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今週の新聞[2022.7.23-7.29]

結審。

恥ずかしながら、私はこの言葉を朝日新聞記事「真実を知りたい 赤木さん妻、尋問で訴え」(2022.7.28, p30)で学んだ。「結審」とは「裁判で、すべての審理が終わること。」(『明鏡国語辞典』)

森友学園問題で自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻雅子さんが、財務省元理財局長の佐川宣寿氏に損害賠償を求めた訴訟が27日、大阪地裁で結審した、という記事だ。「佐川さんに一度くらい法廷に来て、話してほしかった」と雅子さんは述べた、と記事は結ぶ。

私は、ふと、その前日の朝日新聞記事「論座の一推し 安倍元首相の国葬」(2022.7.27, p13)の、こんな一節を思い出した。

「国葬は安倍氏がおこなってきたことへの批判を封じ、自由な言論を基礎とする民主主義を損なうおそれがある。」

国葬に関して様々な意見がある中で、森友問題の訴訟も国葬のあおりを受けての「結審」に思えたのです。


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