欲望とエントロピーの増大の法則
お金と幸福度
金銭と幸福度の相関性はある一定のところから幸福度は上がらないとされていたが、現在それはランダムであるとされている。
ノーベル経済学賞受賞者の研究によると年収が約1000万円を超えると幸福度が頭打ちになるという説があったが、最新の研究では年収がさらに高くなると幸福度も増加することが示されている。
使用したデータは3万3391人の働く米国居住者を対象としたもので、2023年、カーネマン名誉教授はペンシルベニア大学ウォートンスクールのマシュー・キリングスワース上級研究員とペンシルベニア大学のバーバラ・メラーズ教授とともに、新たな研究を発表した。
幸福度が低いグループと幸福度が高いグループに分けて分析した結果、幸福度が低いグループの人々では年収と幸福度の関係がある一定で頭打ちになるが、幸福度が高いグループの人々では年収の増加とともに幸福度の上昇傾向がさらに強まる、という結果だった。
ものが散らかるのはランダム
これだけ世界にものが溢れるとランダム性が高くなり、あらゆる自然に発生する現象は不可逆的であり、人類も自然界の法則から外れないことから我々の中にある所謂欲望、その欲の達成もランダム性を増している。
狩猟民族だった世代はあまりに目的がはっきりしていた為に、強いリーダーが求められ、弱い者は物を作り、力がある者は狩りに出かけた。
暮らしが便利になるにつれてあらゆる欲望が細分化されてある部門で評価されたいとか、考え方を評価されたいとか、あらゆる要素にある欲望の達成があらゆる場に必要となったことによって、専門家に意味を見いだせない状況になっている。
うんこ
様々な分野が生まれたことによって例えばうんこの専門家がうんこ以外のことを知らな過ぎてそのうんこの専門知識さえもランダム性を増している、うんこといってもここまで様々な分野が増えるとうんこというもの自体の捉え方が増えてしまい、単純なうんこの知識だとうんこ味のカレーとカレー味のうんこの話が出来ない。
そのうんこをあらゆる場面で例え話のようにあらゆる分野に散りばめられることで専門性が増していくので、うんこは臭いぐらいの専門性だと浅い話になってしまう。
好きなうんこを食べるだけだとただのスカトロになってしまうように、その専門性はあらゆる要素を持っていなければならない。
欲望がカテゴリ化
一概に欲望は決めれず、性もあれば生もあり、その中に食があったりその性の中にも食があったりしている。
理解が出来ない性もあれば理解しやすい性もあってその範疇でそのどれかの専門性が高くてもあまり意味が無いものになっている。
これと同じように職業も増えいったし、その趣味も多様性を見せながらどんどん増していき、格闘ゲームのプロという専門的過ぎる職業まで存在する、あらゆる遊びが何かを生む要素に入った事によってあらゆる要素がランダム性を増している。
部屋が散らかるのはランダム
物が多ければ多い程にその物が取り出されたり使用されれば散らかるし、物が少なければ部屋は散らかってみえない。
物が陳腐化していくのはその価値や命が消耗されているから腐る訳で、そこには流行やそれが楽しい時期を過ぎたとか、その要素によって陳腐化する。
しかし、その価値はもはやランダムで、散らかっているその部屋の何処かに何かしらの欲望が達成される要素があったり、その陳腐化されたものの何かにその欲望が達成される要素があったりする、腐った豆は健康に良いとされたり、頭が悪くなるとされた遊びもプロ化されたりと、もはや専門的な知識よりもその乱雑された要素から発生するあらゆる分野の理解を利用したいということから、理解しがたい研究すらされてしまう。
かといってスカトロの研究が世界に役立つ筈もなく、しかしそれが役に立たないと言い切れない程に多様なカテゴリが生まれたことでそのランダム性が高くなっている、その専門的な分野が他の分野が多量に発生したことでその関わりすら考慮せざるを得なくなっていて、その利用価値を専門外からも求められるようになった。
得てしてそうなれば専門家の話はつまらなく感じるし、専門家は専門外の分野を網羅しなければ面白くならない。
あらゆる部門にあらゆる称賛がよせられ、どの分野にも価値があるように振る舞い、そこにあらゆる欲望が入り混じることによって嗜好という分野に金銭が絡んだり、受賞されたり表彰されたりする。
あらゆる無駄だとされていたものの価値が上がったことでランダム性が増してしまった。
新しいものづくりはそのランダム性が増したことによって物が溢れた散らかった部屋から探し出すことすらもはや容易じゃない。
その欲望の達成はランダム。
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