見出し画像

今日の新聞[2021.7.11]

「その靴は足に合っていますか」は、タイトルからしてよませるコラムだった(朝日新聞「日曜に想う」2021.7.11. p.3)。

ローマ・カトリック教会トップのフランシスコ教皇は印象的な靴を履いているという。それはある靴職人に頼んで作り続けてもらっている靴だそうだ。その靴職人がなくなった時にフランシスコ教皇が直筆の手紙を遺族へ送った。それは「彼の公正さが私の人生に大きな足跡を残したのは間違いない。感謝する。」という手紙だった。

そのフランシス教皇は、今春大きな決断をされたという。長く不在だったカトリック香港教区の新司教に、中国政府に近い聖職者ではない、イエズス会の周守仁神父を選ぶ、というものだった。その周神父は会見で「どうすればまた、若者たちと一緒に歩けるかが問題だ」と述べたというコラムだ。

私は宗教に全く関心がないけれど、フランシスコ教皇の人柄が、香港の若者がリードする民主化運動の歩みを支える決断をさせたということがわかる、とても印象的なコラムだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?