で圧倒して全て殺した。知能の高い猿は群れなかった、生きる術を知っている知能の高い猿は群れる理由がないことから少数で過ごし、結果としてその数の少なさから全て滅びてしまった。


鳥も猿も会話をしている

鳥はある一定の言葉を使って他の鳥達と連携を取っている、これを研究した日本の専門家がそれを明らかにしたようだが、解剖などを行って具体的に明確にしたというよりも、ひたすらに観察した結果その鳴き方の法則性から判明したとした。

どうやらある一定の鳴き方をすれば蛇が来たと知らせていたり、餌の在り処を伝えていたりしているようだ。

弱い猿は強い猿を数で圧倒したのはこの会話から来ている、その会話は現在にも受け継がれている要素なのだが、その要素が嘘を付くこととされている、その嘘や噂を駆使した弱い猿が集団で強い猿を淘汰した。

強い猿に対してあの猿はどうやら餌を独り占めにするらしいとか、無駄に他の猿を殺してしまうとか、そういった嘘を広めたことでその強い猿の地位を下げて孤立させた。力が強いとか知能が高ければ群れのリーダになるのだが、それを嘘という嫌がらせを集団化することで弱い個体の猿が生き残った、ちょっとした失態もその弱い猿が噂を広めるには丁度良かったのだろう、そうして私達である人へと進化したのが流れとしてある。

人というのは遺伝子レベルで強者に対して嘘を付いたり広めたりする、これは本能として備わっている、目立った人が叩かれる理由はここにあるのかもしれない。


進化の過程が途中で途絶えている

もし人が進化していったのであれば必ず過程が存在するのだが、私達の遺伝子はまだ20万年程度しか生きていないのではとされている。2018年のアメリカのロックフェラー大学のマーク・ストークル氏とスイス、バーゼル大学のデイビット・セイラー氏の研究によって指摘されたのは、遺伝が繰り返された元を辿っていくと20万年前の段階で途絶えているとしている。

これはあらゆる生物にも該当するようで、その過程はおおよそ20万年前で途絶えているようだ。

しかしながら、進化の過程が途中で途絶えているという説もまだ研究段階であり断定とまではいかないらしく、ダーウィンが進化論を広めたがそれを否定する説の段階という位置に落ち着くようだ。

つまりは現段階ではどちらともはっきりとはしない。

少なくとも我々人間は嘘つきの猿、強者に対して噂で淘汰した猿から進化したのは間違い無いように振舞っている、これはSNSにしろこの社会にしろ妙に当てはまっている。一見して弱者に見える犯罪者や精神疾患を持つ相手に対しても噂から攻撃する理由は「何をするかわからないから」という驚異からそうしている、人はとにかく何かあれば囲っては噂を広めて嘘を付いてその個人を殺す、これは本能でしょう。

この現代の人間と一致する猿の嘘つきで噂好きの歴史から、人はどうやらその本能には逆らえないようにみえるがどうだろうか。


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